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獣たちの墓
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獣たちの墓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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かなり残酷なシーンを扱っていますが、抑えた描写が光ります。かっこいいスカダーが見られます。 | ||||
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アナログな捜査手法、普通と違ったエンディング。犯人の残忍さ、容赦なしの犯行はサスペンス、ホラー、小説、映画を多々みていますが中々ない内容です | ||||
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ローレンス・ブロックの小説は、あまり、オチがないように思いますが、舞台がアメリカの各地なので、その辺りの情景描写が好きで読んでます。なので、ハマる人はハマるかも?中毒性があるので、ご注意を‥ | ||||
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相変わらず冴えまくる会話の妙と誘拐犯との駆け引きを堪能しましょう。この作家には翻訳ものにありがちな大げさな比喩・面白くないユーモア、日本作家にありがちな何様かっていうのぼせ上がった態度がなくとても気持ちがいい。 | ||||
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ブロックの新作を首を長くして待っていたが、過去の作品をチェックすると、未読らしいものがチラホラありました。これもそのひとつで、古書価は安いし、昔のスカダーに会えるしと良いことずくめでした。 ポケベルや公衆電話といった今では過去の遺物になってしまった小道具が重要な位置を占めるし、GPSがあればすぐ解決できる事件ですが、さすがに手練れのブロックで、読んでいる間はそんなことはまったく考えさせず、ページをめくる手が止まりませんでした。緊張感が途切れることのない傑作です。 | ||||
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リーアム・ニーソン主演映画「誘拐の掟」の原作ということで読んでみました。 映画もよかったですが原作のほうがいいですね。 原作があって映画になったものは原作を超えるようなものはなかなかありません。 他の作品も読んでみたいです。映画もシリーズ化されるといいです。 | ||||
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評者は、ローレンス・ブロックの作品で過去に読んだなかで印象に残っているのは、「マット・スカダー・シリーズ」と「泥棒バーニイ・シリーズ」である。 泥棒バーニイ・シリーズも面白いのだが、なんといってもマット・スカダー・シリーズが特に多く読んだ記憶である。 『八百万の死にざま 』、が特に良かった記憶であるが、最近になって積んであった在庫から『暗闇にひと突き』 や『 死者の長い列 』などを再読したほどである。 久しぶりにマッド・スカダー・シリーズで未読の本書『獣たちの墓』を入手して読むことにした。 本作に登場するハッカー少年のホングとキングの二人が電話局のコンピューターに侵入するところなどは、著者が1992年にこのストーリーを書いたことを考えるとかなりITにかんする知識を仕入れたことを覗うことができる。 黒人少年T・Jも相変わらず大活躍し、マットはやはりA・Aへ欠かさず通っている。 ストーリー自体に新鮮味はないし、淡々と進む語りも相変わらずながら、やはりブロックならではの味があり退屈することなくテンポよく読ませてくれた。 訳者あとがきで田口俊樹氏が、本作(マットが結婚する前)と結婚することになる『死者の長い列』とスカダーがどこかちがっている、どちらを是とするか非とするかと記述していたが、評者は本作より『 死者の長い列 』のほうが好みであると評価したい。 マット・スカダー・シリーズ第10作目『獣たちの墓』を、楽しみながらニ晩で読み終えてしまった。 | ||||
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リーアム・ニーソン主演の映画の原作です。 映画の方を見に行く時間が取れそうになく、せめて、 ということで原作だけ読んでみたのですが、とてもおもしろい作品でした。 あまり普段こういった探偵小説は読まないので ローレンス・ブロックの作品を読んだのも初めてなのですが、 会話シーンでの主人公と登場人物との間のやり取りに非常に魅力があり、 主人公のあまりでしゃばらないというか、淡々と的確なトスを返していく感じが非常に良いです。 ストーリー展開としては誘拐殺人事件の犯人を追っているうちに、 第2の誘拐事件に巻き込まれるというところにハイライトがあるのですが、 起こっている事件こそ陰惨なものの、随所にちゃんと気を抜くポイントもあり、 事件にかかり切りになるのではなくてご飯を食べに行ったり彼女とデートしたり、 日常の中でこつこつと物事が進行していってる感じが良いなと思いました。 ハードボイルドものということですが、主人公は禁酒の集会にほぼ毎日かかさず参加したり、 暴力を振るって事件を解決していくようなスタンスでもないみたいなので、 あまりコテコテなハードボイルドものが好きじゃないという方も楽しめると思います。 こういった映画やジャンルじたいが好きじゃなくても、 やっぱりアメリカ文学はいいな〜と思える作品なので、気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。 リーアム・ニーソン、この主人公にはハマり役だと思います。 | ||||
