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写楽 閉じた国の幻
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写楽 閉じた国の幻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 21~40 2/5ページ
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Like the style of logic which back-bones this literature. This gives readers another logical and detective perspective which hadn't been thought from conventional side. | ||||
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島田作品はほぼ読んでいるので、どんな目線で写楽ミステリーを解くのか楽しみにして読みました。最後まで不明な点もあり、少し消化不良な感じもありますが、写楽について興味も深まり楽しめました。やはり島田さんの文章力は素晴らしい! | ||||
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結構売れているいて評論家連中の評価が高いので読んでみました。 著者の作品は占星術殺人事件で衝撃を受け御手洗シリーズは大体読み、 社会派を気取って以降は読んでません。 写楽に引かれて読む方には駄作、島田荘司に引かれる方には惜しい作品になるかと思います。 著者というか自称リベラル派による日本社会批判および現代日本批判の印象が強いです。 写楽の謎を解き明かすストーリーに六本木ヒルズの事件を無理やり入れ込んだために、 なんだかよくわからない人物描写と展開になった感があります。 提示された新説自体は目新しいものではなく、写楽や浮世絵関係の本をよく読む方には残念なものになります。 ただこのトンデモ説の一種に説得力を持たせる著者の筆力はすごいと思います。 | ||||
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このミステリーがすごい!2011年度版 第2位 ミステリーが読みたい!2011年度版 第3位 まるで冬季オリンピック ジャンプ競技の 葛西選手 のようなランキング評価ですねえ。 浮世絵研究家が入手した一枚の肉筆画を検証して写楽=或る人物へと推理して行く展開ですが驚くことに2部構成 現代編・江戸編 になっており 少々遠回りなページ数を使っていると思います。 現代編わ、もしかしてこれって 宮部みゆきの世界 と思うような男女関係。 資産家の義父 ヒステリックな妻 謎の美人女性 失礼ですがこのような 本編にわ何の係わりのない人物に相当数のページが使われております。 江戸編わ、もしかしてこれって 山本周五郎の世界 と思うような重く暗い展開。なかなかページが進みません。 大変失礼ですが、この作品って 私が今まで愛読してきた 島田作風 とわちよっと違っていて 残念です。 | ||||
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島田荘司には珍しい純粋時代ミステリ、大仕掛けのトンデモトリックで一世を風靡した人だが、美術史ではほぼ結論が出た写楽の正体に挑んでいる。大ぼらというか今まで誰も言わなかった説を提示してくれる。島田ファンはもちろん浮世絵ファンにもお勧めする。 | ||||
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写楽の正体についての内容は面白かったのですが わざわざ小説風にして、また、その組み立て方がどういう 意図からだったのかがよくわかりませんでした。 | ||||
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これは無論小説です。作者はその中に写楽=外人説を主張して世に問うています。非常に良く出来ています。現代での探求とともに江戸時代の想像の世界とが並行して進みます。本人も最後に書いていますが、総ページ数の都合で端折った部分もあり、最後は安易で結末は不満の残る内容です。それは筆者も同じ気持ちの様ですが。六本木ヒルズで実際に起こった大型回転ドアの、事故の被害者の父が主人公で、学者で写楽を調べます。私が判らないのは何故この事件を取り上げたのかと言う事です。ドアのメーカーも文字の読み方を変えただけで、そのままですし、日本の物作りを糾弾するなら、もっと突っ込む必要もあるでしょう。またこの場でない他の場所でも良かったと思います。このような中途半端な取り上げ方は、遺族にとっては悲しみ以外の何物でもありません。その意味でもこの中途半端な終わり方は、不満というより許せない気がします。最後は才能のある人が世の中には大勢いるんだなーとの思いです。 | ||||
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江戸の部分は大変面白いし、登場人物の書き分けも非常にうまいと思います。 ただ、事故があった後の話は会話にあまりリアリティがなく、読み進むのが辛かったです。 謎解きとかはなるほどなんですけどね。 残念です。 | ||||
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結局事故の話と夫婦の話はどうなったの? これが一番の感想です。 写楽の謎解きは大変面白かったです。 | ||||
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島田荘司の大ファンだからっていうのも多分にあるのかもしれませんが、僕はとても楽しめました。 (たしかに、あまり先生の本を読んでない人には取っつきにくいだろうなって思いましたけど。) 内容ですが、この本の通りのことが実際にあったのじゃないかと思えるくらいの説得力があります。 下巻の途中からは先が知りたくてページをめくる手が止まらなかったです。 ただ、写楽の錦絵をほとんど知らずに読んだのですが、事前に知識を仕入れているほうが面白かっただろうなとちょっと反省。 他の方も言ってますが、子供の事故のくだりが必要だったとは思いにくいので星一つ減点にしました。 | ||||
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正直上巻の内容については必要だったか疑問です。というかこんな構成で良くゴットオブミステリーが本だしたなと。逆に貴重です。何回もクドクドと説明が繰り返されることもありました。これは出版社、編集者が悪いのかな。 いろいろページをさいた事柄が結局下巻では説明なしで終わりました。 ただし写楽の正体についてはしっかりと推理して提示されましたから下巻については満足です。楽しく読めました。 文章自体は悪くないのですが長いうえに放置のまま完結したのはストレスでした。 買わずに図書館などで借りて読んだ方が良いかと。 写楽の推理については面白くて最後ウルっと来ましたが、とにかく無駄に長い。もっとスリムに出来たはずでしょ。 | ||||
