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穢れしものに祝福を



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【この小説が収録されている参考書籍】
穢れしものに祝福を (角川文庫)

穢れしものに祝福をの評価: 6.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

ちょっと勢いが足りなかったかな~

以前に読んだ「スコッチに涙を託して」は最初から最後まで痛快(ちょっとだけコメディータッチで)面白かったのですが
今回は前半が眠そうなぐらい退屈で中間地点を過ぎたあたりからドンドン波に乗ってきた二人組でした。
パトリックとアンジーの痛快ミステリーは六冊目まで出ているようですが、このペアの小説はもういいかな。

私の不満は絶対に外してはならないブッパの登場が少なかったこと。
もちろん登場はしていますが、もっともっとブッパの活躍を読みたかった!彼がいるから、二人が活きているのに〜。
二人だけだと、ダラダラしていて恋愛ものになってしまいます。

私はデニスルヘイン氏の描く「心の闇」が大好物なので、ブッパの闇をもっと追及してほしかったところです。

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(6pt)

ちょっと、とっちらかったかな?

パトリック&アンジー・シリーズの第3弾。シリーズ作品ならではの安心感と、マンネリを打破する試みが微妙にずれた印象を与える、ちょっと残念な作品だ。
パトリックとアンジーが路上から拉致されて大富豪に仕事を依頼されるという出だしから、やや「?」だったのだが、犯罪の背景、犯人の動機、問題解決の方法などなど、いまいちしっくりこないまま終わってしまった印象だ。
カージャックで銃撃を受け、癌で余命半年と宣告されたボストンの超大富豪が、失踪した一人娘の捜索を依頼する。ところが、この捜索の前任者の探偵が、パトリックの探偵術の師匠、生涯の師と仰ぐ人物で、彼もまた行方不明になっていた。二人が姿を消した理由を追求していたパトリックとアンジーの前に、ある精神セミナーグループとカルト教団が浮上し、そこから舞台はフロリダに移り、さらに複雑かつ暴力的な展開を見せてゆく・・・。
あやしげなセミナーとカルト教団の金がらみの陰謀などは、どこの国にもある現代病と納得だったが、おなじみブッパのすさまじい援護、自家用ジェットでの移動、大富豪の豪邸での凄絶な争いなどなど、現代アメリカン・ハードボイルドならではの派手さには、「これ、ルへイン?」と、多少の違和感を感じてしまった。
シリーズの読者には、作者にはこういう一面もあるのかと思わせるぐらいで失敗作とは言えないだろうが、本作品が初レヘイン(ルへイン)の読者には、本当の実力を誤解させるのではないかと、余計なお世話の感想を持たざるを得なかった。

iisan
927253Y1

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