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この傑作が、リーアム・ニーソン主演で映画化される。なんて素晴らしいことなのだろう。池上冬樹氏は、このシリーズを「もはや文学」と評した。 「8百万の死にざま」(あるいは「墓場からの切符」)から「死者との誓い」に至るこのシリーズの最盛期の一作。 マット・スカダーシリーズの一番の魅力は、その会話にある。池上氏は、これほど「わからない」を連発する主人公もかつていなかった、しかし、この言葉にこそスカダーの魂が込められているというようなことを述べた。スカダーファンの多くが、この言葉に首肯するに違いない。 特に、ミック・バルーと語り合う時の二人のセリフは、もう本当に「文学」といっていい、味わいがある。 いい文章を書く作家はいくらもいるが、酔わせる文章を書く作家は少ない。しかし、ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズは、間違いなくその「酔わせる」言葉に満ち溢れているのだ、と、これも池上氏。 何だか全部受け売りみたいだが、すべてその通りだと思っていた。 それが、映画化をきっかけにここにまた復活する。一人でも多くの方に、このシリーズを知っていただきたい。 若者たちよ、これが傑作ハードボイルドって奴なんだ。これが、酔わせるサスペンスなのだ! | ||||
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マットとエレインの愛情がステップ・アップした、という意味において、ファンには嬉しい作品でした。 1992年作なので、現在との差は仕方のない事。ですが、やはり、マットの世界感に「漂う」快感は、 ウディ・アレンのNY映画と等価であります。 5月末公開のリーアム・ニーソンの映画。字幕なしでネットで鑑賞しましたが英語力不足で、 ラスト・シークエンスに重なるAAの「リハビリ」のセリフが理解出来なかったのが残念。 日本語版を待ちましょう。 しかし、なんか久々のハードボイルド映画。嬉しいなあ。 スカダー・シリーズとしては、「八百万の死にざま」で洗礼を受けた身にとってシリーズ化 してくれませんかねえ。(^-^;) | ||||
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本作は今回蔵書してあるものを18年ぶりくらいに読み返しました。年に何冊かのペースでスカダーシリーズのペーパーバックを購入して、原書と並行して再読しています。スカダーシリーズはメインストーリーと並行して進むスカダーの言動や他者とのやり取りの妙が大きな魅力となっていると思います。しかし初めて読むときはとにかく先を知りたくて、やり取りの妙を飛ばし気味に読んでいたように思います。しかし今回再読してみると意外と覚えているものだと我ながら感心してしまいました。ただPC黎明期のハッカーのコングズが本作で登場したことや、ミック・バルーが今回に限り、巧妙に遠ざけられていたことなどは忘れていました。コングズのキャラの印象が強く、後の作品でその行く末を知りたかったのですが、出てきませんでしたね。スカダーシリーズのレギュラーのハードルはそれだけ高いというところでしょうか。 スカダーシリーズは2度以上読んでもいい数少ないシリーズです。それを原書とともに読むことで楽しみを追加して読むことができます。英語力の鍛錬になるかというと疑わしいですが、長い英文を読むことには多少慣れることができるかもしれません。残念なのはスカダーシリーズの大部分はもう新刊では手に入らないということです。同時代を切り取るミステリーが時間の経過を凌駕して書店の本棚に残ることは並大抵のことではないと実感します。 | ||||
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I read a Japanese version about 18 years ago. I’d like to read an original version recently. As a result, I ordered the novel to amazon.co.jp and begun to read them at the same time. Although I hardly remembered the story, I didn’t forget monologue of Scudder and conversation with other people. I seemed to impress the scenes very much. Nevertheless you read their talks now, you could feel their talk cool. Since this novel wrote in 1990’s, equipment used by them were old. For example, since they didn’t have cellphone, they used a pay phone and a beeper. However their behavior and thinking on the matter have hardly changed for 20years. Therefore I seem to be able to enjoy reading that written in 20yaers ago. | ||||
