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プリンセス・トヨトミ
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プリンセス・トヨトミの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全217件 101~120 6/11ページ
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鴨川ホルモー、鹿男など万城目さんの奇想天外だけど引き込まれる物語背景が好きですが、この作品はそれと比べるとテンポが悪いです。 3分の2位まで読み進めてようやく面白くなってきた感じです。 でも大阪国が立ち上がってからの男達の頑張りや、親子の絆など感動するところもあり、最後はとても良かったです。 テンポが良ければ☆5つけるところですが…そこが残念ですね。 | ||||
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映画の広告を見てどんな話だろうと興味をひかれて手にしました。 いい意味で裏切られました。大阪独立みたいな大仰な話だと思っていたので…。 とはいえ、実際、大仰な話でしたが、どちらかといえば震撼させられるというより、 大阪人の人情ってホント、スゲーなって感じ。 大阪全停止というクライマックスを盛り上げる、男たちの熱い物語に気を取られてると 最後にガツンと女の底力にやられます。疾走感のあるいいお話だと思います。 | ||||
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万城目をまんじょうめ、と読むのだと思っていた失礼なレビュアーです。 気になった新人小説家が受賞した文学賞出身のなかで一番有名な作家ということで挑戦。 独特の世界観を持つ方とあったが、本当にその通り。なんでこんな変なことを真面目に、ときにふざけも含めて書けるのでしょう。(誉め言葉です) 映画化されていることを考えると、万城目ワールドなんて言葉で表現されるこの独特な世界にはまるひとがとても多いということなんでしょうね。自分だけがこの作品の本当の良さが理解できているのでは?、という不思議ないい気持ちになれる不思議な作品でした。 他の作品にも手をだすかはわかりません。はまるのが怖い、みたいな。 | ||||
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唐突ですが、僕にはピカソの芸術の何たるかは、さっぱりパリパリです。なんやかんやで凄いのでしょう。さておき、本書の寸評を。僕はこれまでの万城目作品の設定は、全て快く受け入れてきました。茶巾絞りの鬼や、しゃべる鹿、超能力を使う滋賀県民などなど。しかし、今回の設定は受け入れ難い。難易度の高い設定ゆえ、読者から理解を得るのは難しい。その為、長いページを説明(説得)の為に充てなければならない。もちろん、それ以上に楽しめれば問題は無いのだが。皆さんは如何?そして最後に、エッセイから少々。20代位にピカソ美術館に赴いた万城目。その時の万城目には、ピカソの画も何のこっちゃさっぱり。しかし30代にもう一度訪れた時には感じ方に変化が。 「ピカソ若かりし日の作品には素直さと一生懸命さを。30代位の作品からは試行錯誤している様を。成熟期の作品に至っては、我が道を貫く姿を感じた」と(こんな雰囲気の文だったと思うだけで、一言一句そのままではありません。詳しくは『ザ・万遊記』を)。ピカソの作品同様の自分の姿。同様の変遷から考えられる未来…。試行錯誤から生まれた『プリンセス・トヨトミ』これはこれで善し。だが、万城目が世界的な偉人になるよりは、ただただ読者を楽しませる作家でいてくれる事を願う。 | ||||
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期待しすぎたのかもしれませんが、やっぱり関東に住む女が読むと、 どこをおもしろいと思えばいいのか、悩んでしまうところです、すみません。 最後まで読んでも、だからなに? という感想しか持てませんでした。 なんのために税金を5億円も使っているのか、理由はわかりましたが、 その理由に納得がいかず、そんなもののために? とよけいわからなくなってしまい……。 登場人物も個人的には誰も共感できず、読み流してしまったような。 ただ、文章はとても読みやすくて、長くても一気に読めました。 この作家さんは他の作品もこんな感じで、関西の人が読めば楽しいってパターンなんでしょうね。 うらやましいけど、私はもうやめておきます。 | ||||
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他の方も書かれていましたが、テンポがとても悪くて なかなか読み進められませんでした。 この著者の方の作品は初めてでしたが、 他の作品を読む意欲がわきませんでした。 | ||||
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映画化したものを見たので、原作が気になって読んでみました。 う〜んこうだったのかと納得したところもあれば、ちょっと違和感を感じたところもあるので、 ただやはり原作ならではの面白さを感じられたので良かったです。 | ||||
