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マルドゥック・スクランブル
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【この小説が収録されている参考書籍】
マルドゥック・スクランブルの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 101~115 6/6ページ
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| 問うことは人間らしさである。人間は問うことにより、周囲に対して興味を持ち好奇心を持ち、感じ体験し考え学び、人間として生き続ける。 しかし、アダムとイブが禁断の果実を食べてしまったように、この世の中にはしてはいけない問いというものも存在する。どうして知恵のリンゴは食べてはいけないのですか?がそうだったように。 ――なぜ、私なの? それは主人公である少女バロットにとって、してはいけない、致命的な問いだった。でも彼女は問い続ける。「なぜ、私なの?」 問うことは人間らしさである。過酷な現実を生きるために、乖離し殻に閉じこもることを覚えたひな鳥(バロット)も、問うことだけは忘れてはいなかった。それは彼女にとって致命的な問いでもあったが、また多くの可能性と出会いをもたらした問いでもあった。 最後まで問い続けることを忘れなかった少女。そのエデンの東(神が与えた楽園の外)を目指すがごとき、過酷な、けれど人間らしさを諦めない旅が綴られたのが今作である。 | ||||
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| 仮想世界の中の特別な存在という豪華な設定と 過去を背負ったキャラクター達の生きるアクションを描いたSF SF入門者にオススメ。 簡単に読める。登場人物も魅力的。 ただし、重度のSF中毒患者には物足りない。 登場人物に簡単に過去を語らせるのはどうなの? 登場人物のそれぞれの動きに対する動機が軽くないか? 登場人物の所作(癖)、背景を透かす描写が殆どない。 (直接語らせているから必要ない) よって、総じて薄い。 登場人物への感情移入もなければ、読み終わった後に 殴られたような衝撃はない。 アクションとして、楽しいからSFをこれから読んでみたい、 という人が手軽に取って読めるし、そこそこ面白い作品です。 | ||||
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| 全三冊のうちのまず第一巻となる。殆ど知識がない中で過去に宮部みゆきや瀬名秀明が名を連ねているSF大賞受賞ということもあって読んでみた。SFじゃないな、非日常には違いないんだがSFという感じはしなかった。偏見かも知れないが。 15歳の少女娼婦のルーン=バロット。いわくつきの賭博師シェルに殺されそうになるところをネズミ型ロボットのウフコックが間一髪助けた。ドクターの元でマルドゥック・スクランブル-09を施され感情の電子干渉能力を手に入れたバロットはウフコックをパートナーにシェルに立ち向かっていく。生きるために。死なないために。 近未来的ながら現実的とも思う部分がいくつかあってイメージにそぐわないところもあるにはあったが。まだ分からないのだがキャラクターに重点を当てるだけでなくてストーリー自体も楽しめる。構造はバロットの復讐劇であるわけで、ただ前半と後半とは大分バロットのイメージが違ってくる。そうさせる設定の妙か。 マルドゥック・スクランブルだったりストーリーの設定がゾクゾクするのと、歓楽街というのもまたゾクゾクする。シェルやボイルドの欲望もそれに近い。だからこそしたたか、というのか。死なないために、生き残るためという意志は強い。例え歪んでいるとしても。 独特な世界観は前に書いたように十分構築できている。その中でキャラクターがもう少し生き生きしてくれば面白いんだが、敵味方共に。それはこれからなのだろうが、描写も淡々として面白い箇所はある。戦闘シーンでの心理戦は冲方テイストというのか息詰まる。決してスピーディーというわけではないんだが、なかなか気持ちは上昇する。 変に機械的になるわけでもなく、シェルとバロットが後半ダブってくるのも面白い。ウフコックがバロットを抑えるキャラクターとして機能しているだけにさて今後どうなるか。 ライトノベルという括りにしてしまうのは勿体ないと随所で見たが、それには半分同感する。半分はこれから楽しめる。 | ||||
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| ヒートアップは止まらないか、と思ったんだが簡単に止まってしまう。いい意味か悪い意味かは読者によって違うのだろうが一旦展開は変わる。元の展開であることには変わりないのだろうがそれを忘れてしまうので違うストーリーの中に入ったか?とも思うんだが。 ボイルドを振り払って我に返ったバロット。彼女自身が自分の能力に気付かないまま流されていたことに気付く。ウフコックが彼女から離れる。トゥイードルディという完全な個体に彼女は出会い、再び自分の意思を遂行するための戦いに。 なんだろうな、キャラクターは生きてこないとライトノベルじゃないんだろう。展開が変わらないから読みやすいと思ったしトゥイードルディはウフコックやドクターがいるから必要だろう。