■スポンサードリンク


鋼鉄都市



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

鋼鉄都市の評価: 4.48/5点 レビュー 85件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.48pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全85件 81~85 5/5ページ
No.5:
(4pt)

アシモフ入門編としては最適

これがSFミステリーだ、と言ったら今の若い人たちはどんな顔をするのだろうか。どう考えても京極夏彦に勝てるとは思えない、ロボット刑事ダニィ・シリーズだ。とは言っても、別にパトカーが空を飛ぶわけでもないし、ストーリー自体は地味、というか普通。ただ、未来世界背景の描写とかはさすがです。
 確認しとくが、ニ十年以上前に見かけた「意外な犯人!」とかいうオビは、まさか二度とつけないだろうね。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04
No.4:
(4pt)

シリーズ一作目。

SFミステリというとまぁこの本が挙がる、アシモフのSFは主に三つの流れがある。ファウンデーション・シリーズが社会を基盤としていて、ロボット・シリーズがロボット研究者を主軸とする。最後のシリーズの最初の一冊がこれ、このシリーズに確定した名前はなくて、まぁ名付けるとすれば≪ベイリ&ダニール≫あたりが妥当か。イライジャ・ベイリは刑事、ダニール・オリヴォーは人の型をした──ロボット。多分人間が造った中で結果的に最高のものだ。 地球人は各々が狭いドームに暮らし、外界を嫌悪し怖れる。宇宙に飛び出していった宇宙人≪スペーサー≫らは細菌に免疫がない、別れていた時間の内に生理機能まで変化(進化?)してしまった結果だ。そんな状況の中で地球にやってきていた宇宙人が殺される、だが場所はドームの外、わずかにしかいない宇宙人は皆シロ。 どんな“異常な”地球人がドームの外に出たのか、それを調べるために使わされたのがR(ロボット)・ダニール。彼と組まされた刑事がイライジャ・ベイリ。恵まれた宇宙人に対する嫌悪を押えてベイリは駆けずり回る。起動したてのダニールはなんか変だし。 アシモフがこの話を書いた時、このシリーズの行く末を想定していなかっただろう。ベイリは地球の大英雄になってしまうし……、ダニールは(これは言っちゃあかんか。)。個人的には、このふたりの友情譚とか聞くとなんか半眼になって眺めてしまいそうな心持ちになる(笑)、幾つかの意味で。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.3:
(4pt)

シリーズ一作目。

SFミステリというとまぁこの本が挙がる、アシモフのSFは主に三つの流れがある。ファウンデーション・シリーズが社会を基盤としていて、ロボット・シリーズがロボット研究者を主軸とする。最後のシリーズの最初の一冊がこれ、このシリーズに確定した名前はなくて、まぁ名付けるとすれば≪ベイリ&ダニール≫あたりが妥当か。イライジャ・ベイリは刑事、ダニール・オリヴォーは人の型をした──ロボット。多分人間が造った中で結果的に最高のものだ。
 地球人は各々が狭いドームに暮らし、外界を嫌悪し怖れる。宇宙に飛び出していった宇宙人≪スペーサー≫らは細菌に免疫がない、別れていた時間の内に生理機能まで変化(進化?)してしまった結果だ。そんな状況の中で地球にやってきていた宇宙人が殺される、だが場所はドームの外、わずかにしかいない宇宙人は皆シロ。
 どんな“異常な”地球人がドームの外に出たのか、それを調べるために使わされたのがR(ロボット)・ダニール。彼と組まされた刑事がイライジャ・ベイリ。恵まれた宇宙人に対する嫌悪を押えてベイリは駆けずり回る。起動したてのダニールはなんか変だし。
 アシモフがこの話を書いた時、このシリーズの行く末を想定していなかっただろう。ベイリは地球の大英雄になってしまうし……、ダニールは(これは言っちゃあかんか。)。個人的には、このふたりの友情譚とか聞くとなんか半眼になって眺めてしまいそうな心持ちになる(笑)、幾つかの意味で。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04
No.2:
(5pt)

歴史上初の本格的SF推理小説

SFというと、奇想天外な出来事がばんばん起こるような自由奔放さが持味。対して推理小説は、不自由さというか規制された状況をいかにして克服するか、というのが醍醐味。この本が執筆されるまで、SFと推理小説は相反するもので、SF推理小説は存在し得ないと言われてました。 それをアシモフは成し遂げてくれました。とある殺人事件を巡る謎。ロボットに人は殺せない。しかし、犯行の機会があったのはロボットだけ。逆に人間は人を殺すことができるが、犯行の機会がなかった。 この矛盾をどうやって解決するのか?興味が湧いた方は是非ご一読を。 唐突な新発明とか超常現象とかの犯則技は一切ありません。読めばなるほどと納得できます。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.1:
(5pt)

歴史上初の本格的SF推理小説

SFというと、奇想天外な出来事がばんばん起こるような自由奔放さが持味。対して推理小説は、不自由さというか規制された状況をいかにして克服するか、というのが醍醐味。この本が執筆されるまで、SFと推理小説は相反するもので、SF推理小説は存在し得ないと言われてました。 それをアシモフは成し遂げてくれました。
とある殺人事件を巡る謎。
ロボットに人は殺せない。しかし、犯行の機会があったのはロボットだけ。逆に人間は人を殺すことができるが、犯行の機会がなかった。 この矛盾をどうやって解決するのか?
興味が湧いた方は是非ご一読を。 唐突な新発明とか超常現象とかの犯則技は一切ありません。読めばなるほどと納得できます。
鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (1959年) (ハヤカワ・ファンタジイ)より
B000JARP04

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!