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これこそ真説と思わせる、当時の資料の扱い方と分析力に脱帽!! | ||||
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good book. it was a very good to read. the book characters are seamingly well crafted. the story line is also good must read the book especialkt bom overs | ||||
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まあこんなもんかって状態です。「非常に良い」とは思わないけど、アマゾン基準が曖昧なのが原因だから、購入者にも納得できる基準を記載してほしい。 | ||||
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写楽の正体探しに力技で決着をつけてしまう、奇説系歴史ミステリであります。 読んでいる間は面白いのですが、振り返ってよくよく考えると、何の論証にもなっていないような気が。 「Fortuin in,Duivel buiten」の大首絵をはじめ、投げっぱなしの設定が多過ぎるのも興ざめですよ。 現在、写楽の正体については能役者斎藤十郎兵衛説がほぼ史実として確定扱いなのですが、新しい説を持ち出すより、定説を否定する理屈の方が強引なので苦笑い。 これならずっと江戸編で、時代小説として書いた方がよかったのでは? | ||||
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導入部に少し無理があったかもね。内容は非常に面白く読んだ。 島田荘司の作品としては今までのイメージが払拭された。 | ||||
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写楽の謎解き合戦に参入するには新作芝居をぶち上げるに限る。さて、それで島田荘司の新作芝居の出来は如何にといえば、前半の意気込みには思わず引き込まれたが、後半、いよいよクライマックス、盛り上がるかと思えば、感興はそがれ、盛り下がった。諸氏の従来の写楽論の検討もつまらなかったし、肝心の作者の新説も珍説とは言わないが、奇説に近いものだった。いずれにしろ、写楽は誰かを証明する決定的証拠は今後とも出ないだろうし、定説になりつつある能役者の斎藤十郎兵衛にしても存在の証明であって、写楽絵を描いた証拠はないのだから、写楽は写楽だというのが正解ではなかろうか。とにかく、作者が自説を登場人物たちに連呼させればさせるほど鼻白む思いがするのであった。 | ||||
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写楽の正体を、ストーリー仕立てにして描いたこの作品。なんだか論文的でつまらなかった。 写楽の正体として、定説であった「斉藤説」を覆すような新説を論理的に解説しているが、 途中から、結論が見えすぎていて、ミステリーとしてあまり面白くなかった。 後半からは、江戸編と現代編をいったりきたりしているが、そのわりに全然話が進まずイライラした。 あと、何度も写楽の解説を繰り返しており、「この説明何回目?」と思わずにはいられなかった。 また、ストーリーも主人公があまりにも勝手過ぎて理解に苦しんだ。 無理やり物語にするなら、むしろノンフィクションで進めて、 作者自身の調査した様子を描いた方が読みやすいし、単行本1巻で済むと思った。 (あとがきの方が面白い理由からも、その方が良いと思うのだが、、) 今後の続編でとんでもないどんでん返しとかがあった場合を含めて2点としました。 また、この作品で島田氏に興味を持った方は、ぜひ「御手洗編」のミステリーを読むことを薦める。 格別に御手洗編の方が、ストーリーとして面白いからである。 | ||||
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とにかく冒頭から最後まで主人公にはなんの成長も見られず、自分勝手な最低人間のままでした。 写楽についての考察はとても興味深いものだっただけに、残念でなりません。 奥さんがとても醜悪な女のように描写されていますが、主人公の人としてあるまじき言動・思考に比べればよほど正常です。 彼女は不妊治療の果てにやっとの思いで子供を授かり、わずか6年で死別するのです。 そのとき、彼女はすでに42歳。再びの出産はとても難しいことでしょう。 おそらく彼女にとって最初で最後だった子供から目を離し、死なせてしまったことを主人公は何も理解していないのかもしれません。 作中の説明では「回転ドアそのものに欠陥があり、事故はいつ、誰に起こっても不思議ではない」とのことでした。 主人公がたとえ息子から目を離さなくとも危険はあったと、おっしゃりたいのでしょう。 息子の頭を押しつぶした悪魔の回転ドア。設計ミス。駐車できない道路。優しくない社会。 息子を殺したのはそれらの悪意であり、それらに比べれば自分の落ち度なんて関係ないと言えるほど小さなものだ! そんな声が聞こえてくるようでした。 最後の一行まで、主人公の更生を望みましたが……本当に残念です。 続編があるそうなので主人公は片桐教授と上手いことやって子供つくって「オランダ人と日本人の合作……お前も写楽だ!」とかやるんですかね。 奥さんはもう一生、血の繋がった子供は持てないでしょうに。虫唾が走ります。 | ||||
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上巻では、東洲斎写楽は何ものだったのかをめぐる、本格的な絞り込みにはまだ入っていかない。江戸中期の万能型才人=写楽説がアワのように浮上はするものの、これはストーリーを面白くするための「曲折の芸」といったところか。 導入部は、主人公である中年の浮世絵研究者が事故で息子を失い、離婚に直面し、落魄の一途をたどる様子の描写から始まり、過剰なまでに粘っこい、畳み掛けるような筆致でこの「序論」がずっと続いていく。このあたり「写楽の謎の解明」という「本論」へのつなぎとして成功しているかどうか、評価は分かれるかもしれない。また、上巻の後半に出てくる、週刊誌の中傷記事に対し、単行本で反撃するという展開の仕方にも、若干の無理が感じられた。とはいうものの、飽きさせない、腰の強い文体はいつもながら。ということで、多少甘めになるが、☆は四つ。 | ||||
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