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プリンセス・トヨトミ



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【この小説が収録されている参考書籍】
プリンセス・トヨトミ
プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

プリンセス・トヨトミの評価: 3.42/5点 レビュー 217件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全217件 61~80 4/11ページ
No.157:
(3pt)

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No.156:
(4pt)

面白かった

奇想天外なお話ですが、とてもワクワクさせられました。最後がどうなるかは、お楽しみ。
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No.155:
(5pt)

おもしろかった

地元や大阪の人がどう思うかはよくわかりませんが、
キャラ設定やストーリー展開はおもしろかったです
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No.154:
(5pt)

happy

イギリスに嫁いでいる娘に、いろいろな本を買いました。とっても喜んでいました。
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No.153:
(5pt)

マンガっぽい面白さ

文章がわかりやすく、そんなに専門的なくだりがあるわけでもなく、テンポもよくてすぐ読めた。
 主軸となるのは会計の三人と、大阪に住む男の子(?)と女の子である。これらの行動の向こう側に、「大阪国」という存在が姿を現す。
 大阪国という打ち出し方が子供っぽいというかマンガっぽくて、その成立過程もあんまし説得力はない。だがその軽さが、やたら豊家ゆかりの苗字が現存人物としてバンバン出てきたりするのと相まって、コミカルな味わいを醸し出す。
 娯楽として読みやすい出来栄えで良いと思う。そんなに感動はしなかったが。
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No.152:
(2pt)

深みにかける漫画的小説

どうも回りくどい話の構成のわりにはたいしたオチがない。。。
登場人物に豊臣恩顧の大名の名前がちりばめられており、
その血脈の秘密など壮大な物語を期待したにもかかわらず、
まったく何の関係もなかったというように、
一切そこに触れずに終わる物語。
何か「お〜と」思わせてくれる、ネタがあるはずと期待しつつ、
蛇足とも思える最初の方の会計監査院や
大阪の登場人物の描写を苦痛の中読み進めたにもかかわらず
結局普通に幕を閉じた。
いったいあの主人公と思われる大輔のオカマ趣味の件は
何の意味があったのだろうか???
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No.151:
(4pt)

そんなに悪くないと思うのですが・・・

他の方のレビューで書かれているように、この小説の文章で表現されている
内容に限った見方をすると、辻褄や迫力に欠けるのかもしれません。

でも、歴史小説が好きな小生には、豊臣方の末裔と思わえる登場人物たちが、
なかなかに興味深く、読んでてワクワクしなくもなかったです。

最後のやりとりなんかジンときました。

登場人物は、ご先祖に似たタイプ、という設定だともっと楽しめたかもでが、
(片桐さんが板挟みで苦しんでたり、後藤さんが会社に三行半突きつけたりとか)
そうなると歴史ファンしか読めない小説になってしまいそうですね。

これはこれで楽しいのでいいのではないでしょうか。
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No.150:
(2pt)

強引すぎる「浪速」節

「ホルモー」「鹿男」と独特の上質なストーリーを提供してくれた万城目さん。
今作も期待したのですが、これはいけません。

滑り出しは上々。目に浮かぶような鮮やかなシーン、
思い切ってマンガチックに誇張したキャラクターも、
この後どう掘り下げてくれるのか、わくわくします。

でも、そこまで。あとはひたすらグダグダ。展開しません。

結局のところ、クライマックスたるべき「お役人」対「大阪人」という、
ヴィジュアル受けするシーンに結び付けるために、
全てが逆算でこじつけられ、「ご説明」に堕しているからなのでしょう。
だから自然に流れない、紋切り型でつまらない。

そして最大の難が、まさにその山場がとんだアンチクライマックスであること。
何百年もの間、何百万人に受け継がれてきた秘密が、
たった2時間の父子の対話にあるだなんて。
いやいやいやいや。そりゃいくらなんでも無理ありすぎでしょう。
切れ者だという「ご説明」のお役人様がそれにグッときて、
莫大な浪費を見逃して敗北宣言するだなんて。
いやいやいやいや。読者舐めんのも大概にせえよって突っ込まれちゃいますがな。

