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(短編集)

ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち



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ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たちの評価: 3.85/5点 レビュー 321件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全321件 241~260 13/17ページ
No.81:
(5pt)

心優しき朗読者ミステリー

余りミステリーを読みませんが、古書堂の美しきオーナーとマッスル系店員の4冊の本に関わる小品です。 舞台は北鎌倉、本当にあるのではないかと思わせる設置で、本好き、癒やし系を求める読者にも広く受け入れられる内容で、評者は心から堪能しました。 シリーズとして成長して貰いたいと希望します。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)より
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No.80:
(5pt)

京極堂の倒立像。

古書店の主人と言えば京極夏彦『京極堂』シリーズのあの仏頂面の男を思い浮かべるが、京極堂を倒立させれば栞になる。京極堂は中年の男であるが、栞は若い女性である。どちらもいわゆる「安楽椅子の探偵」であり、京極堂は座敷から滅多に動こうとはしないし、栞は病室から出ないのだが、前者は自らの信念において出ないのであり、後者は身体的な理由において出られないのである。京極堂はよく喋るのだが、栞は本以外のことについてはうまく喋ることができない。それゆえ栞は「反-京極堂」である。
 また、書店が舞台となる「日常の物語」としてはたとえば宮部みゆき『寂しい狩人』、大崎梢『成風堂書店』シリーズが挙げられよう。そして「日常の物語」の先鞭をつけた若竹七海『ぼくのミステリな日常』同様、一話ごとに明らかにされる「短周期の伏線」と、全編を通じて最後に明らかになる「長周期の伏線」という二種類の伏線も張り巡らされていて、構成においてもしっかりと構築されていて隙がない。しかも第二話のラストに典型的なように、「書かずに済ませる」手法も見事という他はない。
 さらに、これは蛇足であるが、主人公の名が「栞子」というところからはやはり諸星大二郎の「栞と紙魚子」シリーズへの連想も生じる。
 ともかくこれは徹夜本であると認定する。
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No.79:
(1pt)

作家とは思えない描写の薄さ

まず登場人物の設定や言動が極端で、はっきり言って稚拙です。
あまり本を読まず、ライトノベルが好きなような層には読みやすいでしょうが、
普段から読書をするような人間にはどうしても表現の雑さが鼻についてしまいます。
ヒロインが「あの、私は、その…」と言ったような非常に読み辛い話し方をするのも、
独特な話し言葉でキャラクターを区別するという安易な手法に頼りすぎているようで、
もう少し、文章表現なりでキャラクターづけをできなかったのかと残念に思います。

また、主人公の「本が好きだけど本が読めない」という設定が全く生かされておらず、
なんでこんな設定にしたのだろうと、最後まで首を傾げっぱなしでした。

謎自体の大きさも簡単さも、ミステリ好きには物足りなすぎるでしょう。
表紙だけは可愛いので、萌えやライトノベルが好きな人のための本です。
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No.78:
(3pt)

本にまつわるお話

ライトノベル小説を敬遠していた私でしたが、本屋大賞に文庫本で初めてノミネートされているという事で興味を持ち読ませて頂きました。内容は実際に存在する古書を題材にして、その古書を中心にしてストーリーが展開されるといったと感じです。話は繋がっていますが、各章ごとに話が分かれていているので、読書初心者でも読みやすいです。しかし、本好きの私(自称ですが…)にしては、古書自身の内容の話あまり出てこなくて物足りない感は否めなせんでした。少しだけSFチックにしたら面白かったかも…
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No.77:
(3pt)

面白い

確かに面白いけど、それだけの話。
評価などで期待をしていたぶん、肩透かしをくらいました。
同じ本にまつわる話なら他にも面白い話はあるので、目新しさはない。
ライトノベルという感じではないし、さくっと読めるので読みやすいものを探しているひとにはおすすめしようと思います。
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No.76:
(3pt)

死体のないミステリー

帯に惹かれての購入。帯が動機になって購入というのは、10代の頃から変わってないのだが如何なものか……。

閑話休題。

舞台は、鎌倉。
私は茅ヶ崎。
妙に近い地域が舞台となっていたので、親近感が沸いた(これも、実は購入動機のひとつだったりする)。

ジャンルは『ミステリー』。
といっても、死体は転がってない。
そういう意味で、重くなく比較的軽いノリで読める。文体もオノマトペが苦手な私としては読みやすい部類だった。
NHKでドラマ化されても内容的に違和感はない。

題材は実際に刊行されている書籍。それらが、サブタイトルになっている。
ちなみに、第一話は『漱石全集・新書版(岩波書店)』

この作品は、上記のような実際に存在する書籍を題材とし、それにまつわる人間関係を題材となる作品の内容とさりげなく交差させながら進んでいく。
なので、題材となる作品をご存じの方は、ストーリーの流れがなんとなく先読みできるかもしれない。

