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(短編集)
ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち
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ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全321件 41~60 3/17ページ
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伝聞で真相を暴くというのは、伝聞が間違いなく真実にそったものであるという前提が必要なのです。 現実にはあり得ませんから、 推理小説としては、ファンタジーということになります。 事件帳とは物語を楽しむためのガジェットであって、この作品は楽しむべきところを存分に楽しませてくれます。 これは素晴らしい仕事だと思いました。 一巻を読んでみて、次にどうするかを個人的には考えるのですが、 こちらの作品は一気に最終刊まで購入してしまいました。というわけで、まだ四巻までしか読んでいないのですが、感想を書いておきます。 | ||||
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最近ちょっと手を出してみたライトミステリの他シリーズの読者レビューでこのシリーズをほめてる(逆に言えばそのシリーズはけなしてる)のが多かったので、ライトミステリとしては傑作なのかと思って読んでみた。そして実際面白くてかなり短時間で読了したのだが、よく考えるとこの設定はズルイ。私も含めた本好きの人間にはウケるに決まってるではないか。骨董品やらコーヒーについてのうんちくを傾けられても困るけど、古書についてのうんちくなら本好きは当然興味を持ってくれる。だからレビューまで書こうと言う本好きには評価が高いに決まっているのだ。 そこで18禁の当ブログとしては、少し違う観点から本作の魅力を考えてみたい。個人的にはキャラクターの魅力が大きいと見た。特に冒頭の表紙イラストの女古書店主栞子さん。語り手の男が高校時代に見掛けて胸をときめかせた年上美人だが、就職活動がうまくいかずこの店に拾われる形で働き始めた時も、年若い女店主。すぐに赤面してまともにしゃべれなくなる程内気だが、本の話だけは饒舌になる。足の負傷で入院しており、もしかすると一生車椅子生活? と懸念される重傷らしいが、持ち込まれる厄介ごとに関して話を聞いただけで見事な推理をして解決してしまう、いわゆる安楽椅子型の名探偵。この辺りは本格ミステリ好きをくすぐる設定なのだが、私としてはこんな内気美人がイラストでわかるような「巨乳」であると言う設定にぶっ飛んだ。美人で頭が良くて清楚でと来たら「貧乳」なのが18禁業界の常識で、「巨乳」はブスでバカでビッチ、と言うのが業界相場の筈じゃないか。語り手の男が、意外な乳の大きさに動揺してしまうのも道理である。何でこんな聡明な美女がデカパイなんや! と驚いたことだろう。 もっとも美少女=貧乳の法則が通用するのはJKまで。栞子さんは若いと言っても20歳代だから、乳が成長してもおかしくはないのであった。他の登場人物も魅力的な人が多く、優れた「キャラミス」と言っても良いのではなかろうか。 | ||||
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古書が高値で売れるかもしれないっていう不純な動機から、メガネ女子と出会い、図らずも、ニートを卒業して古書店に勤めることに。 古書に思いを馳せ、大事にする気持ちには欠けていても、女店主との絆を感じ始めていたのに、そこはやはり、簡単ではないようで。 本については熱く語れるけど、日常会話は苦手な店主と、過去のトラウマで本を読めない店員が、謎解きに挑む。 本は人から人の手に渡るたびに、秘密、そして思いが積み重なっていく。 | ||||
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ビブリア古書堂シリーズの本のひとつとして購入しました。楽しくよんでおります。 | ||||
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何度読み直したのだろう。其度に新しい面白さに気づく。 ストーリーを中心に読んでみたり、出てくる書籍や作家を中心に読んでみたり、淡い恋愛小説として読んでみたり。 でも改めて読んでみるとふと思う。登場人物が全員物語を通じて成長していく様が一番の醍醐味なんだと。 主人公はもちろんのこと、本の事しか頭にないヒロインの視野も拡がり、脇を固める周辺人物達も新しい自分を手に入れていく。 読み手は其の様子を見守りつつも彼らの今後から目がはなせなくなってしまうのだ。 | ||||
