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(短編集)
ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち
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ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全321件 201~220 11/17ページ
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鎌倉にある古書店を舞台にした連作短編集。 それぞれの短篇も面白いですし、 最後の仕掛けもよく工夫されています。 飛び抜けたものはないけれど、安定して読める楽しいミステリ。 作中に登場する古書も読みたくなりました。 (実際、手が届かないものがほとんどですが) | ||||
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レビューを見ると、これはライトノベルじゃないかと言って、評価の低い方が多いですが、この作品はメディアワークス文庫から出ている、ガチのライトノベルですw まあ、3巻で300万部なんてビビる様な売り上げみたいですが、古書の世界に触れるきっかけになったりするのには良いと思います。 非常に読み易く、栞子さんにはキュンキュンしますが、何故300万部も出てるかは不思議です…最終話で矛盾もある気がしますし(^_^;) 絶版本が何で高いのと安いのがあるか不思議な方には、良い勉強になるし、古書の魅力に触れられる作品かと思います♪ | ||||
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主人公の一人は、訳あって入院している古書店の店長である栞子。 本のことであれば、すごい推理力を発揮する。 もう一人は、大学卒業後も就職が決まらない就職浪人である大輔。 二人の関係は、シャーロックホームズとワトソンに似ている。 栞子が推理して、大輔が奔走する。 栞子は、いわゆる「安楽椅子探偵」。 4話共に、ハートウォーミングな物語である。 サクサク読めるし、難しいところはない。 ただし、展開が主人公に都合の良いように感じた。 (申し訳ない気持ちがあるとはいえ、女子高生がホームレスにプレゼントをするかな?) また、20代後半である栞子に、とんでもない推理力があるのは違和感がある。 | ||||
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「人の手を渡った古い本には、中身だけではなく本そのものにも物語がある」 鎌倉の とある古書店へ巡ってきた数多くの古書たち。 そんな古書の内に秘められた物語を、店主 篠川栞子は深い洞察力でひもといていきます。 ただ彼女の弱点は、極度の人見知り。 本の話以外はてんで言葉がつながりません… それを補うのが、本は好きだが活字の読めない 五浦大輔。 幼少の頃のトラウマにより読書ができない体質に… もし本が読めたならば、人生変わったかも知れないという就職浪人。 接客のできない美人店主と、本の読めない体育会系店員。 二人は補完しながら、古書にまつわる所有者の謎を解明していきます。 しかし、それは決して美しい物語であるとは限りませんが… 数編の物語が丁寧に紡がれて、次第に大きなストーリーへと導かれていきます。 「ビブリア古書堂」と奇妙な面々で構成される、新刊本にはない古書自体の裏ストーリー。 本書を読み進めると、古書店の仕事、古書店の中身、古書に関する雑多な知識を知ることもできる特典付きです。 せどり、蔵書印、署名、アンカット、復刻版… ここの美人店主は、息をするように本を読む「本の虫」。 そんな気持ちに共感できる人には、お薦めの一冊です。 | ||||
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いくつかのメディアで取り上げられていたので、試しに購入してみました。 気になったのは、「論理学入門」の内容が「三段論法」だけだったということ。もう少し濃い内容を期待してしまいました。漱石や小山清が本の内容にリンクしたストーリーになっていたことからの落差を感じました。 少しネタバレになりますが、もう一つ気になったのは、最後に〇〇が放火してやると釘を刺したのと、××が放火したのは偶然の一致ですか?突飛な気がしました。 しかし、短時間でスラスラ読めて面白いのは変わりません。オススメです。 | ||||
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最初に申し上げておきますと、本書「1」より先に「2」を読んでしまいました。 そんな邪道な読み方ですが個人的にはそれほど問題ありませんでした。 物語は、北鎌倉の古書店に主人公がある日訪れ、美しい女性店主に出会う。 縁あって主人公はその古書店で働くことになり、謎が舞い込むというストーリー。 このミステリアスな女性店主は本のこととなると名探偵さながらの閃きを見せる。そこがミソです。 多くのレビュアーの方が指摘しているように、とにかく読みやすいです。 本にまつわる蘊蓄もしばしば出てきますが、能書きっぽくなく素直に楽しめます。 キャラクターもそれぞれ際立っていて、今すぐにでもドラマ化できそうです(笑)。 一点、展開がちょっとドラマチックすぎるというか出来過ぎな感がしました。 第一話の肝である主人公の話が第四話であのように発展するとは。ちょっとお腹いっぱい。 この点では、「2」のほうが無理なく自然で謎解きもスムースに楽しめた気がします。 さて、ドラマ化するとしたら栞子さんは誰でしょうね。意見割れそうだなあ。 | ||||
