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青の炎



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【この小説が収録されている参考書籍】
青の炎
青の炎 (角川文庫)

青の炎の評価: 8.51/10点 レビュー 35件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.51pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全22件 1~20 1/2ページ
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No.22:
(9pt)

読み進めれます

最後まで落ち着いて、読み進めることができます。
ワクワクする話でも、ドキドキする話でもありません。爽快な読後感を求めたい方には不向きです。
でも、主人公の心情にはうなずけるものもあります。
東野の「殺人の門」を読んでいるときに感じた感覚と似たような所もありますが、あちらが5点ならこちらは9点と評価は高いです。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.21:
(9pt)

青の炎の感想


▼以下、ネタバレ感想

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chiiiisim
22ZP2D8P
No.20:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

倒叙モノ2作目、貴志先生3作目

この作者のすごいところは飽きさせない、
そして一気に読ませてしまう筆力だと私は思っています。
本作で貴志先生の作品を読むのは3作目。
1.ダークゾーン、2.クリムゾンの迷宮、3.本作でした。
1,2は設定的にもかなりぶっ飛んでいて、
完全なるデスゲーム小説でした(その2作を
読んでいない人がいると思いますので詳細は省きますが)
どちらも設定が面白く、ぐいぐい物語に引き込まれて行きます。

本作は前述の2作とは違い、リアリティのある現実が舞台となっています。
そして、それは必ずしも誰もが訪れるリアリティでは
ありせん。
物語の構成や、設定的には前述のクリムゾンの迷宮のほうが
面白かったと私は思っています。
しかし、私のレビューでは前者が8点なのに対し、
今作が9点となっております。
それについては作品を読んでいただければわかると思います。

これは私の持論、好みになってしまいますが
最後まで飽きさせない、どうしても続きを読みたくなり、途中で本を置けなくさせる物語の書き方、
最後に途中で散りばめられた伏線を回収する華麗さ、
オチの綺麗さ(どんでん返しも含む)
この3つが重要で、私は後の2つがとても好きなのです。
しかし、本作には後者2つはあまりみることができないと思います。が、その何倍もそこに至るまでの"本の置けなさ"が優れているのです。
読み始めればわかります。すぐに引き込まれ、最後まで読んでしまうでしょう。

▼以下、ネタバレ感想

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マビノギオン
ETOPY8N1
No.19:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ただただ日常を手にしたかった

彼の生き方は余りにも残酷である
世間一般の何気無い時間を過ごす為に払った代償
彼の一つ一つの選択が彼の心に熱を帯び
青年の若さ故の衝動、迷い、過ち
圧巻でした。ありがとう。

LAOX
2THS17XU
No.18:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

湘南の海のような煌き

血気盛んな若者のこと、あるいは若干幼稚な人間を「青い」とか「ケツの青いガキ」とか言ったりするが、この主人公がまさにそうだった。
どんな物事も多面性があり、多様な方向から物事を見たり考えたりできるのがいわゆる大人のものの見方である。が、主人公は純粋なまでに一つの方向からしか物事を見なかった。明晰な頭脳を持ちながら、被害者については愚鈍なまでに自分の思った方向からしか見ようとしなかった。その結果誤った方向に堕ちていく主人公が愚かであり、哀れである。そして同時に、大人になってしまった者がもう決して取り戻すことのできない、物語の冒頭に描かれる湘南の海のような、青く青く純粋な輝きがたまらなく愛おしい。

ショボタン
G1380KCM
No.17:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

青い炎は青春の光

「ミステリー史に残る感動の名作」という触れ込みにひかれて読みましたが、切ないような、心が熱くなるようななんとも言えない読後感がありました。
「主人公=犯人」というこの手の小説におけるエンディングは、最初からだいたい想像出来てしまいますが、それでも最後まで主人公を応援せずにはいられませんでした。
それは、著者の巧みな心理描写もさることながら、最初から最後まで(まさしく最後の一文まで)「家族を守りたい」という優しさが主人公の秀一にあるからだと思います。

タイトルの「青の炎」は主人公の静かなる怒り・揺るぎない意志の例えで度々本文中に使われてますが、隠れたメッセージとして「青春」を現しているんだろうと思います。
本書はバリバリの犯罪推理小説ではなく、倒述推理形式をとった青春小説として読んだ方が良いでしょう。
伏線の張り方がいつも巧い著者だけあって、冗長さや緩慢さなど一切感じない見事な作品の一つだと思います。


