■スポンサードリンク


楽園のカンヴァス



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
楽園のカンヴァス
楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァスの評価: 8.05/10点 レビュー 20件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.05pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全7件 1~7 1/1ページ
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

楽園のカンヴァスの感想

私は絵画に全く興味はないので、文庫本の表紙を見ても、何も感じませんでした。
殺人事件が起こるわけでもないし、それほど深刻な展開もありません。
でも面白かった。ということは、個人的には話としてフツーに面白かったということなのだと思います。
終わり方も良く、読了後、とても暖かく清々しい余韻を感じました。
ヒロイン役というよりも、これはティムのキャラが良かったのではないかという印象。

マー君
S2HJR096
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

楽園のカンヴァスの感想

分量的にちょうど良いくらいの長さである。面白いです。途中の展開はワクワク感もありました。
ただ、そのワクワク感が、若干最後に尻すぼみした感じがあって、少々残念です。もう少し最後に捻りが欲しかった。
でも、ミステリー感も楽しめたし、お手頃の一冊でした。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

楽園のカンヴァスの感想

現在と20年前と100年前の話が
いまいち つながらないが
ピカソなどが生きていた時代を
感じることができた。
美術に詳しくないのでネットで検索しながら
読もうとしたが文章だけで想像で読み進め
楽しめました。
謎は自分で考えるということで終わり

jethro tull
1MWR4UH4
No.4:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

「文学」と「絵画」という二つのジャンルの橋渡しになっているかのような作品

今作は殺人や犯罪を扱ったミステリではなく、実在した不遇の天才画家アンリ・ルソーが描いたとされる、幻の作品を所有する大富豪に招かれた2人の男女が、それぞれの背後にさまざまな人物の事情や思惑を背負いながら、作品の真贋をめぐって論評対決するという独自ジャンルの作品です。

作者が本職のキュレーターでもあったというだけあり、絵画に対する知識と情熱がリアリティを持って伝わってきました。
かと言ってその分野に明るくない読者を置いてけぼりにするようなことはなく、キュレーターという職業やルソーと言う作家の絵画史における位置づけなどが非常にわかりやすく説明されており、物語にすんなりと入り込みついていくことができました。
ミステリ界に溢れている、作者に中途半端な知識しかないゆえに逆に単なる知識のひけらかしになっているような衒学趣味の強い作品に見習って欲しいものだと感じます。

作中ではルソーだけではなく、かの有名な天才ピカソも登場し、深く物語に関わってくるのですが、作中でも「この話はピカソが主役になってしまうんじゃないか」という台詞が出てきたとおり、どうしてもピカソが登場すると、ピカソの方が存在感が強くなってしまった気がします。
日本の大河ドラマや歴史小説で、本来の主役とされた人物より結局、織田信長や豊臣秀吉が目立ってしまうのに似たようなものを感じました。
とはいえ、この作品を読むまで恥ずかしながら名前ぐらいしか知らなかったルソーという画家の人生と作品に大きく興味を抱かされ、機会があれば彼の作品を実際に目にしてみたいと感じさせられた一作です。
作中のように画家やキュレーターや研究者がいかにルソーの評価を世間に見直させようとしても、私のような人間の耳には一切入って来なかったでしょうか、小説というジャンルを通すことで普段その分野に興味の無い人間にもルソーと言う画家の人生と作品が伝えられるというのは、素晴らしいことだと思いました。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.3:
(8pt)

楽園のカンヴァスの感想

ラスト3ページに全てが凝縮されてるね。
伏線あって、だけれどキレイな作品だと思います。

kmak
0RVCT7SX
No.2:
(7pt)

淡々としている

それほど面白いとは感じなかった。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

楽園のカンヴァスの感想

最後に意外性を用意したりとミステリのテイストを楽しめる面白い読み物といった印象でした。美術にはとりわけ知識も豊富ではなく美術館に足を運んだことも正直一度もありませんが、そんな自分にも楽しく読める内容で著者の絵画に対する
思いなどが素直に伝わってきます。はるか昔に生き生涯を終えた人のことに関してあれこれと知識として知るというのは個人的には好ましく楽しいと感じます。芸術に命を捧げた人たちが居た、そんな人生を選択し送った人たちの声が間近に聞こえるようなそんな気がしました。天才だったのか日曜画家だったのか評価が定まらないルソーを主人公にした謎解きミステリとした感じもこの本の良いところだと思います。真贋を競う二人の人物にも縁がありそれらが物語の幅を広げることになっていてそれぞれの人物描写が緊迫感を生みだすストーリーは読み応えがあります。ハッピーエンドとしたのもこの本には当然で次を読んでみたいと思いました。次は真絵を主人公にした新しい冒険の旅を読ませて欲しいと思いました。
初めて読んだ作家であり本でしたがこの本に限っては自分の好みの範囲でした。

ニコラス刑事
25MT9OHA

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!