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プリンセス・トヨトミ



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【この小説が収録されている参考書籍】
プリンセス・トヨトミ
プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

プリンセス・トヨトミの評価: 3.42/5点 レビュー 217件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全217件 141~160 8/11ページ
No.77:
(4pt)

前半は我慢。

ボリュームがあるので前半は我慢して読みました。ただ、後半からは一気に読み通しました。日本史や大阪の街の知識があると、もっと楽しめるかもと思いました。最後は、ほろっとして泣けてきました。そこそこリアリティが感じられ、全体としては楽しく読めます。
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No.76:
(1pt)

イマイチ

主要人物達にキャラとしての魅力に欠けていて、また中途半端にリアルを求めた大阪国は読んでて、違和感しかない。ファンタジーならなんでもありではない!あと、最終的にどこがオチなのかわからない。
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No.75:
(4pt)

ネイティブ。

まあまあ、とんだ大風呂敷!これをどう着地させるんだろうとワクワクしながら読みました。

余所行きやパブリックイメージの大阪ではないのがまた貴重。 作者地元だから当然と言われそうですがだがらこそこの距離感は特筆すべきかと。どうしても関西圏の作家は過剰にウエットな印象が強いので嬉しい。


大阪城の秘密はスーパーコンピューターなんてでてきますが、住民たちが繋いだ大阪城なのでした。 群集心理なんていうとヒステリーやデマゴギーなどのみで捉えられがちですが、親から子へ、大人が子供に伝えていくことがそれが過去と現在を繋いで世の中を営んでいるという奇跡を照らす小説がもっとでてもいいのではないかと気づかされた作品でした。

でもまあ、かたっくるしく身構えないで、人物たちの台詞を口に含んで楽しみながら読むが勝ちかもしれません。
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No.74:
(2pt)

悪いけど面白ろない

着想は大方の大阪人が思うとるようなことやろし凡庸ちゃうかな。ベタベタな舞台設定も吉本新喜劇が好きな人には受けるんかもしれへんけど「舞台設定ありき」が過ぎて失敗してると思う。 ストーリーが無い中で、大阪人はええ人や反骨精神もあるけど人情いっぱいみたいなところが薄っぺらく書かれてるんが特に嫌や。 唯一、ええとこは、全国区レベルで大阪の町を紹介しとるガイドブック的なとこやろか(たぶん何人かはからほり商店街のお好み焼きやに行くやろーしな)。でも長続きせんと思う。
 大阪は今作みたいな「さらっと」したストーリーいらんねん。 もっと、歯噛みしたり、涙も枯れるくらい泣かせるストーリーとか、太閤からめるんやったらバカ一代記仕にするとか、ベタなストーリーでももうちょっとやれたやろって思うてしまう。
 新宿の巨大書店にズラーと並んでたところを見たこともあり、出版社に書かされた感の残る一冊やった。


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No.73:
(3pt)

大阪は独立国だったという発想は面白いが、人情話で終わってしまっているのが残念。

ホルモーや鹿男などで、独特な世界観を描いてきた万城目氏が地元大阪を舞台にして作り上げた人情話。映画の予告編で、会計検査院相手に「大阪国の総理大臣」を名乗るシーンに期待を感じたのだが、内容は大阪全体の巨大な自治会ネットワークでしかなく、プリンセスも豊臣家直系ではなく、孤児が対称で選ばれるというよくわからない物だった.また、総理大臣は回り持ちなのに、真田家はプリンセスを守る家系だとか設定も曖昧なところが多い.大阪人が異質なことは明らかなので、いいアイデアなのに生かしきれずに終わっているのが残念だ。また、性同一障害でいじめに遭う男の子が描かれるが、いじめのネタとしての設定だけで使われるのはどうか?最後に父から息子へ伝えられる話と母から娘へ伝えられるストーリーとをこうささせるための伏線なのだろうが今ひとつ切れが悪い。映画だが、堤真一、中井貴一はいいとして、小太りで中学生に間違われる鳥居役が綾瀬はるか?、旭ゲーンズブルがイケメン男子とさっそく原作無視はいりました.映画も期待薄。
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No.72:
(3pt)