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万城目学の作品を読むのはこれで二作目だ。実に面白い作品だった。 期待は全く裏切られることなく、最後まで読んだ。 大阪人の発想力の豊かさ、ユニークさは恐らく日本一であろう。 いや、間違いなくそうだ。 もしこんな事が本当にあったら、さぞ愉快であろうという事を、 ストレートに射抜いてくれるのが、万城目作品。 映画は原作よりつまらない事が多いが期待したい。 但し、旭は女。鳥居は男でいってほしかった。 | ||||
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タイトルと表紙(大阪城)から、豊臣家の末裔の話なんだろうな、とすぐに分かります。こういう仮想歴史物は大好きなので、わくわくしながら読み始めました。 大阪の地名がてんこもりで出てきます。描写がすんごく細かいです。でもそのおかげで、大阪に土地勘のまったくない、東京人の自分でもすんなりと読むことができました。一方で大阪の方には描写がくどいかもしれません。 それから人物描写が丁寧で、その点も好感が持てます。主人公クラスの人物にはすんなりと感情移入できます。あと、登場人物のファミリーネームが凝っていてうれしいです。 ストーリーの説明はしません。何を説明してもネタばれになりそうで難しいです。とにかく歴史好きで壮大なホラ話を楽しめれば、それで良しとする方とか、豊臣家ファンの方とかにはお薦めです。特に後半のドミノ倒し的な展開は素晴らしく、ゾクゾクしてきます。 あ。豊臣家ファンの方はひょっとしたら、ある点にガッカリするかもしれません。そのときは笑って許してくださいね。 | ||||
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「父の言葉」のくだりで不覚にも涙が出ました。父を亡くし息子を持つ身になった自分にとって胸に来ました。他の奇想天外でSFチックなストーリーはすべておまけに見えます。また史実を知っていると結構楽しめます。旭の出自はなるほどと思ってしまうし、竹中と黒田が幼なじみでしかも黒田が車イスというのにも作者のユーモアが感じられます。蜂須賀という名前も彼の運命を暗示しているようです。人によって評価の分かれる作品だと思います。私は星5つです。 | ||||
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大阪の男120万人が決起するというありえない設定をおかしく描く小説 すみません、不勉強なので作者の作品を読むのはこれが初めてです。 この作品もそうですが、絵が目に浮かぶように精緻でよみやすい表現な せいか、すでに3作品が映画なりになっているのですね。 話の中心は、会計検査院の職員である表紙の3人、上級公務員をTOPで通ったのに なぜかTOPにあまりふさわしくないと言われる会計検査に来ている2人と 小太りピンぼけで、中学生のジャージを着ると中学生に勘違いされたまま 連行されてしまうおとぼけものの3人の会計監査員。 そして何故か2章になり、不思議とお好み焼きの記述が増え、 お好み焼きやのどう考えてもうだつの上がらない親父、 女子になりたくて学校にセーラー服を着てゆく小太りの中学生 そして、その中学生の同級生で幼なじみ、強気な女子と6人が中心です。 話の展開が、かなり唐突です。最初は、会計監査で大阪府庁が中心で あったのに対し、突然、大坂城の近くのお好み焼きやと初めて読んだ 私には戸惑いました。まぁ、扱っている構想もとんでもないものを 扱っているので最後には繋がっていくのは理解できるのですが。 この小説のとんでもない設定、そしてそれを取り巻く話として 元々が連載小説だった不連続感も併せ持った小説になっています。 とはいえ、小説のテンポ、そして記述には具体的で力強く、読んでいて 引き込まれます。そしてにわかに信じがたい内容にも係わらず、一子相伝で 長い廊下を死期を感じた男親と、意味もわからずついて行く息子という 想定がとても惹かれました。 私の体験として、大坂のおばちゃんは、冷たそうなのだけど実はとても 親切で、首をつっこみたがりというのが、そのままに表現されている この本は、とても読後感が良い本でした。おすすめです。 | ||||
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どうも堤さんや綾瀬さんの顔が目に浮かんでしまうのだけれども,小説自体が奇想天外で面白い。 あり得ないことを淡々と書くことは難しい。 それを当たり前のようにこなしているところが凄いと思う。 | ||||
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とてもおもしろく、読ませていただきました。 豊臣と徳川の関係が今も私の中にもあります。 東京がどうしても好きになれないのは、やっぱり大阪国の人間なのでしょうね。 特に、大阪の人読んでください。 | ||||
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これだけのレビューの投稿がありながら、「どうして誰もツッコミを入れないのだろう?」と不思議に思う事があります。何故なのでしょう? ボクは、読んでいる時、何度も本に向かってツッコミを入れていました。 万城目先生も、「ツッコミを入れて欲しい」と思っているような感じがするのですが、、、、。 そこで、この場をお借りして、不肖わたくしが、ツッコミを入れさせて頂きます。 それではいきます。 『あんなガラの悪い王女がおるか〜〜!!』(笑) ところで、映画の『プリンセス・トヨトミ』について一言。 映画は、原作の内容をかなり変えています。こんなことをすると、たいていアウトなのですが、この映画についてはセーフで、そんなに悪いとは思いませんでした。観る価値はあると思います。 ただ、映画は、直接民主主義的な考えがイヤで、そのかわりに官僚礼賛主義的な考えを支持するために、原作の一番肝心な部分が歪んでしまって、全く説得力のないものになってしまっています。原作の一番肝心な部分について、これをこのうえもなく大切なものであると考える立場からすると、この一番肝心な部分に大いに共感を持てる人たちに映画を撮ってもらいたかったと思いました。 なお、配役について、ボクは、少なくとも旭・ゲーンズブールについては藤原紀香しかできない、と思っていたのですが、、、、、。 | ||||