トゥイードルディと出会うことによりバロットはまた少しずつ変わる。元はと言えば、バロットの再生と復讐。ストーリーの一貫性というのは優れているんじゃないかな。 もう一つ言えば世界観が上手に絡んでくる。シェルやボイルドの存在も、汚く憎く醜く。だからこそバロットにも必要以上に感情移入が出来た。構造上、対立しているだけに。そして決して正義対悪というものではないだけに。多分それならば楽しめないだろうから。 Secondの後半はギャンブルシーン。ここはThirdまで続くことになり展開が楽しみだ。手に汗握る展開というよりもウフコックとのコンビネーションとバロットの性格が非常に楽しめた。ドクターがやや影の薄い存在になりそうなんだが、マルドゥック・スクランブル09を実行しただけでなくここでもやや響いてくるだけに。ドクターの性格上このようなキャラでいいのかな、とも思ったが。 もう一つはカジノにおいての人間関係か。藤原伊織の『ひまわりの祝祭』でもカジノシーンがあるが長さがこちらの方が圧倒的に多い。世界観と人間のマッチ、これも思ったんだが本当によく合ってる。全然違和感がない。15歳の少女が主人公だとしても変わらない。それも魅力。 過大評価はしていないが楽しめたSecond。Firstで面白いと思ったら残りの2冊は買っておいた方がいい。ミステリーではなくあくまでもSFだが。2004年版このミス16位はダテじゃない。 | ||||
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| 特に性差と支配について考えさせられる本だった。主人公の成長物語としても大変よく出来ている。 | ||||
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| 3部作全てを読み終えて、まだこの作品の事を考えている。 それぐらい、好きだ。とにかく読んでください。 多くは語りません。 最高でした! | ||||
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| 「主人公の女の子が蘇生する」ところから物語は始まる。 マルドゥック・スクランブルO9という緊急法令の下、特別に許可された科学技術によって。 生きることを自らの意思で選択したバロットは、「生き抜く」ための戦いを強いられる。相棒は、ネズミ型万能兵器のウフコック。彼女が生きるためには戦うしかなかったのだ。敵は、自分に未成年娼婦をさせ、挙句、殺そうとした男シェルと、過去にはウフコックの相棒であり今はシェルの担当官であるボイルド。交錯する関係のなか戦いは繰りひろげられる。ときに非情に、ときにせつなく。 注目は、電子干渉能力を得たバロットのカジノでの激闘。ただし、血なまぐさい戦いではなく、あくまで客とディーラーの立場で。ゲームが進むにつれて感覚が研ぎ澄まされ、静かな淡々とした表面とは裏腹に血の流れを感じるような緊張感がはしる。そして・・・。 カジノでの闘いを終えたバロットは・・。少しずつお互いの気持ちを通わせるバロットとウフコックの関係は・・。 SFの戦闘ものですが、そんな枠にはまらない、繊細な雰囲気の漂う素敵な物語です。 | ||||
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| ・・・・と、著者があとがきで述べていた。 この「銃」ってのが曲者で、武器であると同時に少女の相棒(金色のネ ズミ!)だったりする。少女は銃を取る理由を探していて、銃は自分が 武器たる理由を探している。そして、二人は自分がそこにいる自由を守 るため、それぞれの理由で、お互いのために戦うことを決意する―――きっちりと組み上げられたSF的な世界観とあわせて、どっぷり浸かると 元気が湧いてくる作品。幸い(?)もう完結しているので、リアルタイ ムではない読者の特権として3巻まとめ買いして一息に読むことをお勧 めしたい。2巻以降のカジノのシーンは堪らない。 | ||||
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| 遠い将来、殺されかけ「電子干渉」の能力を身につけた少女を主人公とした物語。 少女を助け、守ろうとするネズミ型ロボットと少女が、逃げる、反撃する、で、少女を狙う殺し屋と戦います。 少女の新しい能力と、ネズミ型ロボットが、いろいろな兵器に変身して、銃撃戦などを繰り広げます。殺し屋も普通の人間ではなく、まさに「殺戮マシーン」。「ターミネーター」が「マトリックス」をやってる感じです。 どこまでも、追っかけてきます。1巻は、派手な銃撃、戦闘シーンが多いです。弾丸と弾丸がぶつかったり、重力をあやつって、荒技を出したり、と楽しい戦闘です。それ以外にも、少女のかわいらしさ、少女とネズミ型ロボットの心の交流。ネズミ型ロボットと殺し屋の「浅からぬ因縁」と、読み応え満点です。「ピーンチ!」というシーンで終わるので、2巻も一緒に買っておいた方が、良いかと思います。 | ||||
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| 3巻シリーズの2巻目。 2巻は、1巻とうってかわって、「静」になります。 ネズミ型ロボットと殺し屋の誕生の秘密、その因縁、などの謎が、徐々に明かされていきます。 少女とネズミ型ロボットの関係、少女の考え方の変化・・静の中でも、盛り上がって行きます。 そして、敵の本拠地の「カジノ」に乗り込み、いろいろなギャンブルで勝負。 少女とネズミ型ロボットの特殊能力の発揮、少女の新しい能力の覚醒か?次々現れる、凄腕ディーラー達との対決。 おー最後の決戦は、「ブラックジャックか!」という気になるシーンで終わります。 3巻も一緒に買っておいた方が、良いかと思います。 | ||||
