日本最西端に位置する与那国島の沖合に建設中の“オーシャンテクノポリス”。

雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。

圧倒的なスケールでえがく黙示録ホラー・アクション! 東京都阪納市安須。

西暦20××年、遺伝子操作監視委員会C部門の調査官である「おれ」は、 今をときめくバイオ企業「ライフテック社」の異状を聞きつけ、調査に赴く。

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。

新宿の街を震撼させたチャイナマフィア同士の銃撃事件から二年、警察の手すら届かない歌舞伎町の中国系裏社会を牛耳るのは、北京の崔虎、上海の朱宏、そして、銃撃事件で大金を手に入れた台湾の楊偉民だった。

青葉ヶ丘中学3年A組―悪魔のようなこのクラスを、担任教師が名づけて「沈黙の教室」。

”即身仏”に触れたとき、忌まわしき記憶が蘇る――! 東北の山中にある〈供養の五百羅漢〉と呼ばれる謎の石仏群。

時を超えて甦る伝承と封じられた怨念――民俗学ミステリー開幕! 民俗学者・蓮丈那智のもとに、教え子の男子学生から届いた一本のビデオ。

触れてはいけない領域がある。 だが、触れなければ真実は見えない――。

店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う“旗師”宇佐見陶子。

魑魅魍魎が住まう骨董業界を生き抜く孤高の美人旗師・冬狐堂こと宇佐見陶子。

東京と出雲市で発生したダーズ(致死的急性狂犬病症候群)が感染爆発、死者1800万人と推定され、政府の主要機関が札幌に移された。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

小さなプレス工場での単調な作業と上司の嫌がらせに鬱屈していた29歳の一郎は、偶然再会した友人・牛木の会社で、高級犬の販売を手伝うことに。

難病を発症し心臓移植を受けることになった堤雅之。手術は無事成功するが、すぐに雅之は奇怪な現象に悩まされ始める。

新築・格安、都心に位置するという抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ哲平一家。問題は何一つないはずだった。

1958年の夏。

友人の雅人がヤクザから1260万円の借金を! そんな大金、あるわけない。おれは偽札を作ることにした。

長野県安曇野。半年前に山で行方不明となった妻の頭蓋骨が見つかった。

闇に谺する異能者たちの宴。すべては、月が知っている!夜ごとに謎めく怪事件、めくるめくサイファイ・ホラーの万華鏡。

1860年、日本使節団の来航に沸き返るニューヨークで勃発した奇怪な連続殺人。

虚栄の都・ハリウッドに血で爛れた顔の「怪物」が出没する。

さらし首の名所・暗闇坂にそそり立つ樹齢2000年の大楠。

1935年、千代延子爵家の次男・義正は、左翼運動に挫折し、父の宗平とともにパリへ渡った。

人間は空を飛べるはずだ、と日頃主張していた幻想画家が、四階にあるアトリエから奇声と共に姿を消した。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

御手洗潔が日本を去って1年半。

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された…。

御手洗潔の過去・現在 貫き流れる音楽 次々と壊される便器と美女。

記録的な寒波に襲われた東京で、原因不明の感染症が発生。

切断した男女の死体が合成され両性具有者となって蘇る。窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

完全な密室で発見された残虐な刺殺体。周囲のぬかるみに足跡も残さず消えた犯人。

“早く、早く死ななきゃならない"。 海兵隊員の夫が、ナイフで自らの首を掻き切る前に書き遺した言葉。

事故で亡くなった愛妻の肝細胞を密かに培養する生化学者・利明。

ミステリー作家の石岡は女子大生の里美に誘われて英会話学校に通い始めた。

エジプトで発掘調査を行う考古学者の峰は念願の石棺を発掘するが、見つかったのは死後数ヵ月のミイラだった。

玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。

「ゴッドファーザーのような警察小説」――スティーヴン・キング 『犬の力』『ザ・カルテル』のウィンズロウが エリート特捜部の栄光と転落を描く話題作! 麻薬や銃による犯罪を取り締まるマンハッタン・ノース特捜部、通称＂ダ・フォース＂。

嵐の夜、マンションの十一階から姿を消した男が、十三分後、走る電車に飛びこんで死ぬ。

地球規模の地殻変動で、日本を除くほとんどの陸地が海没してしまった。

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。

遺伝学者レナ・クランドールとローランド・ノヴァク神父は、クロアチアの洞窟でネアンデルタール人の遺骨らしきものと壮麗な壁画を発見するが、謎の一団の襲撃を受けて洞窟内に閉じ込められる。

記憶に障害を持つ男エゴン・マッカートが書いた物語。

捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。

長打を放った四番打者が三塁ベースの手前で突然倒れ、死亡する。たまたまスタンドからその光景を見ていた一人の検事。

惨劇に隠された秘密を見抜けるか。

訳アリの遺品と「不幸」をコレクションするオギーの依頼を受けた俺は、我が子の首を切断した母親の元に赴く。

中央日報の稗田は元駐日P国大使にかんするフランス紙の記事に興味を持った。日本人ハイ・ホステスとの関係で離婚騒動とか。

石岡和己、犬坊里美、そして加納通子―。雪に閉ざされた龍臥亭に、八年前のあの事件の関係者が、再び集まった。

『のぼうの城』から六年。

躊躇なく被疑者を殴り、同僚にカネを低利で貸し付けて飼いならし、暴力団や中国マフィアと手を結ぶ――。

本格ミステリ大賞受賞作家が綴る、”最凶”の家ホラー。 山の中腹に建つ家に引っ越してきた、小学四年生の日々乃翔太。

1963年3月21日、翌年の東京オリンピック開催を前に、公式記録映画の監督を務めることになっていた黒澤明が降板した。