構成は、プロローグ/第一話/第二話/第三話/第四話/エピローグの構成。
起承転結はしっかりしているので、安心して読める内容になっている。

また、死体が転がっていないからといって侮ることなかれ。
なにを扱っていようがこの作品は『ミステリー』である。

以上

まとめ
可もなく不可もなく……ということで3点。
厳し目だろうか。

ただ、この劇中に出てきた、『論理学入門』はぜひ読んでみたい。
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No.75:
(5pt)

読みやすくて 楽しい

とても読みやすくて、面白い本でした。
人に薦めたくなる本です。
テレビかされることを想像しながら読んでしまいました。
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No.74:
(2pt)

総じて中途半端

まず最初に、この本に登場する本を恥ずかしながら私は一冊も読んでいません。
その上でのレビューですので、ご容赦頂きますようお願いします。

ざっと読んだ後の感想ですが、「ふーん」という一言に尽きる本でした・・・。

内容は「古本をきっかけとして、その持ち主たちと展開される物語」とでも言えばいいでしょうか。
安楽椅子探偵とか事件手帖とか書かれてますが、読む限りそこまでの謎も推理もありませんでした。

この作品、正直読んでいて、極めて起伏に乏しい本でした。
さしたるハラハラもドキドキもワクワクも山場も気になる伏線も唸るようなオチもなく、ひたすら粛々と、淡々と、作者の定めた筋道通りに物語が進行していきます。
そう、それはまるで、小説というよりプロットを読まされるがごとく・・・!(苦笑)

登場人物の描き方も淡々としすぎていて喜怒哀楽が感じられませんし、そのため感情移入もキャラの見分けも困難です。
(ホームレスのおっさんも、若いあんちゃんも、女子高生も同じような口調で話しますし)

それぞれの事件(というほど大層なものではないのですが・・・)に登場する人物の過去や背景も、
(その回のテーマとなる古本の内容と、もしかしたら関連があるのかもしれませんが)あまりぱっとしない感じ。

なにより古本をテーマにするのなら、読んだことがない人がその本を読みたくなるようなお話にしてほしいところです。個人的にはこの本を読んでも、各回の中心となった古本の全容・あらすじもよく分からずじまいでしたし、それを読んでみたいとも思えませんでした。

まとめると、この作品は古本物としては古本への愛や薀蓄が足りず、推理物としてはお話にならず(そもそも事件か?というレベル)、キャラクター物としては登場人物の書き込みがまるで足りず、という意味で、非常に中途半端な出来になっているように感じます。
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No.73:
(3pt)

コミックスに落とし込んだらまた楽しいかな

古書にまつわるお話で、いろいろ知識が増えました。
サンリオSF文庫が希少価値というのはべつの小説で覚えたてでした(古書店を舞台にしたBLですが)。
初版本に対する価値の高さや、アンカットなどなど。
マニアックな部分が多い、けれど楽しめる。
キャラクタは、ヒロインが少しもったいないかなと思ったくらいです。
1を聞いて10まで分かるという設定には、いき過ぎかなと。
これがコミックスだったら、読み手を置いてけぼりにせず、またぐいっとストーリーに引き込ませられたのではと思います。
ラストあたりのどんでん返し、走り過ぎたような印象も否めなかったです。
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No.72:
(5pt)

いい本に出会えました♪

本当にいい本に久しぶりに出会えた気がします。古本屋と本、
本好きなヒロインと本を読めない主人公。北鎌倉を舞台にした
新しい形のミステリーと言えるかもしれません。
古本として登場する作品も絡み、この作品に深みを出してます。
まだ読まれていない方ぜひ一読を。超お薦め!!
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No.71:
(3pt)

本好きでない人にもオススメ

この本を読んでみようと思ったきっかけは、巷で話題になっていたので、
面白いこと間違えがないと思ったので、購入してみた。

私としては、今までに読んだことのない書店を題材としたミステリーだったので、
新しいと感じた小説だった。
また、短編ものかと思ったら最後には話が繋がっているところも、面白かった。

題材になっている本を読んだことがないと面白さが半減ということもないので、
手軽に読めるので、本好きでない人にもオススメです。
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No.70:
(4pt)

1が読み終わらない内に、2を買ってしまった

アームチェア・ディテクティブだが肩の凝らないライトミステリーなので、何日か間を置いて読んでもおおよその話の流れは判る。

本書には、1「夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)」 2「小山清『落葉拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)」 3「ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)」 4「太宰治『晩年』(砂子屋書房)」の4篇が収録されており、一応一話完結であるが、二話、三話に登場した人物が四話に再び登場するあたりが面白く、また新潮文庫の紐の栞が小道具に使われている辺りの芸の細かさが嬉しい。

何れも本にまつわる話が挿入されているが、「そうなのか!」と納得させられる箇所もある。但しミステリーそのものに意外性はない。

それでも読ませるのは本好きの心理をくすぐっているのと、美人店主・栞子さんと、臨時店員・大輔との微妙な感情の流れが興味津々なのだ。特に栞子さんが魅力的に描かれているのが堪らない。

シリーズものの困った処は、面白ければ続けて読んでしまい、特に本書は廉価なので、1が読み終わらない内に、2を買ってしまった。いやはや、これからいつまで買うのか心配だ。
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No.69:
(4pt)

万能鑑定士シリーズが好きな方ははまるのでは?

