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罪人のおののき
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罪人のおののきの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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ウェクスフォード警部⑤。 見目麗しい裕福な夫婦。ある日、森の中で妻の死体が発見される。不可解な深夜の散歩の途中に襲われたのだった… 。 独特の空気感が漂う夫婦、憎しみあう妻とその弟、腹にいちもつある夫婦の周囲の人々。登場人物たちの入り組んだ心の綾は読み応えがある。警部は、捜査の過程で、それぞれが抱える秘密を明らかにしていく。 折々、文学を引用するのが警部の癖で、今回はこれが真相解明のヒントになるという趣向。著者お得意の異常心理ものではないが、なんともやるせない結末が待っている。 | ||||
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発送・対応共に迅速かつ丁寧で、本の状態も良くとても満足です。出品者の方ありがとうございました。 読み始める際に誤って最後の一行が目に入り、その言葉に衝撃を受けました。どの登場人物の、どういう状況でのセリフかは分からない中で、始めから読み進めていきました。 捜査の中で登場人物達のエゴや誰にも見せたくない部分が晒されていきます。共感はできないのですが、触れていくごとに切なさが蓄積されていくような感覚でした。 最後の一文は、私にとってですが想像していた人物のものではありませんでした。例えその人物を想像していたとしても、心情まではわからなかったでしょう。この一文に悲しみと孤独が集約されたのだと思います。 | ||||
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学生時代からレンデルを読んでいるが、彼女の描きだす人間模様や、異常心理は、時代の流れに応じて見事に変容してきている。この「罪人のおののき」、今読み直しても新鮮きわまる。1970年に書かれたもの、とあえて言わなければ、時代設定を70年代にして最近書かれた作品といっても通用するだろう。 表面上はなにげない普通の平和な日常から、悲劇になだれ込んでいく手法は彼女独特だ。 本国では ほぼ毎年作品が発表されているのに、ここ10年以上日本語版が出版されないのはなげかわしいことだ。 | ||||
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