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鋼鉄都市
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鋼鉄都市の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 61~80 4/5ページ
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本作は、SFとしての面白さを残したままミステリーへと先祖返りした傑作です。 バティ(相棒)物のミステリーでもあります。骨太なSFでありながら娯楽性を兼ね備えるアシモフ作品の魅力が存分に発揮された作品です。 アシモフ未来史の一角を担う作品でもあります。読む順番としては、先に『われはロボット』を読んでおき、また、アシモフの後期作品よりは早く読んでおくべきでしょう。 | ||||
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本作は、SFとしての面白さを残したままミステリーへと先祖返りした傑作です。 バティ(相棒)物のミステリーでもあります。骨太なSFでありながら娯楽性を兼ね備えるアシモフ作品の魅力が存分に発揮された作品です。 アシモフ未来史の一角を担う作品でもあります。読む順番としては、先に『われはロボット』を読んでおき、また、アシモフの後期作品よりは早く読んでおくべきでしょう。 | ||||
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実を言うと何年も読もうか読まないでおこうかと迷っていた。 今回、ベンフォードさんたちのファウンデーションを読むうちに、R(ロボット)たちをアシモフが銀河帝国シリーズに欠かせない要素としているので、そのルーツを! のつもりで、読んだのですが。 未来世界では、地球を脱して先に星間国家を作り上げたスペーサーが、圧倒的に強い力を持っていた。 その彼らが、地球に帰還するや圧倒的な軍事力で圧倒して、ニューヨーク郊外に駐屯都市シティを建造する。 物語は、そのシティで殺人事件が起こり、その解決をゆだねられたのが私服刑事ベイリ。シティのほうでも協力の証としてロボットを一体建造し、同行させる。 さて、内容であるが未来世界のニューヨークが断片的な印象しか構築されていないし、自動通路を次々に乗り換えるシーンはそれなりに面白くさせようとしたらしいが、なにかイマイチ。 ベイリのかみさんや子供さんも印象が薄いし、情景も曖昧。 何というか、形だけは未来という図式を描いたらしいが説得力が無い。 そのうちに、事件解決となるがそれが突拍子もなくやってくる。スペーサーたちは主人公の演説を聴いて、星への帰還を決める。 なんなの?と言いたい。強力な艦隊を率いてやってきたからには「やらねば!」という目標があったのにと首をかしげたくなる。 SFと推理を融合させたと言うが、推理が幼くて動機もよ〜わからん。犯人が判っても罪にとらわれない。変な殺人事件! 同じ頃、イギリスやフランスにはシャーロックホームズやルパンが会ったはずだが、まるでレベルが違う。 これ以降の作品が良くなっていくからこそ、この作品もそれなりに評価を得たのだろうと思うが、この作品単体では・・。 また、翻訳の質が古い!福島正美さんの訳も小さな年頃向け少年SFくらいならともかく、少々時代が違うような気がする。 この作品で建造されたRダニールはやがて、人類の庇護者となって長い時間を生きる。それだけでも満足したいのだが・・・・。 | ||||
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ミステリとしてのおもしろさとロボット・テーマは他のレビュアーたちにまかせて、それ以外の面を… 舞台となるニューヨーク・シティの描写を読んで行くうち、もう一つの「シティ」との比較を考えてしまった。そのシティとは、アシモフと並ぶ巨匠クラークの『銀河帝国の崩壊』(またはそのリメイク『都市と星』)のダイアスパーである。書かれたのもほぼ同じ1953年頃。 外界とは完全に(立体的にも)遮断され、住人たちは外の世界を恐れるようになってしまった巨大都市、という点では両者は共通している。本作の高速自動走路に似た交通機関はダイアスパーにもあった。しかし、ダイアスパーがユートピア的だったのに対して、ニューヨーク・シティは人々の不満がうずまく閉塞的状況に陥っている。本作は現代的な問題点の尾をひきずっていると言えるだろう。 しかし、クラークみたいな壮大なストーリー展開は最初から考えていないにしても、アシモフもラストで結局同じような夢を描いている点は興味深かった。 話の骨格は古典的謎解きミステリ以外のなにものでもないが、純粋にSFとしての満足度もさすがに高い。 | ||||