本をあまり読まない人でも楽しめる作品だと思います。
私もこの中で取り上げられた本は、ほとんど読んでいませんが
本の内容を知らなくても、大丈夫です。
もっとマニア向けのうんちくが出てくるのかと構えていましたが、
どちらかというと「お宝鑑定団」のようでとっつきやすかったです。

中でも、前科もちの夫とかわいい妻の話は泣きそうだった。

多少、ヒロインの人格が破たんしていてアニメっぽいのと
主人公の出生の秘密がそうそうにあかされてしまうのが星マイナス1つにした理由です。
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No.68:
(4pt)

主人公が

主人公は読者の為の解説役みたいな扱いなんですが、普通に誰でも想定できる事などに気付かず
大袈裟に感心するのは馬鹿っぽすぎると思いました。
他に気になった事はありません
伏線が解りやすいので後から読み返す必要がないのでスラスラ読めます迷っているなら買ってしまう事をオススメします。
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No.67:
(3pt)

普通に面白かったです

面白かったです

僕は年齢が10代後半なのですが、きっとこの本を読まなかったら
こんな古書のことはおそらく向こう10年は絶対に知らなかったと思います。

小説内の古書に関する説明もくどく感じないし、本当に楽しかったです。

ただ、2巻より1巻の方が字量的には少なく、2巻を読んだあとでは少し1巻が物足りなく感じました。
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No.66:
(5pt)

とても大好きな作品です。

普段、自分ではなかなか選ばない色々な名作の勉強にもなるし、栞子さんとその周りの人々とのやりとりが丁寧に描かれていて、自分もこの世界に身を置きたい気持ちになります。時間をおいて何度も読み返したい、大事な一冊になりました。今後もこのシリーズがずっと続いてほしいです。
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No.65:
(5pt)

久々のヒット

本を読むのは好きだけど若いときより理解力がなくなり((笑))最近読んだ本と言えばはん急電車くらいでした
ビブリアはとても読みやすくてそんな私にはピッタリな本でした
4つの話に分かれてるのですが、少しずつ話が絡み合っていて、なるほどなと思ってる自分がいました
続きが気になり一気に読めてしまいます
3巻ももうそろそろ出るようなのでそれまでに2巻を読破しようと思います
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No.64:
(5pt)

謎解きをしているようなおもしろさ

古書にまつわる短編が収録されています。古書を通して人間関係を読み解く栞子さんの観察眼の鋭さが面白いです。謎解きをしているような感じで読み進められます。そして、俺(大輔)と栞子さんの関係の行方も気になります。1巻と2巻一度に買ってしまいました。2012年春に3巻目が出るというので、楽しみにしています。
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No.63:
(5pt)

モチーフと表紙デザインのギャップがGood

本作はライトノベル作家・三上延氏による短編連作ミステリー。
鎌倉の古書店を主な舞台に、古書にまつわる物語を描く。

私は普段はライトノベルは読まないのだが、同じくライトノベルを読まないはずの知人から強く推奨されたので読むことにした。
そもそも私の中でライトノベルの定義があやふやなのだが、本作はそれほど軽い印象は受けなかった。
本を読めない大柄な青年・五浦大輔、本のことしか考えていない内気な美女・篠川栞子と、キャラクターも個性があってよかった。
本格ミステリーとまではいかないものの、よく練られ張られた伏線の回収も手際よい。
読後はスッキリできる。
また、本作のモチーフと表紙のギャップが面白い。
良い意味で騙された。

どうやら第二作も発行されているようなので、是非読んでみたい。
シリーズものとして愛読し続けられれば、とても楽しい読書生活になると思う。
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No.62:
(4pt)

アニメ的

表紙に引っ張られた感じはありますが、
アニメ的なイメージで頭の中が構成されていきました。

主人公とヒロインがいて、
主人公は情報収集担当、
ヒロインが安楽椅子探偵と言う感じでかかれていますが、
主人公のキャラ立てがいまいちでした。
主人公は情報収集担当で、
ヒロインの推理を「へー」と聞くだけなのですが、
ある意味で読者は感情移入しやすいかもしれません。
「本は読んでみたいけど、体質的に読めない」
と言う主人公のキャラ設定は、
漫画ばかり読んで小説を読まない人は共感できると思います。

主人公のキャラの反面、ヒロインの栞のキャラは見事だと感じました。
ヒロインは人見知りの美人古書店店主。
この、
「人見知り」+「本好き」
と言う設定がこの作品の本質であり、
ミステリ部分はおまけだとさえ感じました。

とはいえ、ミステリ部分も「論理パズル系」のなぞで、
謎解きのヒントもわかりやすく書いてありますし、
登場人物の行動をヒントと合わせて論理的に考えれば答えがわかるようになっているので、
ライトなミステリファンにはとっつきやすいと思います。

今後の栞子さんに期待!
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