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読み始めて三ページ目に単語の誤用がありました。評価が高かったので買ってみましたが、期待し過ぎたみたいです。これで300万部売上なんて、わからないものですね。 | ||||
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栞子は、古本をとおして ニンゲンに対する洞察をすることで、 よくわからないことに スポットライトを浴びせる。 五浦大輔は、栞子のもつ能力にひかれる。 おばあちゃんが 本好きで 本を大切にしていたが、 それを見てはならないというおばあちゃんで。 普通は 本好きならば 読むように進めるはずなのだが。 そのことで、本を読みたいけど読めないというトラウマになった。 それも、有りなのか? という ダブル設定によって 物語を成り立たせる。 夏目漱石全集 贈呈の書き方。 小山清 落ち葉拾い 小菅奈緒 爪切りと耳かき。 論理学入門 三段論法 晩年。 『自信もて生きよ 生きとし生くるもの これ すべて 罪の子なれば』 背取り屋 というのがあるのを初めてしった。 うまく 説明しているようで、 どこかが 欠落している 奇妙な物語。 | ||||
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前からほしかった本です。手に入り、よかったです(^▽^)/ありがとうございます。 | ||||
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表紙をみて文庫版コミックかと手にとると本文は活字で、若い子、特に女子向けの軽い小説をライトノヴェル(略してラノベ)というそうな。 半世紀前は、この種の若者向け小説をジュヴナイルと称していた覚えがある(表紙はコミック風ではなかったが)。 知り合いの読書家たちでライトノヴェルやハーレクインを読む人は稀だが、面白いものを掘り出すのもまた読書家の楽しみだ。 前から目にしていたビブリア古書堂シリーズ、図書館で目について書棚にあった第2巻(そのとき第1巻はなかった)を手にとってみたら、意外と面白いではないか。 主人公・栞子の容姿と性格描写(少女漫画チック)が安易過ぎて鼻につくが、古書や古書店の薀蓄は本物である。 偶然、第2巻から読み始めたのは良かったようだ。 2→3→1(→4→5巻)の順に読み進み中である(時事関係書や実用書は、興味のある項目からランダムに読むことが多い私だが、小説は勿論、大抵は第1巻目の最初から読む)。 3冊目に第1巻を読み終わったところでこのレビューを書いているが、もしこのシリーズを第1巻の最初から読み始めたのなら、B級未満のミステリとして投げ出していたかもしれない。 【結論】 ミステリとしてよりも、古書・古書店薀蓄本として楽しめる。 【2016.01.27追記:完読後の感想】 1日1冊。通勤のバスで、昼休みのカフェで、寝床で全5巻を読了した。 まず不満から。 いかにもライトノヴェルらしい表現、「耳まで真っ赤」「大きな胸にドキッ」の不必要な繰り返しには、些か食傷した。 極めて重要なサブキャラクター、10年前に失踪した筈の主人公の母親が徐々に姿を現してくるが、人となりの設定を複雑にし過ぎて失敗している。国外で10年間、凄腕の古書ブローカーとして活動していたようだが、読者に納得のいく記述はない。失踪の必然性はない。攪乱されただけで不快感が残った。母親の露出は、ないほうが良かったと思う。 もう一つ、文句を言わせて貰えば、本書に通低する栞子の怪我(歩行障害の原因)の病態がいい加減である。脊髄不全損傷ようのだが、脊柱専門の整形外科医のアドバイスを受けていないことが、すぐわかる。 全体にミステリとしてそう悪くないが、懲りすぎて却って面白くないところが随所にある(老姉妹入れ替わりなど)。 よかった点: サブキャラクターの1人、ホームレスのせどり屋が家に帰る(らしい)展開は、ホッとさせるものがある。これは実際にありそうな話。 古書店経営・開業のノウハウがかなりわかる。 【余談:インターネットで古書を売り買いする】 私は月に20~30冊の本を買っている。ほかに、図書館から同じくらい本を借りて読む。 