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ミステリとしてのおもしろさとロボット・テーマは他のレビュアーたちにまかせて、それ以外の面を… 舞台となるニューヨーク・シティの描写を読んで行くうち、もう一つの「シティ」との比較を考えてしまった。そのシティとは、アシモフと並ぶ巨匠クラークの『銀河帝国の崩壊』(またはそのリメイク『都市と星』)のダイアスパーである。書かれたのもほぼ同じ1953年頃。 外界とは完全に(立体的にも)遮断され、住人たちは外の世界を恐れるようになってしまった巨大都市、という点では両者は共通している。本作の高速自動走路に似た交通機関はダイアスパーにもあった。しかし、ダイアスパーがユートピア的だったのに対して、ニューヨーク・シティは人々の不満がうずまく閉塞的状況に陥っている。本作は現代的な問題点の尾をひきずっていると言えるだろう。 しかし、クラークみたいな壮大なストーリー展開は最初から考えていないにしても、アシモフもラストで結局同じような夢を描いている点は興味深かった。 話の骨格は古典的謎解きミステリ以外のなにものでもないが、純粋にSFとしての満足度もさすがに高い。 | ||||
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現在巷に溢れているロボット話は、すべてアシモフから始まったのだと実感した。ロボットやアンドロイドと人間の共存、人間を養いきれなくなった地球、ドーム都市、そして宇宙移民……。この作品にはSFの定番モチーフがぎゅっとつまっていて、なおかつ秀逸なミステリーでもある。未来都市の様子や市民の「常識」が、日常生活の細部に至るまできっちり書き込まれていて感嘆するほかはなかった。これが書かれた年代を思うと驚くばかり。逆にこの半世紀、人間はいかほどの進歩をとげたのかと懐疑的になるほどだった。 | ||||
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現在巷に溢れているロボット話は、すべてアシモフから始まったのだと実感した。ロボットやアンドロイドと人間の共存、人間を養いきれなくなった地球、ドーム都市、そして宇宙移民……。この作品にはSFの定番モチーフがぎゅっとつまっていて、なおかつ秀逸なミステリーでもある。未来都市の様子や市民の「常識」が、日常生活の細部に至るまできっちり書き込まれていて感嘆するほかはなかった。これが書かれた年代を思うと驚くばかり。逆にこの半世紀、人間はいかほどの進歩をとげたのかと懐疑的になるほどだった。 | ||||
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銀河帝国興亡史シリーズを完読した後なので、時代は遡って近未来の地球を舞台で同じロボット・ダニールが登場するのは興味深かった。アシモフのSFはSFでありながら人間心理の葛藤がストーリーの重要な部分を占めるところが面白い。 | ||||
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銀河帝国興亡史シリーズを完読した後なので、時代は遡って近未来の地球を舞台で同じロボット・ダニールが登場するのは興味深かった。アシモフのSFはSFでありながら人間心理の葛藤がストーリーの重要な部分を占めるところが面白い。 | ||||
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最近、ちまたでは子どもに本を読ませようと必死である。「子ども読書週間」とか、うらやましい時代だ。それで本読みがふえるかどうかは別問題だけれど。 で、SFファンでなくとも、いっぱしの読書家を気取るなら最低限読んでおかなければならない本、というものはあって、本書はその1冊であろう。古典だが、面白いことは保証する。書かれた時代を考えると、ちょっと呆然とするよ。これから読む方、絶対に次のアシモフに手が出ることは賭けてもいい(笑)。 | ||||