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本屋で平積みになっていて、表紙のイラストに興味をそそられました。 その時は、買わなかったんですが、やはり気になる存在でぺらぺらめくってみると、 軽く読めそうだったので、ライトノベルなど読まない私ですが、とうとうレジへ・・・。 古書店の店長、栞子さんが怪我をして安楽椅子探偵になるのは、ミステリ好きには、 少々いい意味でも、悪い意味でも「やりすぎだろ」な感もあります。 第一話の、鴨居のエピソードなどは、向田邦子の「思い出トランプ」を思わせます。 また、各所に常になにかしらの小説のオマージュといったものを思わせます。 古書についての、解説は説明的になり過ぎず、抑制も効いていて心地いいです。 「謎解きはなんとか〜」と言う本が売れましたが、あっちよりは良心的な小説だと思いますよ。 エンターテイメント作品ですから、他の難解な本の合間に、息抜きとして読む程度の小説(いい意味で!)かな? 新しさはあまり無いですけど、でも、「いい2時間ドラマを観た」というぐらいの読後感でした。 もうすぐ3冊目が出ますし、2巻からも面白そうですね。 | ||||
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いい設定だと思います。 他人の読書感想文なんかを読んで次読む本を探すような私には好きな作品で、内容をより理解しようと登場作品は全て読んだりなんかもしました。 ただミステリー的には二流三流かも知れないです。伏線の張り方が微妙です。 その筋を期待して買った方には不満があるかも知れないです。 | ||||
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本好きの琴線に触れるタイトルと若者受けするカバーイラスト、本屋大賞ノミネートという話題性も相まって売れに売れた本。 古都鎌倉の片隅にひっそりと佇む古本屋を舞台にした四話の古本連作集。非常に読み易いが、それが全ての様な気もして少し物足りない。 最終話で可憐な文学少女の仮面の奥に揺らめく書鬼の炎を垣間見せることにより単なるライトノベルに終わるのを救っている。 但、書痴度では本作でも紹介されている『せどり男爵数奇譚』に到底及ばない。 | ||||
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古本屋の美人店長と店員の男が主人公。 いろいろと事件が生じる。 その内容は古書の内容に類似したものであり、古書に詳しい美人店長がズバズバ解決する。 僕が期待していた内容とは違った。 もう少しがっつりと古書について触れてほしかった。。 | ||||
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古本好きの方にとっては、にんまりする本ですが、いかんせん読んで見ると中身がピーマンで大人の読み物にはなっていません。マンガです。 | ||||
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車内吊りの広告を見て以来、気になっていまして つい先日購入に踏み切りました。 いわゆるライトノベルを読むような年頃でもないのですが 「売れているらしい」と聞けばどんなものか試してみたくなるのが人情です。 実際読み始めてみると、昨今のライトノベルと 比較すると非常に静かな、動きの少ない地味な内容でした。 中盤までは短編の古書にまつわる人情劇が展開され、 ヒロインや主人公、周囲の環境、設定を読者に刷り込むようなお話が続きます。 半分くらいまで読んで、はて、この小説のジャンルは何だっけ?と 訝しんでおりますと、突然とある章に入って「事件手帖」らしいサスペンスフルな出来事が起こり、 それまでの短編が、実はこの事件(お話全体のキモ)を盛り上げるための布石であったことに気づかされます。 このあたりで「おお、これは…」と期待させられたのですが クライマックス→オチでちょっとトーンダウンしてしまいました。 トーンダウンした理由は細かく書きませんが、個人的に物足りなさを感じてしまったのは事実です。 この作品に限らないんですが、読み手側がそれまで読んできた本の性質や量が、 感想に大きく影響を与えるのかなと。 自分は物心ついたときからSF、推理、ホラー、サスペンス、ジュブナイルなどなど 浴びるほど読んできた経緯があり、無論年寄りでもあるので 単なる場違いだったかもしれません。 自分がもし、中学生のころにこの作品に出会っていたら ヒロインのような女性に憧れただろうなぁ、とは思います。 | ||||
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本と本の実際の関係について、初めて知ったことばかりであったので、 驚きました! 事実のみならず、ストーリーそのものも面白かったです。 表紙から、軽い読み物だと思い、手を出しづらかったのですが、 内容は深くて面白かったです。 クラシックな本にも興味を持ちました。 | ||||
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ミステリー部分が弱いのはこの手の作品では仕方がないとしても、古書のうんちくに関しても「そうなんだ」と関心というか、興味を引かれるほどでもなかったのが残念。ライトノベル作品なので、いわゆる読書初心者でも読みやすいようにと配慮の結果なのかもしれないけれど、この手の作品は読者がついて行けないぐらい作者の趣味丸出しな部分がはじめて本当に面白い作品にしあがると思うんだけどな。 知識はあるんだろうけど、いわゆる「本好き」「古書好き」ではないのかなと感じてしまうほど、本への愛情も感じることができなかったのはつくづく残念。 | ||||
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本屋でやたらプッシュしてた作品でしたので買ってみました。初めて続きが待ち遠しくなる小説でしたね。オススメです。 | ||||
