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写楽 閉じた国の幻
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写楽 閉じた国の幻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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結局のところ主人公どうこうではなく、島田荘司先生が「写楽とは誰か」というテーマを掘り下げる訳ですが、これは島田先生の持論を熱弁しているに過ぎず、現代においてなお諸説あるがゆえに真実ではないし「写楽とは誰かという熱い島田節」です。主人公どうこうという小説部分はご本人のおっしゃる通り尻切れとんぼで読者も納得がいかないまま幕を閉じています。では何が面白かったかというと、島田先生がこのテーマについていかに入れ込んでいるかという事を、小説という形を借りて熱弁をふるっているところです。さすがは島田荘司、島田説もとても面白かったのでナルホドナルホドと読み解いていけます。ただこれは真実ではなくあくまでひとつの「島田説」である点と「小説としては未完」であるという点だけは読む前に知って起きたかったです。読了して、島田説に寄ってしまう知識と、主人公ら登場人物はなんだったのかという虚しさは残ります。読み込めるので読んで損はありませんし、買った事や読んだ事に後悔は残りません。 | ||||
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島田作品はほぼ読んでいるので、どんな目線で写楽ミステリーを解くのか楽しみにして読みました。最後まで不明な点もあり、少し消化不良な感じもありますが、写楽について興味も深まり楽しめました。やはり島田さんの文章力は素晴らしい! | ||||
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このミステリーがすごい!2011年度版 第2位 ミステリーが読みたい!2011年度版 第3位 まるで冬季オリンピック ジャンプ競技の 葛西選手 のようなランキング評価ですねえ。 浮世絵研究家が入手した一枚の肉筆画を検証して写楽=或る人物へと推理して行く展開ですが驚くことに2部構成 現代編・江戸編 になっており 少々遠回りなページ数を使っていると思います。 現代編わ、もしかしてこれって 宮部みゆきの世界 と思うような男女関係。 資産家の義父 ヒステリックな妻 謎の美人女性 失礼ですがこのような 本編にわ何の係わりのない人物に相当数のページが使われております。 江戸編わ、もしかしてこれって 山本周五郎の世界 と思うような重く暗い展開。なかなかページが進みません。 大変失礼ですが、この作品って 私が今まで愛読してきた 島田作風 とわちよっと違っていて 残念です。 | ||||
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まあこんなもんかって状態です。「非常に良い」とは思わないけど、アマゾン基準が曖昧なのが原因だから、購入者にも納得できる基準を記載してほしい。 | ||||
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写楽の正体探しに力技で決着をつけてしまう、奇説系歴史ミステリであります。 読んでいる間は面白いのですが、振り返ってよくよく考えると、何の論証にもなっていないような気が。 「Fortuin in,Duivel buiten」の大首絵をはじめ、投げっぱなしの設定が多過ぎるのも興ざめですよ。 現在、写楽の正体については能役者斎藤十郎兵衛説がほぼ史実として確定扱いなのですが、新しい説を持ち出すより、定説を否定する理屈の方が強引なので苦笑い。 これならずっと江戸編で、時代小説として書いた方がよかったのでは? | ||||
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この本は多くの専門家や作家が取り組んだ写楽は誰か??という謎に対して斬新な目線で切り込む 読み物としては面白くて、上下ともあっという間に読んでしまったが・・・ 結論についてはネタバレになるのでここには書けない その結論には正直、私は個人的には???がつく内容であったが 新しい目線・・・という部分では評価されていいとも思う | ||||