思えば「ホルモー」も「鹿男」も、学校という閉ざされた小さな結界の中で、
万城目さんがよく知る学生や先生が動いていればこそ、マジックが発動していたのでした。
大阪というとりとめなく広がる舞台と、
お役人という、おそらくは万城目さんにとって不案内な人種が登場人物では、
滑って転んで大火傷。実に空々しく、ありきたりな思わせぶりばかりが鼻につきます。

心配なのは、「こんなんやっときゃ視聴率稼げるやろ」と言わんばかりの、
テレビ屋さん的な発想、安直さが随所に垣間見えること。
僭越ながら、初心に立ち返って、また素敵なストーリーを提供していただきたいなと
思う次第です。
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No.149:
(4pt)

権力の御都合主義と卑劣さ

万城目学『プリンセス・トヨトミ』は現代の大阪を舞台にした小説である。2011年に映画化された。会計検査院の調査官が大阪府の検査に行くところから物語が始まる。戦国時代の歴史上の人物を彷彿させる登場人物の名前には歴史ロマンをかきたてる。

豊臣家の末裔や大阪国というキーワードを知ってから本書を読み始めた身には序盤の展開はもどかしい。少年の性同一性障害やイジメは大阪国という本筋との繋がりが見えない。

この箇所が面白味のない理由は悪役であるヤンキーの空虚さにある。悪役だからカッコよい存在である必要はないが、悪の魅力というものすら存在しない。害虫以下の存在である。ヤンキーは時代遅れの恥ずかしい風俗になっているが、悪役としても力不足である(林田力「『白竜LEGEND』第19巻、愚連隊は敵役としても力不足」リアルライブ2011年10月27日)。

本筋では権力の御都合主義と卑劣さが浮かび上がる。大輔の正体を知った大阪府警の態度がふざけている。それまでの傲岸な態度は棚にあげ、自分達の責任逃れのための役割を大輔に押し付ける。一貫性がなく、強いものにはペコペコし、弱いものには傲慢な日本の役人気質を表している。大輔や耕一が大阪府警を糾弾した場合の展開を期待したくなる。

権力の側の大阪国潰しの陰謀が明らかになるが、陰謀というには粗末で状況を利用したものに過ぎなかった。これも日本の権力の本質を表している。不当な権力に対しては、せめて明白な悪意があるものと思いたいが、それすらも情けない日本の権力には存在しない。(林田力)
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No.148:
(5pt)

映画を見た人も見なかった人も、ぜひ本を!

本を読んだ後映画を見ましたが正直、原作の魅力が出し切れてなかった気がします。

個人的に大きかったのが、鳥居と旭の性別が交換されていたことですね。原作では鳥居は男、旭は女でしたが映画では鳥居(綾瀬はるかさん)、旭(岡田将生さん)でしたね。本を読んだとき、勝手にキャストを想像していまして松平は映画どおり堤慎一さん、旭が綾瀬はるかさん、そして鳥居は松尾諭さんです。ものすごくハマッてると思ったので、あれはショックだった・・・本での3人のやり取りは思わずクスッ、というところが多かったですが、映画ではちょっとそういう場が少なかったかな。あと、やはり壮大なスケールの物語なので話を飲み込むための時間が短すぎて(これは2時間と決まっている映画では厳しいですね)、何だかスッキリしないまま進んでしまったと思います。

しかし、映画を見ると改めて本のすごさを感じましたね。想像力を湧きたてる文章。万城目さんの本を読むたび、この方の文章力には舌を巻いても巻いても巻き足らない!と思わされます。正直読み進めていくうち、「本当に大阪国ってあるのかもしれない・・・」と思ってしまったほどです。確かに、他の方が書いているように説明の部分も多いですがそこを読んでいけばいくほど、最後にはあぁこういうことだったのか、そうか・・・とスッキリできます。万城目さんの本は最低でも2回読んでしまいます。何度も読めば読むほど、万城目ワールドにどっぷり浸れること間違いナシです!ぜひ、本を読んでみてほしいです。
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No.147:
(5pt)

キャラも生き生きしていて

この作家の作品は初めてですが、登場人物のキャラクターが生き生きと描かれていて、これだけのボリュームであちこちに伏線があって、最後はきちんと解いてくれています。性格と情感と謎解きっぽいストーリーとどれも合格点という作品は日本では久しぶり。満足です。TVで放送された映画も録画してあるので、後で見てみます。でも本の方が面白いんだろうな。
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No.146:
(4pt)

こってりとしたファンタジー部分は面白く、SFとしてのつじつまあわせは弱い

大阪国が立ち上がる!