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書店でも平積みされている本書、かなり売れ行き好調のようですが、自分としては、満足度は平均点といったところでしょうか。 「古書」を題材としながら、あまり「文章」を読んだという充足感がないのは、何とも皮肉な感じです。 読みやすい文章であることは確かで、気楽に読める小説も好きではありますが、「古書」をテーマにするには、重厚さがないです。 −−と言っても、本文庫の他の作品のラインナップからすると、発刊意図が「気楽に読める小説」を目指しているようなので、そのようなことを求めることが間違っているのでしょうけれど。 【ミステリとして残念な点】 題名が「事件手帖」なので、ミステリ作品と言えるのでしょうが、その点ではもう少し工夫がほしいところ。 4編の短編が載っていますが、いずれも「伏線の巧妙さ」がありません。 ミステリで高評価されている作品への書評などを見ていただくと分かると思いますが、質の高いミステリは、「伏線」が思わぬところに仕掛けられているものなのです。 【テーマの「古書」も浅すぎ】 作品のテーマとなっている「古書」についての知識は、「なるほど」と感心させられるものはあまりありませんでした。 「よくここまで調べているな」「綿密に取材している」と感じさせる作品がベストなのですが、そこからは程遠いレベルに思えます。 以上から、本書は、「古書をテーマとしたミステリ」としてオススメすることはできないと感じています。 そうではなく、これから、古今の名作小説を読もうという方への橋渡し的な役割を持った書物と言えるのではないでしょうか。 ストーリー的にもミステリの体裁を取ることで、起承転結がはっきりし、誰にでも分かり易いという効果が現れている−−ということは言えると思います。 | ||||
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愛らしい作品です。 いろんな悩みや過去がある主人公たち。 お互いに対して大胆になれなくても、 真摯に一生懸命接するところに好感が持てます。 鎌倉の古書店が舞台になっているあたりがさわやかで 雰囲気があります。 知らなかった本の世界にも触れることができ、 大輔と栞子さんの今後の関係や、 各話に出てきた人たちとの絡みも含め、 今後が楽しみです。 すでに「2」も読了しましたが、 主人公二人の過去にも触れ、 より深い話になっており、今後が楽しみです。 | ||||
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いいね〜これ。 まさに私のためにある本みたいだ。 けっして「コレクター」ではなく、「愛書家」という言葉がぴったりの栞子。 そのロジックは明快だし、その他の登場人物たちも、それぞれのスタイルで古書に愛情を持っている。 実によくわかる、私も同類だ。 さんざん評判になっていた本書だが、ようやく読んだ。 いや、読んでしまったという感じだ。 続編があるし、第三弾も6月くらいに刊行されるらしい。 いや、久しぶりに読了が惜しいと思える作品だった。 まさに愛書家のために書かれた作品といえる。 梶山「せどり男爵〜」がフューチャーされていることもまた、なんともいえないところだ。 | ||||
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つまらなくて読めないというわけではないのですが・・・過大評価ではないでしょうか。 本をテーマにしてる割には内容に少し触れる程度で面白みに欠けます。 本当に普通の話で、これほど読後に何も残らない話も珍しいです。(良い意味でも悪い意味でも) 途中で投げ出したというわけではないのですが、宣伝に騙された感が強いので☆1つ評価とさせていただきます(笑) | ||||
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私は、本屋大賞発表前に本書を買い求め、読み進めている最中に発表日を迎えたのだが、本書が大賞を逃し第8位に終わった結果は、妥当なところだろうと思った。 本書は、古書にまつわる謎と秘密を解き明かしていく「古書ミステリ」なのだが、率直にいって、全四話のうち第三話までは、ミステリとして、格別、本屋大賞候補と騒ぎ立てるようなレベルにはない。第三話には、心温まる物語として見るべきものはあるものの、ここまでは、基本的に、主人公、篠川栞子のキャラの魅力で読ませている物語だと思う。 本書の主人公、篠川栞子は、美人でありながら、極端に内気で人見知りが激しく、常におどおどとしている弱々しい女性であり、少なくとも男性読者なら、否応なしにその保護本能をくすぐられてしまうような可愛らしい女性として描かれている。そんな彼女が、こと本の話になると突如スイッチが切り替わって能弁になり、古書にまつわる謎と秘密を鮮やかに解き明かしてしまうという設定が、非常にユニークで面白いのだ。 それでも最終第四話は、それまでの三話とは比較にならないくらいミステリとしての完成度が高くなっていると思うし、それまでの三話が、全てこの第四話のための伏線ないしは前振りの役割を果たしていたことにも気付かされ、全体を一つの連作短編集としてみれば、なかなか上手い作りの作品集に仕上がっていると思う。 ただ、本書が、ぜひ続編の第2巻も読んでみたいと思うような作品だったかと問われれば、それほどの作品ではなかったといわざるを得ない。第2巻は、もっと一つ一つの作品の完成度が上がったものであってほしいし、そうでなければ、少なくとも、篠川栞子と五浦大輔の淡いロマンスに決着を付けるものであってほしいと思う。 | ||||
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