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マークスの山
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【この小説が収録されている参考書籍】
マークスの山の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全178件 21~40 2/9ページ
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ありがとうございました。届きました。 | ||||
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とにかくマークスとは何か解りました。 | ||||
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警察組織の描写がなんとも言えずよい。 人物描写・精神構造の分析力、やはり高村氏はすばらしい。 | ||||
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昔読みかけたが、挫折した小説です。 再挑戦し、先程上巻を読み終えました。 他のレビュアで登場人物が多すぎるとコメントされています。 これぐらいの登場人物が多いのは他の小説でも慣れてきたので、 まあまあ苦にならなくなりましたが、警察の組織の階級名と 縦社会の上下関係性がわかりづらいところが苦労しました。 上巻の後半から複数の殺人事件の関連性が発覚するようになり、話しが 盛り上がってきているところです。下巻が楽しみです。 但し、本作品で不満点があります。 私だけかも知れませんが、殺人事件がありシリアスな内容なんですが、 主人公の合田雄一郎が部下や上司などにニックネームを付けて呼ぶところとか、 ちょっとふざけた文章が多いのが気に入りません。 伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」なんかもそうだったのですが、 シリアスな小説でよくこう言う文体を取り入れている作家がいます。 エンターテーメント性を出すには、少し砕けた方が良いのかも知れませんが、 出来ればもう少しまじめな文体で書いて頂ければ作品の格が上がると思います。 | ||||
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マークスの山・レディジョーカー・照柿までがピーク。後の作品拝読しtが、スピード感・スリリングさに欠ける。 | ||||
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マークスの山・レディジョーカー・照柿までがピーク。後の作品拝読しtが、スピード感・スリリングさに欠ける。 | ||||
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権力の内部で、うごめく刑事たち。 若者の遊び心のために、 どうもよくわからない部分がでてきてしまう。 もう少し登場人物を整理してみることが必要。 「権力」内部の葛藤。そして、キャリアでない人々の苦悩。 刑事たちの確執などその側面を描くのがうまいように思える。 合田、森、吾妻 などは、生き生きしている。 事件の断片をうまくつなぎ合わせていく。 しかし、水沢がなぜ マークスをゆすろうとしたのか? そして、次々に殺人をくわだてていくのか? そのことに対する説明が希薄である。 緻密であるが、実にねっちりしている。 そして、さわやかさがない。 | ||||
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さすがに、話が暗くて、重過ぎて、2度目は、少し読むペースがダウン、下巻最後の章を残して、放棄した。 | ||||
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自分は初版のハードカバー版の方好きです。ハードカバーの方は何度も読み返してボロボロになってしまい、文庫版上下で買ったが、のっけから勢いを削がれます。ハードカバー版はじまりのものろーぐは誰が語っているのか主語がなかったところを、文庫版は僕と主語が出てきてます。 合田と合田の元妻の双子の兄貴とのやりとりも文庫版だと、具体的、多めに書き足されていて逆に、うざったいです。男のロマンなんかどうでもいいです。 ほんの軽い気持ちで犯した犯罪がエリートたちを追い詰め、逆に追い詰められていく。癖のある男たちの葛藤、衝突、やりとり、醜悪さが面白いです。そこに、純愛、マークスの真知子を失った時の悲しみが臓腑に響きます。 | ||||
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人の脳の中、心の中は見えないのに、高村薫は描く。見える気がしてくる。脳の、心のはたらきでことばで表現していくから、できることなのか。 話は、もちろんおもしろいが、ことばによる描写の的確さにも惹かれて、一気に読んでしまった。読み終えるのが惜しくてたまらなかったが。 | ||||
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かなり読みごたえありました。 作者の他の作品も気になってます。 | ||||
