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プリンセス・トヨトミ



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【この小説が収録されている参考書籍】
プリンセス・トヨトミ
プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

プリンセス・トヨトミの評価: 3.42/5点 レビュー 217件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全217件 21~40 2/11ページ
No.197:
(5pt)

万城目ワールドというだけあって、こんな展開になる?

万城目ワールドというだけあって、こんな展開になる?といったところと、妙に説得力があるところが面白い。大阪城を見るたびに思い出すプリンセス・トヨトミから、著者の全著作を読みはじめた。
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No.196:
(4pt)

作者の大阪空堀への愛が伝わる大作

万城目さんの京都、奈良、大阪3部作(?)の完結編とも言える、大作。
万城目さんは大阪城に近い空堀商店街近辺が出身らしく、随所に地元愛が溢れ出ている。
「大阪国」を巡る幾十にも張り巡らされたプロットは見事。特に会計監査院、お好み焼きの「太閤」、地元の中学の3者をぐるぐると緻密に関係させるストーリーは圧巻と言える。またラストで明かされる真実も、本格的なミステリーSFのレベルとなっている。
ただ、後半以降の「大阪国」の緊急事態についての設定が、やや現実離れしすぎているのと、作者が説明しすぎる、笑いも含めてしつこく書きすぎるきらいがあり、そのあたりが受け入れられない人はいるかもと思う。
ユーモアと笑いにふりすぎている感はあるが、本作は万城目氏の傑作と言える。
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No.195:
(5pt)

楽しかった。

物凄く面白かったです!万城目さんの小説は最高!!ありがとうございました。
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No.194:
(5pt)

ココロのカイケン

地方政府勤めの小職にとって会計検査院(カイケン)は災害級に怖いところ。

小説を楽しむというより、カイケンの考え方や見方を知りたくて,読み始める。

小説の楽しみは、認識を深めること、というらしいけど、

この小説の楽しみは、ベタな言い方をすれば、ココロのカイケン。

大阪の男らが何故、守ろうとしたのか。そして、それをばっさりと切り捨てるコメント。

読みすすめていくと,認識が深まり、ドンドン面白くなっていく。
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No.193:
(5pt)

非大阪人で大阪に住んだことのある人に

よくこんな発想をし、それをここまで押し切った、いや、書き切ったものだと思います。作者の発想力と筆力に★を10個つけたいほどです。
作者について予備知識のないまま読んだ私は、最初、東京出身の人だと思ってしまいました。というのは、私自身、かつて東京から大阪に転勤した際、大阪の人たちから「大阪は」「関西は」をしきりに言われ、東京と比較され、「東京と同じやり方をするな」と言われたからです。でも、私は東京から行ったものの、東京の人ではありません。これまで国内数カ所に転勤しましたが、こんなに「ここでは」を強調し、「東京とは違う」と主張し、しかもその度合いが均質な人たちがいる地域はありませんでした。おそらく作者も大阪で同じような経験をして、だからこういう大阪ならではの設定を考えたのかな、と思ってしまったのです。あの「大阪の人たち」なら、こういうことがあってもおかしくないなあと、懐かしさを感じながらページを繰りました。ですからこの本は、私のように非大阪人で、かつ大阪居住経験のある人にこそおすすめです。
残念ながら近年の大阪は「大阪濃度」が下がっているらしいです。ほんとうならもったいない。ぜひあの「大阪らしさ」「アンチ東京」を失わず、親子代々行く末までも密かにプリンセスを守り続ける、そういう存在であってほしいです。
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No.192:
(5pt)

大阪の歴史的背景と会計検査院の仕事がうまくまとめられていて面白かったです。

自分以外の人間が全員グルで,自分をある方向に導くためだけに動いているという妄想を子供の頃にもったことがあります。

この本を読んでその記憶を思い出しました。

大阪国民が一丸となって豊臣家の末裔である一人の少女を見守るが,少女自身は生涯そのことを知らないという話です。

大阪の歴史的背景と会計検査院の仕事がうまくまとめられていて面白かったです。
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No.191:
(3pt)