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中心のテーマについてはちゃんと着地するんですが、周辺のとっちらかりが最後まで片付けられずに終わります。特に、最初に出てくる肉筆画が最後まで放っておかれるのがどうしても納得できないところです。 この点から考えるに、この小説自体が、もしかして、ノンフィクションだったりするとおもしろい。 つまり、もともと島田さんはS潮社の雑誌連載に「写楽=源内」説を書こうとしていたのが、その内容がK談社に漏れて、K談社は「基本的な時代考証すらすっ飛ばしたバカ話をS潮社の雑誌が無責任に掲載」とかいう記事を準備。この話がS潮社と島田さん側に伝わったため、島田さんはあわてて源内説を捨て、まったく新しい説を作り上げる必要に迫られた。その経緯を忠実に描いてこの小説ができた…というような話。 島田さんの長編は、初期の数作をのぞいて、ミステリにありがちな綺麗な構造を持たない、というか、それをあえて避けているようなところが見られるんですが、それにしてもこれはちょっとどうなんだろ。雑誌連載だったせいもあるのか、説明が重複している部分が多くて、正直読みにくいです。小説としては高橋克彦さんの「写楽殺人事件」のほうがずっと良くできていると思います。小説ではなくて、写楽の新説として新書で出せば良かったのに。 | ||||
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「このミステリーがすごい!2011年版」で2位の評価と浮世絵好きなので 読んでみました。一番思ったのは「文字で絵を語る」難しさです。 例えば「写楽が描く鼻」はこうだ、「耳の描き方」はこうだという場面で 図版が示されていれば一目瞭然なのに何とも歯がゆい思いをしました。 私は家にある画集をかたわらに「なるほど」と納得できましたが、文中にある 作品等も知らないとピンとこないだろうなと思います。 せめて、この小説の中で重要な作品は巻頭に写真を載せるとかすれば より多くの、浮世絵に詳しくない人もわかりやすかったと思います。 さらに、作中に出てくる文書の一部もあたかも登場人物と同時に見てるかの ように載せるとかしても面白い。型破りな写楽を語るなら、型破りな小説に したっていいと思います。 「現代編」「江戸編」と交互に語られますが、どちらか一方だけでも 良かった気がします。江戸編が唐突に始まった時は面喰いました。 ノンフィクションのような現代編の後に、江戸編が始まると何故か嘘臭い 本当に空想じみた違和感がありました。最初から江戸だけの時代物なら別です。 この構成には難を感じました。読後、回転ドアや離婚危機のエピソードが 必要だったのか?疑問です。 | ||||
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「このミステリーがすごい!2011年版」で2位の評価と浮世絵好きなので 読んでみました。一番思ったのは「文字で絵を語る」難しさです。 例えば「写楽が描く鼻」はこうだ、「耳の描き方」はこうだという場面で 図版が示されていれば一目瞭然なのに何とも歯がゆい思いをしました。 私は家にある画集をかたわらに「なるほど」と納得できましたが、文中にある 作品等も知らないとピンとこないだろうなと思います。 せめて、この小説の中で重要な作品は巻頭に写真を載せるとかすれば より多くの、浮世絵に詳しくない人もわかりやすかったと思います。 さらに、作中に出てくる文書の一部もあたかも登場人物と同時に見てるかの ように載せるとかしても面白い。型破りな写楽を語るなら、型破りな小説に したっていいと思います。 「現代編」「江戸編」と交互に語られますが、どちらか一方だけでも 良かった気がします。江戸編が唐突に始まった時は面喰いました。 ノンフィクションのような現代編の後に、江戸編が始まると何故か嘘臭い 本当に空想じみた違和感がありました。最初から江戸だけの時代物なら別です。 この構成には難を感じました。読後、回転ドアや離婚危機のエピソードが 必要だったのか?疑問です。 | ||||
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読む価値はあると思います。しかし、要の部分は全体の1/5ページに満たないのではないか?とも思われ、ページをパラパラ進めて、「おっと、ここだ」という風に、言わば「参考書読み」の本でした。それにしても、江戸編の登場人物の躍動感に比べ、現代編の登場人物については、寸劇の台本を読まされているような感じでした。 | ||||
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読む価値はあると思います。 しかし、要の部分は全体の1/5ページに満たないのではないか?とも思われ、ページをパラパラ進めて、「おっと、ここだ」という風に、言わば「参考書読み」の本でした。 それにしても、江戸編の登場人物の躍動感に比べ、現代編の登場人物については、寸劇の台本を読まされているような感じでした。 | ||||
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