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(短編集)

九マイルは遠すぎる



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【この小説が収録されている参考書籍】
九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)

九マイルは遠すぎるの評価: 7.00/10点 レビュー 6件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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(9pt)

九マイルは遠すぎるの感想

有名な作品。短編の名手と謳われる作家の輝かしい歴史的な作品である。アームチェア・ディテクティブのジャンルだろうが、バロネス・オルツィ「隅の老人」シリーズやアシモフの「黒後家蜘蛛の会」シリーズと並ぶファンの多い作品だ。
日本で云えば都筑道夫の「退職刑事」シリーズが定番だろう。会話で片方が謎を提示し話を聞いた片方が鋭い洞察力をみせ真相を解明する・・・。このパターンは数多くあるがミステリの王道のひとつと云える。北村薫の「六の宮の姫君」の
円紫師匠と女子大生の「私」シリーズなどが質の高い作品だ。私個人もこのようなスタイルのものがとても好きでこの『九マイルは遠すぎる』は楽しめた。些細な出来事に着目し見過ごしがちな点を捉えて推理の幅を広げていくと始めには考えられなかった事実に行き当たる・・・。こんな楽しい話は無い。ホームズの『赤毛組合』からこういったロジックのものに夢中になった。ミステリファンなら読んでおくべき作品と云える。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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