豊臣家の末裔のプリンセスに危険がせまったとき、大阪国の男たちが立ち上がる、という、いわばハチャメチャSFの設定です。

『鴨川ホルモー』など作者のこれまでの作品では、不思議な現象に対して、日常の世界と折り合いをつけるための合理化や説明をしなくてもよく、無意識の世界とのマジックリアリズム的共存が成り立っており、それが文学としてのまとまりや強さになっていたと思います。

 しかし今回は、歴史的に、また法令的に、そして政治や情報管制の面で、作者が現実の日常的世界との(かなり無理な)つじつまあわせに走ったので、せっかくのほろりとくる趣向(父から息子へ一生に二度だけ伝えられてゆく言い伝え)や大阪城地下の秘密議事堂の夢のような雰囲気が、少々安っぽくなってしまいました。
 現実の大局までをも改変するのだったら、もっと大仕掛けなSF的なパラダイムが必要だったと思います。

 なので、全体の出来としてはあちこち玉砕かなと思うのですが、それとは別に、女の子になりたい冴えない中学生大輔、幼なじみで彼をかばってやくざの息子にさえ跳び蹴りをくわせる茶子、ジャコ屋のむすこ島の三人組の生き生きした個性、また大輔に接する先生たちのこってりした人情の味がよく、いじめの場面もリアルでなまなましく、それらが後半、大阪国総理大臣、お好み焼きやの主人、大輔の父真田幸一のしずかなヒロイズムによって押さえられ、越えられてゆく、その流れは心にひびくものでした。
 幸一が、切れ者の会計検査官松平に語る大阪国の言い伝えは、父から子へと脈々とつづくDNAに訴えるもので、最後にそれにほだされてしまう故郷喪失者、松平の決断は、けっきょく、政治論理に、問答無用の骨肉の情が打ち勝った、というべきなのでしょうか。
 もしかしたら、こうなっていたかもしれない、という敗者の歴史を語るSF小説のノリとも違い、ここの部分の濃い心情は(まさに「浪花ぶし」として)納得のゆくものでした。

 ただ、前述したように、特に、このあとすべての情報が消えたこととか、事件がどう収拾されたかを、まことしやかに説明しようとしたところには無理が目立ち、この疑似SF手法では、これだけの数の人間の共同幻想の強度を、読者に説得しきれなかったと思います。
 昼の世界の「ほんとう」へ昇華させようとして、させきれなかった夢想。惜しいです。


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No.145:
(5pt)

映画版を見て分からなかった人は原作をどうぞ

映画版は大輔の女装を巡るエピソードや松平や鳥居の人となりに関する描写など大分省かれているので、あれだけ見ても分けが分からなかったと思います。
原作は分量が多い分、説明が多いので、物語の背景や流れも理解しやすくなっています。
荒唐無稽といえばそれまでですが、いろいろな伏線が集約されていくさまは語りの妙を魅せてくれますし、落語の人情話にも通じる笑いの中にも人の優しさや人情の機微を見せてくれる物語は、読む人を元気付けてくれるでしょう。
好き嫌いが分かれる作品かもしれませんが、物語を物語として楽しめる人であれば、ホラ話を楽しめると思います。
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No.144:
(1pt)

あとがきが一番おもしろい

ほかの作品を読んだことはありませんが、エッセイなら楽しいのかもしれないと思いました。期待が大きかった分、う〜〜ん。
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No.143:
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大阪全停止?