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最近、ちまたでは子どもに本を読ませようと必死である。「子ども読書週間」とか、うらやましい時代だ。それで本読みがふえるかどうかは別問題だけれど。 で、SFファンでなくとも、いっぱしの読書家を気取るなら最低限読んでおかなければならない本、というものはあって、本書はその1冊であろう。古典だが、面白いことは保証する。書かれた時代を考えると、ちょっと呆然とするよ。これから読む方、絶対に次のアシモフに手が出ることは賭けてもいい(笑)。 | ||||
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未来の地球人はドームに覆われた鋼鉄都市に住んでいた。 ドーム都市に住むことで人々は広所恐怖症になっていた。 普通の人々にとってドームの外に出ることはとてつもない苦痛である。 そして、人類史で初めての「殺宇宙人事件」が発生する。 殺害現場はドームの外! 人間がドームの外に出ることは考えにくい。 犯人はロボットなのか? だが、ロボットに殺人なぞ出来る訳がない! ロボット工学の第一条 「ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない」 は、ロボットのポジトロン脳の中枢に組み込まれており、 人間を助けることが出来なかった場合でさえ、ロボットは機能不全に陥ってしまうのである! ニューヨーク市警C5級私服刑事イライジャ・ベイリが捜査することになるが、 ベイリにはロボット刑事R・ダニール・オリヴォーが相棒として付くことになる。 ロボット刑事の存在に戸惑いながらも、ベイリは事件の真相を見事に暴く! 漫画「究極超人あーる」の田中一郎にRが付いているのはこの作品が元ネタです。 半村良の「亜空間要塞」でも刑事の名前にRが付いているというギャグをやっていたっけな。 ギャグやパスティーシュの元になるぐらい「鋼鉄都市」はスタンダードな名作である。 | ||||
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未来の地球人はドームに覆われた鋼鉄都市に住んでいた。 ドーム都市に住むことで人々は広所恐怖症になっていた。 普通の人々にとってドームの外に出ることはとてつもない苦痛である。 そして、人類史で初めての「殺宇宙人事件」が発生する。 殺害現場はドームの外! 人間がドームの外に出ることは考えにくい。 犯人はロボットなのか? だが、ロボットに殺人なぞ出来る訳がない! ロボット工学の第一条 「ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない」 は、ロボットのポジトロン脳の中枢に組み込まれており、 人間を助けることが出来なかった場合でさえ、ロボットは機能不全に陥ってしまうのである! ニューヨーク市警C5級私服刑事イライジャ・ベイリが捜査することになるが、 ベイリにはロボット刑事R・ダニール・オリヴォーが相棒として付くことになる。 ロボット刑事の存在に戸惑いながらも、ベイリは事件の真相を見事に暴く! 漫画「究極超人あーる」の田中一郎にRが付いているのはこの作品が元ネタです。 半村良の「亜空間要塞」でも刑事の名前にRが付いているというギャグをやっていたっけな。 ギャグやパスティーシュの元になるぐらい「鋼鉄都市」はスタンダードな名作である。 | ||||
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舞台は未来の地球。当時の地球は宇宙人(地球から宇宙へ移民した人々の子孫)たちの支配下にあった。また地球は極度の都市化・食糧生産の合理化・配給制度によって急激な人口増加に対応していたが、それも限界に達しようとしていた。宇宙人たちは地球を改善すべく、ロボット積極的導入政策を進めたが、かつての地球の栄光を懐かしむ<懐古主義者>たちの宇宙人やロボットへの反発は日増しに強くなっていた。 そんな中、ニューヨーク・シティに隣接する宇宙市(宇宙人居住区)で1人の宇宙人が殺された! 宇宙市に住む宇宙人の中には犯人はいなかった。しかし、地球人は原則的に宇宙市に入れないし、たとえ許可を得て入ったとしても<回廊>で武装解除されてしまう。 <回廊>を通らず荒野を横切って宇宙市に入る方法もあるが、地球人は長い<シティ>生活の結果、極度に自然を恐れるために不可能である。そしてもちろん、ロボットには人間を殺せない・・・ ニューヨーク・シティの警視総監・エンダービイはこの怪事件を重く見て、大学以来の親友で優秀な刑事・イライジャ=ベイリに捜査を命じる。一方、宇宙市側は初のアンドロイド(人間そっくりのロボット)・ダニール=オリヴォーを派遣。ここに人間とロボットの刑事コンビが誕生した…… 人気のベイリ・ダニールコンビ初登場の作品。SF的道具立てをミステリのトリックに利用したSFミステリ(SFとミステリの融合)の傑作として名高いが、そういったアイディアとプロットの巧みさだけでなく、SFロマンに満ちあふれた世界観も魅力的である。 | ||||
