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柔らかな頬
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柔らかな頬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全153件 1~20 1/8ページ
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ミステリーだと思って読んでいたが、犯人がわからず終わった。これが代表作?センセーショナルな設定で読者の興味を惹いて買わせるだけじゃないのか。こういう不誠実な作品は大嫌い。二度とこの作家の本は読みたくない。古本で読んでよかった! | ||||
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せっかく頼んだコース料理なのに、終始噛み砕き飲み込んでいくのが辛く、味も薄く固い。結局消化不良、そんな作品でした…。 評価も高かったので期待したけど、悪い意味で裏切られて時間の無駄だった…。ダラダラした展開で先を読むのが苦痛でした。 何で高評価多いのか疑問。 | ||||
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一気に読みました 素晴らしかった | ||||
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凄く綺麗な状態でした。また丁寧な梱包ありがとうございました。 | ||||
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桐野夏生ビギナーです。最近職場の上司と本の貸し借りを始めたのですが上司が桐野夏生の大ファンです。グロテスク、夜また夜の深い夜、日没、玉蘭を読みましたが、この作品こそが桐野夏生ワールドなのでしょうね。 流石直木賞受賞作です。 基本的に読者に委ねる系の作家は好きではなかったのですが桐野夏生はグイグイ引き込まれます。夢か現か、語り合うのは楽しいです。 カスミは小説のキャラクターとして、女性としては魅力的ですが現実に身近にいたらちょっと嫌かな。それでも周囲に嫌われないのはいつも一生懸命で見返りを何も求めないからかな、と思います。 ちなみに典子が石山に忘れ物のロレックスを渡すシーンで石山のことを「洋平」って呼ぶ場面がすごく好きです。いつも家庭内では完璧な典子がその刹那昔の同級生だった頃に戻った気がして‥。 本当に読む価値のある一冊です。 | ||||
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昔ハードカバーで読んだから、展開は知っていた。 | ||||
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昔ハードカバーで読んだから、展開は知っていた。 | ||||
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プロット自体はなかなか面白いと思いました。しかしどの登場人物にも共鳴することができず、それが残念です。 | ||||
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最後の短い1章は、犯人が誰であろうとどうでも良い 少女は自分の意志で殺された「自殺」であるということでしょう 5歳とはいえ、自我と個性の強烈なカスミの子供時代を見てきていると それも有り得ます 困ったのは、ドラマ化されたものを見ているので 読んでいると、天海さん 三浦さん、と顔が浮かんでしまう 自分の思う感じとは違うんだよなあと残念でならない 本を読んで、ドラマを見る、そこまでは楽しみなのだけれど もう一度、本を読んだ時に取り返しがつかなくなってることがわかる | ||||
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中古の文庫を購入ということで、よくある古本店のクオリティ位を想定していましたが、予想をはるかに越えて高品質な新品の様な中古本でした。比較的古い本だったのにも関わらず帯もしっかりありました。 | ||||
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別に有りません。 | ||||
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もちろん再読だが、著者の代表作となる作品、というよりは、日本文学の、スタンダードと成り得る、大傑作。 | ||||
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つまらなすぎて、速攻処分! 読んだ時間を返して欲しい。 お店の対応は最高です。 | ||||
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著者の本は初めて読みました。 上巻の最後で手掛かり。どんな展開かと思ったのですが。 下巻ではいきなり話が出てきては夢とか妄想。 最後のも妄想? 登場人物は皆救われないし、なんかスッキリしないなぁ。 | ||||
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予定通りの状態でした。 | ||||