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初出の本書の方が、人物描写、次へ章への繋がり方と畳みこみ方とも優れていると思う。ただ、唯一残念なのはP419上段に「降りれる」という、いわゆる「ら抜け言葉」がある点だ。この場面は、1967年に名門大学医学部に進んだエリートが後年書いた遺書との設定なので、こうした今風の表現が入り込むことでせっかくの場面が覿面に「作りごと」になってしまった。今回久しぶりに文庫上下巻を、次いで本書をと再読して、改めてその感を強くした。硬質で、乾きかつ渇いた文体を積み重ねる手練れの筆者のためにも、惜しまれる部分だ。一方、P440の最後の二文は素晴らしい。三島の「天人五衰」のコーダで鳴り響く「…数珠を繰るやうな蝉の声がこヽを領してゐる。そのほかには何一つ音とてなく、寂寞を極めてゐる。この庭には何もない。記憶もなければ何もないところへ、自分は来てしまつた…」という表現に匹敵すると思う。それは、膨大な時間の流転の果てに立ち現れた絶望と諦念と浄化だ。構築感と奥行きがあり、かつ、到底人間がかなわない、造化の雄大な懐深い景色が紡がれた文章といえよう。 天人五衰に終わる「豊饒の海」四部作に就いては甲論乙駁かまびすしいが、今は触れない。ただ、最後の一文に「夏の日ざかりの日」という三島らしからぬつまらぬ重畳があること、すぐ前に出てきた「寂寞」の繰り返したる「しんとしてゐる……」で結ばれたおかしさを指摘するに留めたい。けだし言の葉を自在に綯い、ゴシックとロココの混淆を想わせる過剰を、かと思えば、凛とした簡素さを自在に操る三島らしさとは、かなり径庭がある結びと言わざるを得ない。 最後、本書大団円のあとに加えられたP441はここに置くべきではなく、本文中に置くものだ。それでこそ本編結びの、澄んだ静謐な光景が生きただろうことを、併せて指摘しておきたい。 | ||||
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高村薫の『レディージョーカー』の実写版の予告を見たあとに、レンタルビデオ店に行ったがなく、ならば原作を読もうと思ったら、調べてみるとシリーズの3作目だった。 順番に読むことはないという人もいるだろうが、刊行順に読むというのは、自分で決めていることなので、第1作の本作を読むことにした。 そういうこともあって、本作は『レディージョーカー』に行き着くまでの言い方は悪いが、通り道と言う気分で読み始めたので、正直期待はしていなかった。 だが、読み終えた今、そんな事は微塵も感じていない。 事件解決に向けて動く刑事たちなどの、圧倒的迫力、そしてクライマックス。 もう一瞬たりとも「つまらない」と感じる事はなかった。 シリーズ2作目『照柿』もどんな作品か楽しみだ。 | ||||
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上巻に引き続き購入. 購入前に,多重人格の本だと聞いていた. そういった意味では,上巻は刑事ものという印象が強く残りました. この辺りが,読み進めることをためらっていた理由だったのではないかと感じる. 下巻に関しては,徐々に核心に触れてゆくと感じました. ・マークスのヤマ ・MARKSの山 ・マークスの山 視点により,様相を変える物語. 主観ではあるが,山に関わることで呼び覚まされいる別な人格. 色々な受け止め方の出来るタイトルだと思った. 詳細に書かれている部分,興味があり苦とは感じないのであれば良い本だろうと思う. 好みが分かれると思うが,読み始めた場合には下巻まで読むことをお勧めしたい本です. | ||||
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日本における警察小説の金字塔であり、作者の筆力 の凄さに脱帽させられます。 ハードカバー版と文庫版で相当の改訂がなされており、 時間があれば両版を読み比べることをお勧めします。 自分は前者の方が、より心に響きました。 | ||||
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WOWOWをみて購入この原作にてドラマ有り、映画がかわいそうな感じなかなかページが進まない、良くかみしめながら読まなければ良さわ わからなうのではないだろうか、読み流しの人には、不向きな本で、トムクランシー並だと思う彼の本も何度か読み直すと凄い描写だと感じる。 | ||||
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WOWOWをみて購入この原作にてドラマ有り、映画がかわいそうな感じなかなかページが進まない、良くかみしめながら読まなければ良さわ わからなうのではないだろうか、読み流しの人には、不向きな本で、トムクランシー並だと思う彼の本も何度か読み直すと凄い描写だと感じる。 | ||||
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キッチリ紡がれる文章が、やわらかく読みやすいものに慣れた頭を刺激してくれます。 この作品が書かれた時代の本には時間をかけて作られた感触がある…ように個人的に感じました。 合田周辺の仕事や人生をめぐる描写も渋くて好きです。 下巻に続きます。 | ||||
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読み応えがありました。 特殊な犯人なので難しいですが、最後まで犯人の心情が掴みきれず…それだけが少し物足りない気もしました。 でも、いろいろな登場人物の人生が描かれながら、何かを声高に叫ぶわけではない、一言で言えないから物語になるのだなと思える本でした。 小説家ってすごいです。 | ||||
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自身はミステリーを離れて10年ほど経ちますが、何冊かは読み返す本があります。 本書もその一冊です。 特に、この本は読後感が他に類を見ない読後感のため、手放せません。 文庫版と単行本を5回くらいずつ読みました。 単行本より文庫のほうが簡潔で気持ちがいい。 単行本は、桐野夏生氏のOUTを読んでいるときのような感覚かなぁ。 そんなん言われたら高村氏は独自性の強い作品だけに難色を示すのかなぁ。 トーマス・マンの「魔の山」との繋がりは感じませんが、高村氏に金字塔ともいえる 作品だと思っています。 文字数はページ数に比べて極めて多く、読みやすいとはとてもいえませんが、 読み返したくなるような小説です。 多くの川の支流が、最後は河口につながる大きな川になるという表現がぴったりです。 年中頭が働きすぎているようなタイプの人は必読。 高村氏の小説を読むたびに思いますが、この方の頭の中身は一体どうなっているのかと。。。。。 それくらい凄いです。 | ||||
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