「大阪全停止!」インパクトのある帯が付いた本書が、書店で平積みされていてずっと気になっていました。

で、映画化もされたというので期待をして読んでみましたが、独特の雰囲気がある読みにくい文章と、上方のセンス?がいまいち合いませんでした。

大阪人の大阪人による大阪人のための大阪小説なのでしょうか?
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No.142:
(1pt)

ちょっとがっかり

鹿男や鴨川のテンポのよさや明るい日本製ファンタジーを期待すると、がっかりします。'話に無理がある(リアリティがない)。'テンポが悪い。'盛り上がらない。ファンタジーにリアリティを求めるのも何ですが、必然性が薄く、そのため、盛り上がりません。しかも、帯に「最高傑作」とつけるあたり、出版社の見識を疑わせます。さらに映画化されたことに至っては「みんな本当に読んだのか??」と思わせる展開です。あくまで個人的感想です。でも、作者の才能は信じていますので、偉大なるしゅららぼんを買おうかどうか迷っています。たまには失敗作もあるよね。
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No.141:
(3pt)

魔都、帝都物語、のジャンルかと思いましたが

古くは久生十蘭の「魔都」、より近くには荒俣宏の「帝都物語」、といったパラレルヒストリーものかと思いましたが、上記の二作とは少し違いました。大阪がこのままどこへ向かっているのかも分からないかわりに、暗いところも無い、といった感じです。

少年の「女の子になりたい」という願望と大阪の隠れた歴史との混ざり方か面白いですが、オチはちょっとありきたりかと思いました(問題解決には力に訴える事もいとわない茶子に危害が及ばなくてホッとしますが)。また、会計検査院からの三人は、それぞれ特異なキャラクターに設定されているのに、それが活かしきれていない感もありました。

大阪に縁の方は楽しめるのかもしれませんが、そういった思い入れが無いと、都市の持つ(持ちうる)秘密をファンタジーで描く、という点では残念ながら上記の二作ほどには楽しめない気がしました。
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No.140:
(2pt)

大坂が醸し出す雰囲気を豊臣の末裔に託して表現 ちょっと残念

大坂の街には外から見ても中から見ても、何か結界のようなものあるような気がしていましたが、著者はそれを豊臣の末裔の存在、上の世代が下の世代へ語り継ぐ仕来りというプロットをもって表しているのでしょう。こうした構想力に著者の非凡さを感じました。ただ、本の分厚さや登場人物の特異なキャラクターの割にはよく練れていない展開だったのは残念でした。まあ、これも含めて、大阪の街を表す効果だとしたら「あり」なのでしょうが…。
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No.139:
(4pt)

映画を先に観て、不満だった人にお勧め

何の作品知識もなく、予告編のみ面白そうだと思い本作品のDVDを見て、その内容のひどさに驚き、本書を読んでみたくなりました。
内容的には、映画と同様、大阪の機能が全停止する訳はないと思いながらも、本書の記載ならひょっとするとと思わせるものもありました。
私も大阪の出身で、30歳前に両親をなくしているので、もし自分が映画のシチュエーションであっても、大阪国のことを秘密にするのは絶対に無理で、ましては嫁さんに内緒にするのは不可能と思っていました。
でも、もし末期がんの父親に大阪城の地下に連れて行かれて、往復2時間の道のりを歩きながら説明を受けていたら、やはり秘密は守るし、決められたサインを目にしたら、登場人物と同じように、半信半疑でも行動するかもしれないと思わされるものがありました。
映画は焦点がおおぼけで壮大なスケールの物語が前面に押し出されていた感がありますが、小説はまさに大阪の男と女の機微が主眼となっており、構成もしっかりしたものになっていたと思います。
映画の批評になってしまいますが、時間的な制約があるにしても、もう少し原作を尊重した作りにすれば良かったのにと思います。
タイトルにしたように、映画をみて感情移入が全くできなかった方や、何じゃこりゃーと思った方は、本作を読めば、私と同じように、「あー、そういうこと!」と思って頂けるのではと期待します。
最後に、映画の批判で申し訳ありませんが、旭を男にしたことで、すべてのストーリが台無しになった反面、多くの映画のレビュアーが無人の大阪を鳥居が走るシーンを評価したのは皮肉な結果となりました。
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No.138:
(3pt)

総理は広島ファン

大阪国内閣総理大臣である大輔の父親が
大の広島カープファンであり、前田智選手の
活躍をスポーツ新聞で読むのを楽しみに
している・・・
ここだけでも十分楽しめました。
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