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| ~ハードボイルド。これは現代日本の状況におけるハードボイルドだ。圧倒的な科学技術と物理法則と数学規則によって縛られた世界で、ひとすじの人間性を貫く勇気を示している。娼婦、事件屋、殺し屋、賭博師の卑しい姿をした孤高の騎士たちがここにいる。自らの存在理由を戦い取ろうとする少女のりりしさと、自分の生命を削りながら有用性という欺瞞で自らの存~~在理由を証明しようとする男のけなげさが、心を打つ。一握りの知識で全世界に戦いをいどみ、世界に変革を求める物語。これこそがSFだ。この物語は絶対面白い。~ | ||||
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| ~ハードボイルド。これは現代日本の状況におけるハードボイルドだ。圧倒的な科学技術と物理法則と数学規則によって縛られた世界で、ひとすじの人間性を貫く勇気を示している。娼婦、事件屋、殺し屋、賭博師の卑しい姿をした孤高の騎士たちがここにいる。自らの存在理由を戦い取ろうとする少女のりりしさと、自分の生命を削りながら有用性という欺瞞で自らの存~~在理由を証明しようとする男のけなげさが、心を打つ。一握りの知識で全世界に戦いをいどみ、世界に変革を求める物語。これこそがSFだ。この物語は絶対面白い。~ | ||||
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| 少女娼婦である主人公のバロットが、自らの理不尽な運命に立ち向かう成長小説としてのストーリーを主軸にしながら、斬新なイメージに裏打ちされたSFガジェット、迫力あるアクション描写、「戦うこと」の意味を浮かび上がらせるテーマ性など、質的にも量的にも盛りだくさんな大作(文庫全三巻)。文章も上手で、その熱気に引き込まれてどんどん読み進められて、全然長いと感じさせない。 その中でも特に、二巻後半から三巻前半にかけてのギャンブルによる対決は白眉で、ギャンブルのルールや、プレイヤーの心理状態から導かれる戦術の精密さや、勝負どころでの緊張感、さらにはギャンブルを通じてのバロットの成長が、ゲームの進行に無理なく溶け込んでいく構成は、一級のギャンブル小説に特有の興奮!と、既存のギャンブル小説にはない感動を与えてくれる。ブラックジャックの勝敗に、涙が出るぐらい感動するなん体験は、この作品でしか味わえないだろう。 | ||||
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|---|---|---|---|---|
| 冲方丁氏の『マルドゥック・スクランブル』の第一巻です。 少女娼婦であるルーン=バロットは、賭博師であるシェル=セプティノスに囲われている身ですが、ある日バロットは自分の偽造身分を知ろうとしてシェルに殺されそうになります。 瀕死の重傷を負ったバロットは、その後のパートナーとなるウフコックやドクターに助けられますが、生命保持のため "マルドゥック - 09" という緊急法令によって禁忌とされる科学技術を利用した体に改造され、その特殊能力を如何なく発揮します。 誰も自分を愛してくれなかったという傷を負った彼女は、ウフコックやドクターと共にシェルを法的に裁くために動きますが、逆に命を狙われるはめになります。本書の面白さは、新しい能力を手に入れたバロットの活躍と、ウフコックという特殊な相棒との心の触れあい、シェル側の人間(?)であるボイルドとの対決など息をつかせぬアクションにあります。 『ピルグリム・イェーガー』の原作でもそうでしたが、冲方丁氏の緻密なストーリー仕立ては、決して読者を失望させることはないでしょう。 | ||||
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| 冲方丁氏の『マルドゥック・スクランブル』の第一巻です。 少女娼婦であるルーン=バロットは、賭博師であるシェル=セプティノスに囲われている身ですが、ある日バロットは自分の偽造身分を知ろうとしてシェルに殺されそうになります。 瀕死の重傷を負ったバロットは、その後のパートナーとなるウフコックやドクターに助けられますが、生命保持のため "マルドゥック - 09" という緊急法令によって禁忌とされる科学技術を利用した体に改造され、その特殊能力を如何なく発揮します。 誰も自分を愛してくれなかったという傷を負った彼女は、ウフコックやドクターと共にシェルを法的に裁くために動きますが、逆に命を狙われるはめになります。 本書の面白さは、新しい能力を手に入れたバロットの活躍と、ウフコックという特殊な相棒との心の触れあい、シェル側の人間(?)であるボイルドとの対決など息をつかせぬアクションにあります。 『ピルグリム・イェーガー』の原作でもそうでしたが、冲方丁氏の緻密なストーリー仕立ては、決して読者を失望させることはないでしょう。 | ||||
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