関西圏シリーズですね。

著者の作品ファンの方以外だと、関西地区に愛情を感じる方向けです。

私個人としては、公私共に関西圏でもとりわけ大阪に縁がなく、とにかく大阪に関しては「暗い」んですが、意外とコチラはついていけたような気がしました。

それから、著者がナチュラル・ボーン系の関西弁や文化に明るいせいか、コテコテ感溢れる会話が続かないところなど、大阪に対する誤解を払拭しそうな描写が個人的にはよかったと思います。

加えて、お約束なのか、今回も、名前遊びしてます。日本史そんなに詳しくないけど、それでも理解できるところで止めてるところがまた、個人的に良いと思ってます。

こういった点が、しつけーな、と思う方にはきっとしつこいかもしれないですが。

最後に。
重ねて書きますが、関西圏の文化に抵抗を覚える方以外は楽しめる作品です。
映画公開で興味を持たれた方、そういえばまだ読んでいないという方、読むなら今ですよ!!
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No.71:
(3pt)

詰め込み過ぎて乗り切れず

『別冊文藝春秋』の連載から単行本に,そして11年05月の映画化を前に文庫になりました.

史実が絡むせいか説明的な言い回し,また何気ないあれこれにも冗長な表現が目立ち,
東京側となる会計検査院のチーム,そして主な舞台となる大阪や下町にある商店街側と,
視点と時間を入れ替えながら進みますが,とにかくイメージが沸きづらく読みづらいです.

また『大阪全停止』という煽り文句も,そういう物語ではなく一つの経過という程度.
並行する二つの軸も,たびたび前後する時間のおかげで繋がりが見えづらいのが残念で,
京都で鬼が,奈良では鹿が,はたまた猫がと,その発想と物語にはいつも驚かされますが,
本作ばかりはいろいろと詰め込み過ぎて,最後までテンポが悪く乗り切れなかった印象です.

とはいえ,テーマであろう父と子の絆,物語を解決させるのも遠い日のこの『絆』であり,
『大きな問題』を抱える少年とその父親とのやり取り,特に言葉に表れない部分は心に残り,
そんな男たちを尻目に「やっぱり女には敵わんわ」とオチがつくのにもクスリとさせられます.

なお,文庫版では『あとがきにかえてエッセイ なんだ坂、こんな坂、ときどき坂』を収録.
登場する場所の大半は著者が生まれ育った場所だそうで,その思い出などが綴られています.
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No.70:
(4pt)

期待しすぎてるのかなあ

鹿男にしろホルモーにしろこの作品にしろ、帯や内容紹介を読んで思い浮かべる話より、実際の作品の方が真面目で地味で小粒なんですよね…
私の買った文庫には、「大阪、全停止」とのコピーがあり、「うわっ何何それ面白そうっどういうことっ」と期待して読んだら、「…それだけ?」って感想。
物語に出て来るキャラクターはとても素敵で、特に大輔君と茶子ちゃんの二人にはドキドキして読んでたんですが。
何て言うか、もっと壮大でありえない位の大ボラ話だと思ってた。そういうのが読みたかった…。
詰まらない話とは思いませんが。


映画化されるそうですが、映像になると映える話かも。
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No.69:
(4pt)

大阪に好感を持つ人限定

荒唐無稽な発想が、まず、凄いと思います。

予想もつかない展開で、一気に読ませてくれたし、意外にもかなりの感動作で、結末にも好感が持てます。


欲を言えば、もうちょいタイトにまとめて欲しかったですが、満足度は高かったです。



大阪にネガティブなイメージがある人には、オススメ出来ませんが・・・。
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No.68:
(4pt)

大阪人にしかわからないかも

東京人なので、大阪出身の友達が抱く強烈なアイデンティティ(東京の大企業に就職したのに「絶対大阪人としか結婚せえへん」と宣言してた子もいた)がわからなかったが、これを読んで少しわかるような気がした。