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舞台は未来の地球。当時の地球は宇宙人(地球から宇宙へ移民した人々の子孫)たちの支配下にあった。また地球は極度の都市化・食糧生産の合理化・配給制度によって急激な人口増加に対応していたが、それも限界に達しようとしていた。宇宙人たちは地球を改善すべく、ロボット積極的導入政策を進めたが、かつての地球の栄光を懐かしむ<懐古主義者>たちの宇宙人やロボットへの反発は日増しに強くなっていた。 そんな中、ニューヨーク・シティに隣接する宇宙市(宇宙人居住区)で1人の宇宙人が殺された! 宇宙市に住む宇宙人の中には犯人はいなかった。しかし、地球人は原則的に宇宙市に入れないし、たとえ許可を得て入ったとしても<回廊>で武装解除されてしまう。 <回廊>を通らず荒野を横切って宇宙市に入る方法もあるが、地球人は長い<シティ>生活の結果、極度に自然を恐れるために不可能である。そしてもちろん、ロボットには人間を殺せない・・・ ニューヨーク・シティの警視総監・エンダービイはこの怪事件を重く見て、大学以来の親友で優秀な刑事・イライジャ=ベイリに捜査を命じる。一方、宇宙市側は初のアンドロイド(人間そっくりのロボット)・ダニール=オリヴォーを派遣。ここに人間とロボットの刑事コンビが誕生した…… 人気のベイリ・ダニールコンビ初登場の作品。SF的道具立てをミステリのトリックに利用したSFミステリ(SFとミステリの融合)の傑作として名高いが、そういったアイディアとプロットの巧みさだけでなく、SFロマンに満ちあふれた世界観も魅力的である。 | ||||
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鋼鉄都市はSFの世界を舞台にしたミステリーです。殺人事件は土壇場で真相が明らかにされますが、前半での登場人物の行動の矛盾や状況証拠、一見必要がないと思われるエピソードにかなりのヒントが隠されていますので、推理しながら読むと面白いと思います。 | ||||
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鋼鉄都市はSFの世界を舞台にしたミステリーです。殺人事件は土壇場で真相が明らかにされますが、前半での登場人物の行動の矛盾や状況証拠、一見必要がないと思われるエピソードにかなりのヒントが隠されていますので、推理しながら読むと面白いと思います。 | ||||
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もの凄く面白い理由としては、ロボットとの交流・世界観・物語の書き方でしょう。とくに書き方の部分では、章が終わる毎に新しい展開を入れていくので、中々目が離せなくなる、読者への引き込みがもの凄く魅力的に作られています。SFが好き、ミステリが好き、そんな人も読んで欲しいけど、作家になりたい人が読んで欲しい1冊です。 | ||||
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もの凄く面白い理由としては、ロボットとの交流・世界観・物語の書き方でしょう。とくに書き方の部分では、章が終わる毎に新しい展開を入れていくので、中々目が離せなくなる、読者への引き込みがもの凄く魅力的に作られています。SFが好き、ミステリが好き、そんな人も読んで欲しいけど、作家になりたい人が読んで欲しい1冊です。 | ||||
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これがSFミステリーだ、と言ったら今の若い人たちはどんな顔をするのだろうか。どう考えても京極夏彦に勝てるとは思えない、ロボット刑事ダニィ・シリーズだ。とは言っても、別にパトカーが空を飛ぶわけでもないし、ストーリー自体は地味、というか普通。ただ、未来世界背景の描写とかはさすがです。 確認しとくが、ニ十年以上前に見かけた「意外な犯人!」とかいうオビは、まさか二度とつけないだろうね。 | ||||
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