このところ本業(一介の再雇用サラリーマン)多忙で、リアル書店に入り浸っている暇がなくなったので、新本をインターネット書店で買う割合が多いが、書籍費節減のためインターネット古書店からも頻繁に買っている。 自分で起業しようとまでは思わないけれど、古書通販という業態には興味を持たざるをえない。 あるとき、インターネットオークションで落札した本の売り手(通販専業古書店)が近隣だったので、直接、受け取りにいって話を聞かせてもらった。 マンションの一室で営業していて、予想より大きな売り上げがあることに驚いた一方、極めて薄利であることにはもっと驚いた。 どんなジャンルの本を対象にするか、それと仕入れの巧拙によってマージンは全く変わってくる(要するに商才)。 インターネット通販で1冊を売るのに要する手間暇は、粗利100円の本も1000円の本も同じだから、安い本ばかり扱っていては草臥れ儲けになる(それゆえ、私はインターネットオークションで滅多にモノを売らない。ブックオフで買い叩かれるのも不愉快なので、本を処分するときは図書館に寄贈している)。 | ||||
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実在する本に纏わる小事件を、本オタクのヒロインと主人公が解決していく物語。 ヒロインがホームズポジションで、主人公がワトソンといった感じですね。 推理する場面もありますが、なんちゃってミステリなので本格ミステリを好む人には物足りないかと。 ヒロインのキャラクタも好みが分れそうだと思いました(私は気にいってます) 小難しくもなく、文章も非常に読みやすかったので、 漫画は好きだけど活字は苦手……と言った中高生の方にお勧めしたいですね。 | ||||
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就職に失敗した主人公が働くことになったのは古本屋. 美人で古書ヘの造形も深いが,極度に内気な店主の周辺で起きる日常の謎. 「古書」というニッチな分野を扱ったミステリー. 古書の知識をベースに本をめぐるヒトの行動を読み解く店主の推理力がテーマである. これだけ内気でヒトとの接点がなさそうなのに洞察力高すぎない?, というツッコミを抜きにすれば,真相も謎解きもまずまずといったところ. というより,実のところ,謎解きは少々こじつけ感は否めないのだが, 店主を始めとしたキャラクターたちもマンガ的デフォルメが施されており, あまりリアリティにこだわらずに楽しめる作品になっている. 息抜きに読むにはちょうどよい. | ||||
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ひょんなことから古書店の店員になった青年と、本が関われば一流の記憶力と考察力を兼ね備える女店主・栞子とのちょっとミステリー風味の小話で纏められている本書。 文章も綺麗だし、設定もなかなか。話もまとまっていて文学好きならクスっと来るんじゃないでしょうか? だけど、正直続刊を読みたいという気にならなかった。それは何故か。 多分この物語に「次も読みたい!」と思わせるフック的なものがないからだ。 綺麗にまとまってはいるが、逆を言えばこの物語は1巻だけで十分な内容なのだ。続きを読みたくなるような魅力がない。まあ当初この作品は一巻で完結予定だったらしいので、この形は正しいのかもしれないが 小綺麗に纏まりすぎていて、少なくとも自分は「何回も読みたい!」と思う作品ではなかった。 | ||||
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近年流行り(?)の商店ミステリーのエポックメイキング的一冊。 古書にまつわるミステリー。といっても、書肆情報自体を論じるものではなく、書籍をめぐって起こる事件の謎を解いていく日常の謎系であります。ストーリー上は「キン肉マンII世・全29巻/集英社」でも「ダイ・ハード/新潮文庫」でも「哲学入門 /ちくま学芸文庫」でも代用が利いてしまうので、そこのところは赤城毅先生の書物狩人シリーズとの大きな違い。書肆に興味がない読者でも楽しめます。 表紙のイラストとは違い、栞子さんは眼鏡美人でただいま入院生活中。ベッドの上から動かないで伝聞で真相を解明してしまう、ベッド・ディテクティヴテーマの連作としてはよくできているんですが、それだけに巻末4編目は安易な内容で残念。こうした連作特有の試みはあざやかに着地するのがなかなか難しいものです。 それからハートウォーミングな作風を想像&期待してお読みになる方々は、意外にダークな展開も待っているのでその点は御注意を。 | ||||
