■スポンサードリンク
七人の鬼ごっこ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
七人の鬼ごっこの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三津田先生らしく相変わらずラストがグダグダしてすっきりしないが、秀作であることは間違いない。とりあえず言えることは、『毎回、本作のように、ホラー要素を限りなく除外して、ミステリのみに徹すれば、傑作、秀作を連発できるのに』、ということ。余計なホラー要素を加えるから、作品の純度が落ちてしまう。カー先生、横溝先生のように、ホラー要素は雰囲気作りのみに留めてもらいたい。優れたミステリは誰にでも書けるものではないが、同じように、秀でたホラーミステリも誰にでも書けるものではない。作家によって向き不向きがあるのだ。自身の嗜好と才能は分けて捉えてもらいたい。とは言っても、たぶん、もう手遅れだけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自殺予防の電話カウンセリングに掛かってきた一本の電話から話は始まります タイトルに「鬼ごっこ」とあるのに、「だるまさんがころんだ」がキーワードのようだし、 自殺(それとも事故?殺人?)事件が起きたと思っていたら、連続殺人事件が引き続き起こります 探偵役(主人公)はカウンセリングに電話を掛けた人物の幼馴染であるホラーミステリ作家 怪奇な雰囲気が常に付き纏います いつになったら主人公が怪異に巻き込まれるのかなと思っていたら、 (本格)ミステリな方向にも進みはじめて、ドキドキしっぱなしでした 例のごとく著者の他の作品と微妙にリンクしています 単行本書き下ろし作品ですが、必要以上に重くなりすぎておらず、 読みやすかったです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三津田氏のホラー・ミステリは大好きなのですが、この作品に関しては少し辛い評価となります。 私はミステリを読む際に、自分で推理や犯人捜しは滅多にしません。ストーリーに集中して、気持ちよく驚かされたいからです。 ですが、今回はすぐに犯人が解ってしまった。「ヨ○コ」の正体は? 動機は? すべて予想してしまった通りでした。 ラストの推理披露でも二転三転する場面が作られているのですが、皮肉なことに安定感があだとなって、もう○個ぐらいどんでん返しの推理があって、最後はあの人物に行き当たるんだろうな、と思ったら、やっぱりその通り……。私でさえそうなんですから、読書経験を積んだミステリ・ファンなら、もっと早い段階で絵図のすべてが解ってしまうでしょう。 そのくせ後味は悪く(『首無の如き祟るもの』のような、ゾクゾクさせられる不気味なラストとはまったく別の意味で)、「面白かった!」と言い難い。 序盤は京極夏彦氏の「陰摩羅鬼の瑕」に近く、ラストは「邪魅の雫」に近い、と言えばいいでしょうか。もちろん、本作の質はあそこまで酷くはなく、読み応えのある場面も多いのですが。 ただ、この作品の事件は、死相学探偵・弦矢俊一郎が活躍するのと同じ世界で起こる事件なので、ひょっとすると、この作品で示されたおぞましく邪悪な人物と、弦矢俊一郎が激突する展開もあり得るかもしれません。そこら辺に期待大、です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
光文社からの初ハードカバー。「ホラー」なのに安定感が漂っていていいのか疑問ではありますが、ホラー系ミステリなので別に構わないでしょう。ホラーは理不尽さやつじつまの合わなさがその怖さの元凶であったと思いますが、そのカタチを変えて、本来相容れない理知と明瞭さを併せ持つ本格ミステリと、毎度のことながら見事に融合しています。 ファンからの贅沢をいうのなら、「首無の如き祟るもの」などのような最後に開いた口が塞がらない系の弩球の作品を待望してしまいますが、そういった展開はないものの本作も充分に本格(ホラー)ミステリとしてぐいぐい読ませてくれます。 三津田氏のファンの方にはぜひともお薦めします。初めて手に取って読んでみようかなと考えておられる方も、三津田氏の小説がどのようなものであるかを知ることができると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
光文社からの初ハードカバー。「ホラー」なのに安定感が漂っていていいのか疑問ではありますが、ホラー系ミステリなので別に構わないでしょう。ホラーは理不尽さやつじつまの合わなさがその怖さの元凶であったと思いますが、そのカタチを変えて、本来相容れない理知と明瞭さを併せ持つ本格ミステリと、毎度のことながら見事に融合しています。 ファンからの贅沢をいうのなら、「首無の如き祟るもの」などのような最後に開いた口が塞がらない系の弩球の作品を待望してしまいますが、そういった展開はないものの本作も充分に本格(ホラー)ミステリとしてぐいぐい読ませてくれます。 三津田氏のファンの方にはぜひともお薦めします。初めて手に取って読んでみようかなと考えておられる方も、三津田氏の小説がどのようなものであるかを知ることができると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かったです。今回はホラー色が薄くミステリー系でした、読んでいると何故か20世紀少年が読み返したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かったです。今回はホラー色が薄くミステリー系でした、読んでいると何故か20世紀少年が読み返したくなりました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!