はんちょう
QVN1CS7Q
No.16:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

青の炎の感想

若者の心理描写が素晴らしい。

Ralph
YYNH4PU8
No.15:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

青の炎の感想

倒叙ものの傑作として紹介されて読んだが、それよりも主人公の心理描写のうまさに引き込まされた。計画殺人はかなり周到で冷酷なのだが、捕まって欲しくない、なんとか逃げ切れないか、とミステリーのテクニック的な読み方を忘れて青春小説のように主人公に感情移入して読んでしまった。
最後の結末は痛ましいが、この大切なものを守ろうとするあまりここまで冷酷に計画を実行してきた主人公ならこの結末しか確かにあり得ないのだろう。

poor
AMYMI068
No.14:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

青の炎の感想

とても良かったです…すごく切ないけど。
こんなにすんなり犯人に肩入れして読んだのは初めてです。

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harumikko
88D0NATP
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

青の炎の感想

主人公の心情に引き込まれ,どんどん読み進められました。守るべき人の為に考え,準備し実行していく
読み終えた後もなぜか さわやかな感じが残りました。傑作です。

語り部
CDYAP869
No.12:
(9pt)

青の炎の感想

主人公の心理描写が丁寧に書いてあり、とても良かった。

呑んだくれ
P3S7II56
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

青の炎の感想

家族のため、こんなことまでして。。。。。切なすぎる。読まなかったら、絶対後悔します。

CasT_EyE
5SSX46FU
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

青の炎の感想

とても哀しかった・・・
主人公にとても感情移入してしまう作品です。

みい
XL0AKYF3
No.9:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

青の炎の感想

倒叙型犯罪小説ですが、追う側、追われる側の攻防が描かれた作品ではありません。
全編通して高校生である犯人目線で、「犯行に至るまでの心理」を詳細に描いています。
主人公は天才ではなく(2番手レベルの高校出身)、機械のような冷酷さを持ち合わせる訳でもなく、人間らしさを感じられる人物造形になっています。
如何にも共感しやすい設定になっているところが秀逸です。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.8:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

青の炎の感想

すごい…。話にのめりこんでしまいました・・・。

何というか、推理とか頭を使うような思考ではなくて、
とても感情的になりながら読みました。

絶対悪の存在を示した曾根に恐怖し、
秀一…上手くやってくれ。。と祈るような思い。

入念な計画、家族や友人との触れ合い、
得るものと犠牲にするものの選択の葛藤など、、
読んでいて色々と心を揺さぶられました。

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egut
T4OQ1KM0
No.7:
(10pt)

青の炎の感想

続きが早く読みたいと思ったほど面白かった。

はやと
LP6O9U8L
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

青の炎の感想

映画は前に観たのですが、やっぱり原作はいいです。
映画にはなかった、主人公の心の動きや、感動があってかなりいい作品でした。殺すことになる友との思い出など、主人公の恋心みたいなものが、映画だとはぶかれていたように思えます。その点原作の方が、断然よかったです。やはり心の迷いなんかも現れている方がいいです。

アンコウ
BKBVHN0W
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

倒叙小説として最高峰。貴志祐介は心理描写の天才!

とにかく心理描写がとびぬけて素晴らしく、1日で読み終えた。実際にモデルがいるのかと思うくらい完全犯罪(殺人)について考え抜かれており、貴志祐介の作品では最高峰な気がします。(もちろん他の貴志さんの作品も同じくらい素晴らしいですが)


nissi
RFWQ06JW
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
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倒除法の推理小説を満喫!!

何よりも犯罪を犯した人間の心理描写がよく描かれていると思う。「一度犯罪を犯した者はその恐怖にさいなまれ一生を過ごす」「一度火を付けてしまうと怒りの炎は際限なく燃え広がりやがては自分自身をも焼き尽くす」心理描写が巧妙で、展開に心が揺れ動く様が感動的である。家族愛や男女恋愛・友情といった心も垣間見ることが出来る。一読に値する。誰しもこんな感情は妄想の中で持ったことがあるのではないだろうかと思わせるところがにくい。素晴らしい作品でした。

yattazetaketyan
TK5QOEIL
No.3:
(9pt)
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青の炎の感想


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のきま
PLEETMYE

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