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すごく流行っているので今さらながら読んでみました。 どちらかというとミステリー部分よりも古書にまつわる薀蓄のほうが 私には興味深く楽しめました。 古書というものに全く知識がなかったので純粋に 好奇心が満たされた喜びが大きかったのだと思います。 かといってミステリーが面白くないわけではないです。 連作短編の形をとっていますが、その一話一話より全編を貫く謎のようなもの に興味をひかれ、もっと読んでみたくなります。 ライトミステリにしては主人公が知ってしまった秘密も重く、なんともいえない余韻が残ります。 次巻以降が楽しみです。 | ||||
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本の香りのする本て最高に嬉しい読み物では? 元食堂だったおうちとか、お店とかの建物の描写も好きです。 | ||||
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このレビューに☆一つで書かれている方々が全て説明してくれています。 | ||||
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人気シリーズの1作目。どうも私は人気作品というのは、盛り上がりが一段落した頃に手にする傾向がある。私が手にしたこの本も初版から数えて32版目。初版発行から2年ほどが過ぎたものだ。もうそんなに時間が経ったのかと、変なところで時の流れを実感してしまう。 さて副題から色んな人が訪れてのオムニバス形式かと思ったら、1冊完結方式だったことを知る。しかも表紙の彼女は表紙イラストのように店にいないとは。全編入院中、ビックリである。なかなかやってくれると正直思った。つまりは、世間から耳に入ってくる話しは、たかが知れているということか。勝手に想像が膨らんだ私の責任ともいえる。 少々無茶なところもないではないが、面白く読める。ただ男爵こと笠井の常軌を逸した性格は受け入れがたかったことと、主人公の自己完結型的な思考による別れの行動は、話しの流から納得し難いが、雰囲気を崩さず上手くまとめたと思う。ただ、いわゆるミステリーではなく、本にまつわるアレやコレやの話しを想像していた者としては、少々消化不良的な読後感である。勝手な言い分だが、何せ表紙が表紙だから。 これは結構続いているシリーズなので、続きも読んでみたいと思う。勝手な期待を込めて。しかしエンディングを読むに、続けるつもりでいた感じは薄いようだが、どうなんだろう。 | ||||
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発売前に、どこかのサイトで取り上げられていたので、ためしに買ってみたところ、とてもおもしろかったです。 その後、続編も買い続けています。 | ||||
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2話まで読んで、読むのが苦痛になってきたのでやめました。 物語が進み、栞子さんが動けば、主人公の体格の良さが生かされて面白くなったのかもしれませんがそこまでは読めなかった。 | ||||
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かみさんが美容院の先生(本なんかこの何年も読んでなかったという)に薦められ、興味を覚えて買ってきた。 面白いと、あっという間に読み終えたので、ちょっと見せてと読んでみた。 なかなか上手い題材を掴んで、湘南エリアといういい場所に場面設営をして書いていると思った。 古書店を場面に設定する小説は海外のミステリーや小説にはよく見られるが(例えば「死の蔵書」「チャーリング クロス街84番地」などだが)日本の古書・古本を題材にしてここまで書いて読ませるのはなかなかの腕だ。 ライトノベルという範疇で若者向きのように考えられるが、もう少し年齢層も上の方まで幅広く受け入れられると 読んで感じる。 小難しい理屈抜きに面白い本だ。 ただ湘南エリアの空気は感じられるものの、一点気になるのが草花や樹木の扱いに筆者の知識の弱さを感じ ☆一つ減。(紫陽花は散らずに花が枯れて残るものだし、笹薮は邸宅の庭に似つかわしくないし竹薮だろうな…) | ||||
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