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フランキー・マシーンの冬
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フランキー・マシーンの冬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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本作品の前半、マフィアの殺し屋フランキー・マシーンが敵だろうが、友だろうが、パンパン撃ち殺してしまう姿に違和感を感じていた。ウィンズロウの他の作品の登場人物のように、信念に基づいて行動し、ある時は逡巡しながらも、前進しているように見えなかったからなのだろうか。 読み進めていくうち、標的の最期の瞬間に、フランキーが感情を表現しないことで、彼にまとわりつく哀しみみないなものが、かえって伝わるような気がしてくる。”ゲーム”の参加者 という覚悟に潔ささえ感じるようになったりして。 何故、老境に入りつつあるフランキーが狙われるのか、が興味の中心となるのだが、ラストに向かっての盛り上がりのおかげで、久々の徹夜本に出会ってしまった。62歳のタフなフランキーにぴったりのイタリア系俳優は誰?なんてことをつらつら考えたり。 一気読みではあるが、アクションシーンは、テンポが良いとはいえ、短いセンテンスで、ページ数をかせぎすぎなんでないの?上下分冊でなくてもいいんでは ・・・ | ||||
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ペレケーノスの<俺たちの日>以来だ! 下巻は上巻から続く、何故狙われるのかという<謎解き>も然る事ながら、 親友マイク・ペッラ&FBIディヴ・ハンセンを巡る友情と数々の裏切り譚のオン・パレード。 フランクの逃避行と敵との戦いは熾烈を極め、さすがのマシーンも次第に追い詰められ、 ついにミスを... 最後の最後に幾重にもどんでん返しが用意されており、<読む手を置く事アタワズ> なのは前作「犬の力」同様だが、物語の完成度は本作の方が上ではないかと思える程、 素晴らしい幕切れ。 これまで年一回の次作を首を長くして待つ作家としては、ジェフリー・ディーヴァ、マイクル・コナリー だったが、最早ウインズロウ中毒状態。次はいつなんだ? 下巻は、上巻を凌ぐ殺戮編なので、苦手な人はくれぐれも間違えて、読まないように 注意してください。本書の評価に☆2とか付くのを見るのは忍びない。 ところで、2009年刊行に'The Gentlemen's Hour'とあるが、これって”紳士の時間”? んっ?と言う事は続編あり? | ||||
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本書を読まないほうがいいだろう。そういう人は本書に☆3以上は付ける気にならないだろうから。 しかし、そういう描写も気にならず(というか、そういうのが好きで、)冒険活劇好きにとっては、 たまらんぐらい面白い本だ。老サーファー、フランクのくそ長い一日の紹介が終わるや、物語は怒涛の展開を 見せて転がり始め、いったい何処へ行き着くのか、予想もつかない。 前作「犬の力」と違い、今回は<謎>を追うという趣向となっており、フランク自身がその謎をかかえたまま、 疾走し、なんでこんな目に遭うのかと思案の為、今を生き抜きながら、過去を回想する形式となっており、 そのマフィア絡みの回想話が面白いのは当然か... とにかく、ちびちびケチりながら読んでも3日で上巻読了。前作同様、今回も下巻にすぐに取り掛かりたい という誘惑と戦っている。どうなるか不明だが、フランクには生き延びてほしいのだが... 話が全く違うのだが、主人公フランクの生い立ち(ベトナム従軍)、年齢がコナリーのボッシュに似通っていると 思った。しかし最近のボッシュがヘマが多いのに比して、この主人公は、年はとっても、正しく<マシーン> 精密機械の緻密さで、前半では危機を切り抜けていき、敵に畏敬の念すら抱かせていきます。 この調子で下巻も切り抜けて欲しいのだが、果たして | ||||
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