ファンタジー。

鳥居のキャラが好きになれなくて、最初の数ページで挫折する日が続いた。中学生パートに入ったら面白く、ページを繰る手ははやくなったのだが。

突拍子もない発想と、その「嘘」をもっともらしく補強するための土台作りは見事。本当にこうなんじゃないか? とあやうく信じそうになる。
が、前提となる部分がやっぱりありえない。地下に広がる第二の大阪城の存在とか条約とか、そういうのはいい。でも江戸時代から四百年以上、大阪の人間が全員心を同じにして秘密を保ち続けるというのはありえないだろうな。父と息子の絆にその理由が説明されていたが、それだけでは弱い。全ての親子が下町風の熱い情で結ばれているわけがない。そしてこの部分がこの作品の最大のファンタジーだ。
数え切れないほどたくさんの人々の心が一致するというのは、「剣と魔法」並のファンタジーだと思う。だから悪いとかつまらないと言っているのではなく、他のファンタジー作品と同じく「こうだったらいいな」と楽しむことができると思う。

ただやっぱり、キャラクターには全般的に魅力を感じない。ほとんど全員、特徴を接着剤でくっつけた記号的なキャラに感じられた。ラノベとまでは言わないが……。茶子はまだ生き生きとしていたけれども。
あと大輔が性同一性障害であるという設定があまり生かせていなかったように思えた。「少しずつ社会を変える」というところに隠れ大阪城の話との共通項があるのだろうとは思うが、でもそれだけならその設定じゃなくてもいいし。トヨトミを巡る文脈でも、あくまで真田家の「男」扱いされる大輔。うーん。
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No.190:
(2pt)

面白くない

このことは誰も知らない―四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京から来た会計検査院の調査官三人と大阪下町育ちの少年少女だった。秘密の扉が開くとき、大阪が全停止する!?万城目ワールド真骨頂、驚天動地のエンターテインメント、ついに始動。特別エッセイ「なんだ坂、こんな坂、ときどき大阪」も巻末収録。
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No.189:
(1pt)

つまらない

登場人物の誰一人として、感情移入できない。
まず、「旭・ゲーンズブール」という名前。
フランス人だから、ということで「セルジュ・ゲーンズブール」からネーミングしたのだろうが、最後まで「ご本家」の顔がちらつく。
性転換希望?の中学生男子の設定も、理解できない。
なぜ、「不良からドツかれてまでも女子になりたかったのか」の理由付けが無いまま話が進んでいくので、「一体、この子は何を考えているの?」と、読みながら疑問符だらけで、少しも感情移入できない。
プリンセストヨトミの「橋場茶子」というネーミングも、「あぁ、羽柴と茶々姫からとったのね・・・」とは思うものの、安易すぎるネーミングでこれまた感情移入できない。
あまりにもつまらないので、2/3ほど読んでギブアップしました。
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No.188:
(5pt)

意外な展開の中で壮大さを感じる作品

当方は関東人ですが、大阪の日常文化が垣間見えるのが興味深かったです。そうした細やかな日常描写の一方、物語の柱となる壮大な陰謀が急に現れ、スリリング&スピーディーな展開となります。万城目作品は良作揃いですが、こちらも間違いないと思います。
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No.187:
(1pt)

タイムスリップだと勝手に勘違い

タイムスリップだと勝手に勘違いしてました。大坂国があるという設定だけは、奇想天外で面白いんですが、それ以外は、ストーリーも登場人物のキャラクターも全く面白くありませんでした。最も不愉快なのが中学生の男子。この物語に関係ないのに、やたらと出てくるんですよね。万城目さん作品は、鴨川ホルモーに続いて二冊目ですが、ちょっと自分とは感性合わないです。これが映画化されたことにも、残念。
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No.186:
(2pt)