大阪の男全部が代々父から息子に受け継ぐ「判官贔屓」そのもののような掟が、国家予算に影響を及ぼすほどのスケールで存在し、それが発動される、という壮大なテーマなのだが、構成が今ひとつで、そのクライマックスに向かって読者をぐんぐん引っ張る力に欠ける。

思うに,実際に大阪ミナミ出身の作者が地元愛に引きずられて表現者としての冷静な計算を失ったのではないか、惜しい。

「どうして父から息子だけなんだ、ジェンダー・バイアスだ」などという野暮はいう気はないが。
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No.67:
(4pt)

ジーン・・・。

実は、読んでいる途中では、「この本、読み終わったら売ろう」と思っていました。決して面白くないわけじゃないんだけど、盛り上がりにちょっと欠けるような気がして、一度ストーリーがわかれば、それでいいか、と。

ただ、映画化されることはわかっていたので、おびただしい数の群衆が一方向に全速力で走っているシーンは、ビジュアルで観たいな、って漠然と考えていました。

でも・・・、最終章で、「太閤」で旭が大輔に告白するセリフに、やられましたねー、ウルッときました。私は旭と同じ女性なので、こういうの、弱いんですよね・・・。男中心の物語だと思い込んでいたから、最後にこれはちょっと・・・。うまいですよね、編成が。

と、いうことで、売るのはやめました。もう少し大きくなったら、うちの娘も読むかもしれないし。あ、もちろん、映画も観にいきますよ!

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No.66:
(4pt)

大阪のアイデンティティを示すような小説

万城目学独特の摩訶不思議な世界が広がっていました。
会計検査院に所属する鬼の松平、クールビューティの旭・ゲーンズブール、ミラクル鳥居の3人の描写が丹念に描かれており、それらが「プリンセス・トヨトミ」のタイトルに関連するまで引っ張られますので、ある種のもどかしさは感じました。作者は他の作品でも同様にスロースターターですから、それを理解したうえで読み続ける必要はあります。会計検査院の仕事の重要性は知っていますが、一般的に馴染みのない公務員の業務から、万城目ワールドに入る過程は誰しも想像すらできない展開ですので、ハマる人には堪えられません。

大阪に実在する空堀商店街付近の雰囲気は良く描けています。上町台地にかかる坂の町ですし、空襲で焼けていないこの一体はまさしくレトロな風景が広がっています。残っている長屋周辺の路地も趣がありますから、舞台設定としては違和感がありません。傾斜地に建つビルを利用した未知なる世界との接点はなさそうでありそうなミラクルワールドを現実世界につなげる役目を果たしていました。

高名な建築家の辰野金吾の建物を登場させ、太閤下水を別途の役割を担わせる展開は虚実ないまぜにする万城目学作品に共通する手法でした。うまくはまっています。
途中、『鹿男あをによし』で登場する大阪女学館高等学校の体育教師であり剣道部顧問の南場勇三にあのような役割を与えるのは万城目ファン心理をくすぐる設定だと思いました。
ただ肝心の中学生の描き方がもう一つしっくりとこないのはどうしてでしょうか。思春期の感情の捉え方は一筋縄ではいきません。

「別冊文藝春秋」の2008年1月号から2009年1月号にかけて連載されたこともあるのでしょうが、第3章や第4章は説明的であり、展開が遅く、先を急ぐ読者は少しイライラさせられるでしょうが、第5章のめまぐるしい展開は、劇場的ともいえるシーンの連続でした。映画化されやすい描き方で色や映像が目に浮かぶ描写は手に汗をにぎる展開だったと評価しています。
終章の収め方は大団円というのには少しご都合主義でした。小説に現実社会との整合性を唱えるのは本質を見失いますので、これはこれで見事なまとめ方だと思っています。
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No.65:
(5pt)

オッサンは泣く

あるある、って読み進むうちに泣くかもしれないと思いながら、真田のセリフで泣いてしまった。
男しかこの作品受けんやろな、と思ったが、、どっこいの結末に安心するやら、感心するやら、、爽やかな風が心の中に流れました。父にも読んで欲しかったな!息子にも読んで欲しい!そして、妻にも。
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No.64:
(5pt)

面白い!

