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柔らかな頬



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柔らかな頬の評価: 6.25/10点 レビュー 4件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.25pt

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(7pt)

柔らかな頬の感想

桐野夏生の直木賞受賞作品。

「カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、北海道で幼い娘が謎の失踪を遂げる・・・」

このあらすじを読めば、どうしてもミステリーを期待しますが、、、
結果的に本書は、失踪の真相を探るというミステリー小説ではなく、主人公であるカスミという一人の女性、カスミの不倫相手石山、失踪した娘の捜索を手伝うという退職刑事内海、カスミの夫森脇、その他これらの人たちにかかわった人、こうした登場人物の思考・感情・生き方を扱った人間劇、群像劇であった。

聞くところによると、映画化されたらしい。
もっとも重要な登場人物カスミを演じたのは、天海祐希。
天海祐希というと、美しくスタイルもよく聡明で颯爽と行動し、女性もあこがれるカッコイイ女性という印象がある。
しかし、本書のカスミとは少々イメージが合わない。
カスミは、美しく男を引き付ける魅力はあるのだが、さほど目立たない。かといって清楚で淑やかということもなく、要領の悪い本能だけで生きているかのような女である。

前半は少々退屈であった。
ただ、上巻の第4章からは胃ガンに冒された道警退職刑事の内海が登場し、娘を探すことを諦めきれないカスミに協力する事になる。
この辺りから俄然面白くなった。結構、ページを捲るスピードも上がる。
しかしながら、内海の協力により、失踪の真相が明らかになるのかというミステリー感も、第5章~第6章辺りまでがピークとなった。
その後は、残念ながら内海の死をたどるための旅物語となる。内海と内海に付き添うカスミの果てしない漂流の旅である。
人間劇であるなら、そういうことであろう。

▼以下、ネタバレ感想

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