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万城目氏のテレビインタビューを見て、本を手にとりました。 著者自身の素敵な雰囲気にひかれて。 読後正直な感想としては、伏線が長いかな・・・、と。 日本の歴史をはじめ、大阪の歴史にもあまり詳しくない私は、歴史の内容を説明してくれる文は勉強にはなりましたが、あまり印象に残らない結果となりました。 歴史好きな方や、大阪の方には良いのかもしれません。 登場人物の一人ひとりを詳細に描き出す点では、読むにあたって、頭の中での映像化が容易になり、話へ入りやすくもなりました。 しかし、大阪全停止までのストーリーが長く、だらだらと読んでしまい、すっきりしない気分です。 万城目氏の他の作品に期待します。 | ||||
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映画が公開され、予告などみるとSFちっくな感じで、そのジャンル大好きな私としては、是非、原作を読もうと思い、購入しました。 ところが、実は父と息子の愛情や絆が、物語の根底にあり、とても胸をうたれました。 そして、母親たちの女としての立場や思いも伝わり、奥深い話だったと、読後はしばらく、感動に浸ってました。 実際に、こんな国があるのではないか、あっても良いのでは、と思ってしまいました。 | ||||
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ストーリーはそこそこおもしろい。 でもそれは着想の斬新さのみで、欠点も多く目に付く。 冗長である。 人物造形が薄っぺらでステレオタイプで、アニメのキャラクターを見ているよう。 細部がうまくかみ合わない。 扉絵に助けられる程度の文章力。 今後に期待です。 | ||||
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鴨川ホルモーが驚異的に面白かったので、かなり期待していた。 その読後感はうーん、惜しいというものだった。構成上の致命的なミスは息子の願望だろう。それが気になって、「父と子のストーリー」に感情移入できないのだ。これは明らかにやめた方がよかった。あと、女がどうこう(これは読めばわかる)は蛇足だと思いますよ。焦点がぼやけるだけ。 でも、逆に言えば、これだけ勢い余ってすっころんだ構成で500数十ページを読ませるのだから、万城目氏、恐るべしだ。失敗作なのに流行作家の彼や彼女(みなさん趣味があるので、名前あげません)の作品よりはるかに質が高い。決して読んで損はないのだが、読前の期待値はもっともっと高かったのだ。 余分なエピソードを刈り込んで、分量を四分の三ぐらいにすれば、相当質の高いファンタジーになったのではないか。著名な映画監督が「映画はフィルムを編集で切れば切るほどよくなる」と言っていたが、それと同じことが小説にも当てはまるだろう。舞台が大阪だし、ちょっと思い入れ強すぎたかな。 ついでに言っておくと、映画はこの失敗作をさらに百倍失敗させたできだと思った...合掌。 | ||||
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荒唐無稽な話を、本当にそうかもしれないと思わせる筆致はこの作品でも遺憾なく発揮されている。登場人物の名前を戦国武将からとっているあたり、歴史物好きはニヤニヤできるだろう。西日本に漂うアヤシイイメージを描かせたら当代随一の作家さんではないかしらん。 展開が遅く前作に比べて盛り上がりにいまいち欠けるところがある気がしたので星4つ。 | ||||
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大阪には、400年前から続く「秘密」があった。だが、その「秘密」は、3人の会計検査院の 調査官が東京からやってきたことをきっかけに暴かれることになった。「秘密が暴かれたとき、 大阪が全停止する!?」はたして事の顛末は? 奇抜な発想、奇想天外な展開に、読んでいて思わずのけぞるほどの衝撃を受けた。400年前に 滅んだと思われていた豊臣家の末裔が生きていた!しかも、大阪に住む男たちは、そのことを 知りながら完全に秘密を守り続けている。むむ・・・。どこからこういうアイディアが沸いてくるのか? 作者の豊かな想像力には驚くばかりだ。 細かいことを言えば、「少年にセーラー服を着せる必要性があったのか?」「大阪が全停止したとき、 観光や仕事やその他もろもろの用事で大阪に来ていた人たちはいったいどうしていたのか?」 「大阪を全停止させるほどの存在価値がプリンセス・トヨトミにあるのか?」という疑問はある。 けれど、そういう疑問をすべて吹き飛ばすだけの楽しさがこの作品にはあった。徹底的に読者を 楽しませようとする作者の思惑に、完全にはまってしまった。とにかく楽しい作品だった。 | ||||
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