なんか未だに大阪の人は太閤さんのことを思ってて、ここ一番、この話みたいなことがおこるんじゃないかなって思うくらいリアルに感じた。関西に住んでる人間なら、夏にぜーろくのアイスモナカがでてくりゃ懐かしさにイチコロです。
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No.63:
(2pt)

テンポが悪くてつまんない

テンポの良い新刊を読んで初めて、万城目さんの作品に触れて、二作目にこの作品を読みました。
導入部分を読んで、これは楽しめそうな作品だとワクワクしたのですが
だんだんテンポが悪く中弛みもあって、非常につまらない作品に感じました。
物語の着想は素晴らしいのですが、地域性なのかくどくて、いらいらした内容になってしまった
最後の最後は結局・なんだかなぁ?
帯に有った最高の作品とはとても言い難いです。
でも、内容の着想は面白いのだけれどね、はぁってな感じ・・・・・

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No.62:
(1pt)

キャラクターに魅力がない

冒頭はわくわくしたんですよ、外国の品の良いコメディー映画みたいで。
ですが、愛嬌があるのかと思いきや、小ずるいだけのエリート役人、自分勝手なヒロイン、唐突に(声だけ)出てきて居丈高な総理大臣・・・、脇役に至るまで魅力的なキャラクターが居ませんでした。
まずはストーリーありき、そして親子や受け継がれていくものをテーマに書きたかったのかと思いますが、その辻褄あわせのためにか登場人物の行動や性格に無理を感じることが多かったです。アイディア自体は面白いと思うので、読んでストレスを感じる作品であることが、残念でなりません。
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No.61:
(4pt)

ほんとにあるんじゃないかと…

…と思わせる、綿密な知識に裏打ちされた史実を軸にした虚構が万城目作品の魅力でありますが、
今回はミステリー追うのよりキャラをどう生かすかがメインです。
秘密がわかった後、この途方もない世界をどう動かすかが見所だと思います。
なので前半、話の時系列が流れをぶった切るように後返ったり、シーンが中学生組と役人組といいところで切り替わったり、ちょっとモタモタした感じはあります。後半加速までが長い。
それでも絶妙な伏線回収や一枚も二枚も上手なオチには舌を巻きます。
理不尽や不条理などはなく親子や普遍性がテーマなので読んだ後さっぱりとした気分でいられます。
これも万城目作品の好きなところです。
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No.60:
(4pt)

そうなのか!

マキメさんの本だったので読んでみました。

前半は読んでいてもなんだか不思議な感じでした。
なぜなら、二つの話が同時並行で進んでいるのです。
「この二つは関わってくるのか?」と思いながら前半部は読みました。
その不思議を抱えたまま後半へ進むと「なるほど!」と納得します。
何気ない行動や言動がキーをもっていたので、そうか!と思いながら後半は読んでいました。
あまりの驚きに思わず声をあげてしまうかも…

最初は鹿男の「鹿vsネズミ」のような感じで「大阪国vs会計検査院(日本国)」をメインとした話なのかと思っていました。
しかし、父子の絆のほうが大きなウエイトを占めている気がします。
実際に絆について書かれている部分は相対的には少ないのですが、絆が印象に残る作品でした。

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No.59:
(4pt)

一気呵成に読める本

ストーリーが突然すぎるという気もするが、最後まで飽きさせることなく読める。
大阪人だと共感できる部分は多いのだろう。
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No.58:
(5pt)

大阪に行きたい

よく、考えられた文章だと思いました。
大阪には行った事は無いけれど、行きたくなりました。大阪国は無いけれど。
読んでいくうちにスケールの大きい作品だ、と驚きました。
登場人物も一人ひとり良い味だしてる!ってカンジです。
個人的に茶子が蜂須賀の顔面に蹴りを入れたところは、笑えて、スカッとしました。((笑
「鹿男あをによし」、「鴨川ホルモー」を読みましたが、どちらにも負けないくらい、面白いし、読みごたえがあります。

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