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青の炎



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【この小説が収録されている参考書籍】
青の炎
青の炎 (角川文庫)

青の炎の評価: 8.51/10点 レビュー 35件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.51pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

青の炎の感想

初めてこの作家の本を読んだのは『黒い家』。
これには衝撃作だった。
ただただ、怖かった。

それ以来、この作品は 私の中では、ホーラーとしてはダントツに怖い作品のトップに君臨し続けている。

そうしてそれ以降、この作家の作品には 折に触れ 手にとってきているのだが、これといった作品に出会うことはなく、実は万を持して この作品を手に取った。

結果的には、残念ながらこの作家とは相性がよくないのだろうか、全く心を打たない。

内容としては、母の別れた義父が、家に押し入り住み込み始めることから、この作品は始まる。

義父は危険人物である。

だから消さなければ、母と妹は守れない。

真面目で少しばかり頭はよい優等生の少年が、狭い視野、少ない知識で可能な限り考え抜いた殺人計画。

それが成功に終わるのか失敗に期すのか、そんなストーリーではある。

犯罪に手を染めるまでの、その後の精神状態についは、実にリアリティーがある。

とはいえ、おそらく主人公が高校生ということで意図的に考慮されてなのではあろうが、その分内容が貧相で視野が狭く。。。

結果的には、私にとっては 薄っぺらなないように感じてしまったのも事実。

殺人というものはおそらく、殆どの人が経験しない世界である。

その1線を越えた先にあるものがどのようなものなのか、勝手な想像は出来ても実際のところは分からないし。

が、しかし その中でも 「タガが外れ」易くなることは、これは人間の弱さとして想定できる間違いない事ではあろう。

それが故に、人間社会には 法律があり、道徳があり、倫理があり、常識や慣習があり、規制されるのである。

それが時には、煩わしくもあり縛られることに対する息苦しさもあるが、換言すれば 外圧からの抑制になっていることも事実なのである。

少年から青年に移行する時代の、特に男子諸君には、殊のほか この制約が煩わしく感じらせる時期があり、無意味に抵抗/反抗してしまう経験をするものである。

そんな 逆にバランスの悪い時代を生きる青少年に対して、意図的に緩和する少年法は必要なのだろか、小賢しいガキどもにとっては逆に犯罪を助長させるきっかけにはならないだろうか。

そんなことを感じながら、自分の青春時代を思い出しながら、犯罪に手を染めるかどうかは、紙一重のことなんだろうと。

よくぞ前科を受けることなく生きてこられたことにただただ感謝するばかりでありながら、だからこそ こういった特に少年の悲しい犯罪小説に対しては厳しい評価になったかもしれない。

評価は低いが優秀な作品ではありますので、一度手に。  了

とも
4ND5R58B
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

青の炎の感想

主人公に共感できず、とちゅの説明が長すぎて読んでてつらい。
前半は良いのだが第二の事件が?
全体としてそれほど面白くない。
ミステリーとしても
青春小説としても
家族小説としても
中途半端

▼以下、ネタバレ感想

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jethro tull
1MWR4UH4
No.1:
(6pt)

青の炎の感想

ストーリー展開はさすがと言わせるものがあります。
貴志作品は大好きなのですが、途中の途中にあるうんちくが説明書きのようで、かつ余りにも長すぎて、今回はさすがに読んでいて嫌になりました。(ストーリーだけだと1/3ぐらいになるのでは?)
感動する前に説明でうんざりしてしまった残念な作品です。

フレディ
3M4Y9ZHL

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