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「倒錯の舞踏」−MWA最優秀長編賞受賞作−から読み始めて、 マット・スカダー・シリーズは本作が2作品目。 アルコールに病み、それでも自身の正義を貫こうとする主人公の ひたむきな姿が哀愁をそそります。 前作も同様に猟奇的な殺人者を突き止めますが、事件の異常性で読者を 引っ張ろうにも、限界があります。その意味で、☆3個です。 脇を固めるキャラクターがユニークなだけに、恋人のエレインや TJ、ミック・バルーを相互に絡ませ、活躍させるシリーズの展開は 如何でしょうか。 面白いと思うのですが…。 | ||||
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レバノン系の麻薬ディーラーの妻が何者かに誘拐された。夫は身代金を届けたのだが、妻はバラバラに切断された死体となって戻ってきた。マット・スカダーはその麻薬ディーラーの兄弟の依頼で憎むべき犯人を突き止める捜査を開始する。手掛かりはワゴン車に乗った二人組の男というだけだった。誘拐の手口が鮮やかな点から、過去にも同じ犯罪をしているのではないかと調べ始めると、何件かの同じ手口の未解決事件が見つかった。被害者の女性はどれも残虐なレイプの末に死体となって捨てられている。スカダーは友人TJの紹介でハッカーの二人の若者の協力で、犯人が脅迫電話をかけてきた時の公衆電話を突き止める。そんな時、第二の誘拐事件が起こった。スカダーは身代金受け渡しの役を引き受ける。犯人との対決の時が迫る。 猟奇事件を題材にしているので、その犯行の手口のエピソードが身の毛がよだつ程に恐ろしい。女性の身体を切り刻むことに悦びを見出す犯人像。スカダーが長年付き合っていた娼婦エレインに愛を打ち明けるシーンが感動的だ。 | ||||
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スカダーから酒がぬけてきている。新しい相棒がアナログ探偵であるスカダーにでき、そのスカダーに酒場で会えない奴らを紹介してくる。ホントに便利な奴TJというスカダーをアシストしていく。本作は、酒に悩むスカダーはおらず少しがっかり。連続女性誘拐・レイプそして殺しを趣味にしている奴ら対スカダー&TJ及びその紹介者。スカダーさん、少しはイライラし、バーボンを飲んでひっくりかえってほしかった。いつものシリーズと違うスカダーさんでした。いつものとおりの報酬も依頼者が金持ちでいつもより多いしね。追加料金まで頼んでしまった。立替るお金を借りる相手もいるしね。スカダーさんの恋?愛?はそのままにしてほしかった。色々希望もありますが、最後はいつもの読者を納得させる結末は許してあげます。私はね、いつも読み終える際、思うけど、スカダーさんの友達になりたい。 | ||||
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スカダーから酒がぬけてきている。新しい相棒がアナログ探偵であるスカダーにでき、そのスカダーに酒場で会えない奴らを紹介してくる。ホントに便利な奴TJというスカダーをアシストしていく。本作は、酒に悩むスカダーはおらず少しがっかり。連続女性誘拐・レイプそして殺しを趣味にしている奴ら対スカダー&TJ及びその紹介者。スカダーさん、少しはイライラし、バーボンを飲んでひっくりかえってほしかった。いつものシリーズと違うスカダーさんでした。いつものとおりの報酬も依頼者が金持ちでいつもより多いしね。追加料金まで頼んでしまった。立替るお金を借りる相手もいるしね。スカダーさんの恋?愛?はそのままにしてほしかった。色々希望もありますが、最後はいつもの読者を納得させる結末は許してあげます。私はね、いつも読み終える際、思うけど、スカダーさんの友達になりたい。 | ||||
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スカダーものの中でも、筆頭に挙げられるほどダーク。 しかし、だからこそその中で、スカダーの優しさや、 人間臭さが生きている。 最後までダークな物語だが、心に残る。スカダーものを未読の方には、シリーズの最初から読むことをお勧め。 決して途中から読んだら分からないということではないが、このシリーズの内容的に、主人公の成長と生活の変化が大きな役割を果たしているので。 | ||||
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最近、ミステリードラマを観ていると途中で犯人が分かってしまう事ってありませんか?正直、マット・スカダーシリーズもそうだと思いましたが、最後まで読まないと犯人が分からなかったのです。ローレンス・ブロックの文章に厚みがあり情景がはっきりとイメージ出来、読んでいて一気に引き込まれました。普段、読書など全くしない私が、しまった・・・ハマッテしまいました。 | ||||
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