なんだか、話の魅力が落ちているような……

鴨川ホルモーが好きで、万城目作品は読んでいるのだが、だんだん世界観に魅力がなくなっているような……。
話が大きすぎて、あまりついていけなくなりつつある。
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No.185:
(1pt)

ちょっと期待してたのに…

大坂国?面白い
豊臣家の末裔?面白い
荒唐無稽なストーリーは嫌いじゃない
しかし、それは細部の緻密なリアリティがあってのこと
トップクラスのエリート公務員がこの程度だろうか?そう思わせるセリフや場面があっただろうか?
女の子になりたいと願う男の子がただの男子中学生すぎはしないだろうか?
細かい部分のリアリティの無さが物語をしらけさせてしまった
嘘の話を読んでいると気付いてしまうのだ
残念
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No.184:
(5pt)

豆腐屋のラッパのオーケストラ

全く何の予備知識もなく読んでみたら、想像を絶する面白さでした。以前から会計監査院って何やってるんだろなぁ~と思ってた自分には最初から世界観に引き込まれ、電車の中で吹き出しそうになりながら、すごいスピードで読み切りました。
振り返れば、豆腐屋のラッパで奏でられた壮大なる大阪の讃歌のような気がする。
決してピアノとかバイオリンでない
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No.183:
(1pt)

途中断念

突拍子もない前提に合理的な説明をつけようとして失敗しており不自然な描写が目立って話に入っていけず、日本人が書いた日本語の話なのに悪い翻訳を読んでるような忍耐力を要する本でした。 中程で諦めて結末を見ましたが諦めて良かったと思います。
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No.182:
(2pt)

間延びした。

いくつかのシーンはとても上手いと思う。 ・茶子が蜂須賀に蹴りを入れる ・大輔が蜂須賀にいじられる ・鳥居が大阪の街をふらつく キャラクターも申し分ない。 旭、副長、鳥居、大輔とその父、茶子… だのに、半分読んだところで飽きが来てしまう。 読むペースが落ちた。 これに比べると『とっぴんぱらりの風太郎』が格段に良い。 上達している。 要は大物小説家としての片鱗が覗える初期作品とわりきるべきなのだろうと思う。 今後も万城目さんには期待してまっせ!
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No.181:
(5pt)

荒唐無稽なのに普遍的

めちゃくちゃ面白くて、突拍子もなくて、しかもほろりといい話です。 坊主頭でセーラー服のぽっちゃり男子(女子?)があんなにカッコいい! 心の美しさはすべてに勝るのですねぇ…。
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No.180:
(2pt)

仕掛けは大きいが、、、

大山鳴動して鼠一匹
税金垂れ流しをスルーする結末にずっこけざるをえない。
大阪人が秘密を守るって何かの冗談なのかな。
真田の男は豊臣を守らなくては云々は何か理由が示されてましたかね?
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No.179:
(5pt)

ままこ

子供にと。映画を観て読んでみたくなったようで
購入しました。また、なにかありましたらよろしくです!
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No.178:
(2pt)

メディアミックスを想定した脚本小説

とにかくめちゃくちゃです。
人物はストーリーを動かすためだけに存在するロボットみたいですし、
悪い意味で漫画的。日本のテレビドラマによく出てくる悪い意味での類型的な人物造形です。
設定も粗だらけで、欠点をあげるともう、きりがありません。
プロットも大事なところでボロが出ていますし、構成も冗長です。
そして、性同一性障害の人間を登場させた動機が安易に感じますし、
こういうシビアなものを登場させるならちゃんと扱ってほしかったです。

赤く光る大阪城とか、映像的な魅力もありますし、面白いとこは面白く読めます。
しかし、「歴史」や「行政」を扱った壮大なスケールの内容に著者が対応しきれてないのが問題です。

たぶん力量のある作家がリメイクしたら面白い作品になるでしょう。
今回は万城目さんには分が悪い題材だったと思います。
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