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本書は幼女失踪の謎を解くミステリであると同時に、複数の女性の生き方を書き留めて肯定する女性群像の物語だ。そういう意味では男性はすべてアクセサリ、というか自分の意志だけに従って生きることができない添え物に過ぎないと思えた。 後半、主人公である幼女の母親が、病身で退職した刑事とともに娘の手がかりを追ってたびに出る様子は、一種のロードムービー、しかも不条理な堂々巡りを行う小説のようである。 終盤ではそれぞれが失踪の「一つのありうる解としての犯行」の幻視を何種類も見るようになるのだが、この部分が本書での読みどころとして非常に面白かった。そしていくつもの幻視を経た挙げ句、主人公同様に犯人探しにあまり意味を感じなくなった自分に気づかされる。 この全体構成の見事さに、すごい作家だと思った。 | ||||
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昨日、何度目かを読了しまして、レビュー見ていたら結構賛否両論なんですね。 まぁ確かにラストははっきりと犯人は書いてないですからね。 もやもやする方もいるかと。 この作品って犯人探しがテーマじゃないですよね。 あと、男性と女性ではかなり感じ方が違う作品だと思っています。 ただ、性別がどうであれ、この圧倒的な、恐ろしいと言ってもいい程の筆致には感服します。 桐野さんの作品は全て読んでいますが、この辺のグロテスク、柔らかな頬、のなんというかヒリヒリ感ですかね。 痺れる程に心を抉られるんですよ。 その筆致に。 書き手の心の強さというか、そんなものが入り込んで来るんです。 それはグロテスク、柔らかな頬以外では感じることは無いんですよね。 そういう意味で、自分にとってはとても好きというか、読み返したくなる作品です。 OUTは勿論素晴らしい作品ですが、面白さとしては凄いのですが、柔らかな頬にあるような刺さるとこまではいかないんです。 迷わず星5です。 | ||||
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物語としては興味深く一気に読めた。 読ませる力のある作家さんですね。 ただカスミという女性。 こういう人が自分の周りにいたらいやだな・ ・ 不倫する、不倫相手の奥さんや子供、自分の夫や子供がいるところで情事をする。 自分は典子さんやミチヒロ、久美子さん側に大いに感情移入してしまう。 みんななにかを我慢して生きてます。 こういう自分中心で奔放な人がいると、周りにいる人たちはほんとに迷惑だと思う。 内海にも結局体を求めるし、 男がいないと生きていけない人みたいで気持ち悪かった。 納戸での情事中、石山が典子か?と思ったと書いてあるけど、そのときから聞いていたのはゆかじゃないかと思った。 ゆかの死は結局カスミが原因ということだよね。 カスミはこの事実を知るべき。 最後の章、私は必要な章だと思った。 子供は大人以上に敏感で繊細。 この章がカスミの罪を際ただせた。 「自分」中心で、自分の親、子供、夫、相手の奥さんを傷つけて、 しかも久美子さんまで傷つけて、 やっぱりカスミは、現実から逃げるばかりで、今も、大人になれない子供なんだと思った。 | ||||
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桐野夏生作品を初めて読んだのが、 「夜また夜の深い夜」というポップで少女漫画みたいな作品(これはこれで楽しい作品、本作とは別物っ)だったので、 まさか本作が同じ作家さんの作品とは思えない というのが印象、、、 柔らかい頬みたいに穏やかな表層 をナイフで切り取り、 薄々感じてるグロテスクな中身を 見せられるような小説、、、。 ドロリとして、重層的で、深くて、冷徹、、、 恐るべき惨禍に見舞われなくても、 人はエゴで生きる。 まして、否応なく事件に関わりを もてば、見苦しいエゴが滲み出る。 どの夢(白昼夢)も想像も、歪んだ自己愛で 全て起こり得ると思わせる。 逃げる、奪う、捨てる、 すべての抑えられない衝動も 生きるすべての力も やがて衰え、色褪せ、萎えてしまう。 果てのない欲望と、終わりのない絶望と、 その環の中で、 人は変質し、痛み、 自分自身も誤魔化すように 様々な色を纏う。 そして、受け入れ難い現実を 観念し受け入れ、 人は弱り、見せかけの強さを手に入れる? 弱り、救いなどないコトを どこかで悟って生きる、 そのコトを、 静かに、生々しくねっとりとした触感 で、冷徹に描かれている。 あ、映像化するなら、カスミ役は 満島ひかり以外、他にない!と思う! | ||||
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柔らかい頬みたいに穏やかな表層 をナイフで切り取り、 薄々感じてるグロテスクな中身を 見せられるような小説、、、。 ドロリとして、重層的で、深くて、冷徹、、、 恐るべき惨禍に見舞われなくても、 人はエゴで生きる。 まして、否応なく事件に関わりを もてば、見苦しいエゴが滲み出る。 どの夢(白昼夢)も想像も、歪んだ自己愛で 全て起こり得ると思わせる。 逃げる、奪う、捨てる、 すべての抑えられない衝動も 生きるすべての力も やがて衰え、色褪せ、萎えてしまう。 その環の中で、 人は変質し、痛み、 強くなり、 自分自身も誤魔化すように 様々な色を纏う。 そして、受け入れ難い現実を 観念し受け入れ、 人は弱る。 弱り、救いなどないコトを どこかで悟って生きる、 そのコトを、 静かに、生々しくザラザラした触感 で描かれている。 あ、映像化するなら、カスミ役は 満島ひかり以外、他にない!と思う! | ||||
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