猟奇連続殺人や入り組んだ構成、特殊設定ばかりがミステリーじゃないっ! 1960年代のニューヨーク。

ノワール文学史上もっとも美しい〝運命の女〟への妄執――。 ゴダール名作映画の原作となった犯罪ノワール。

傷ついた犬のように、私は生まれた場所へと這い戻ってきた―ブルックリンの、幸福の物語。

「そもそものはじまりは間違い電話だった」。

トリュフォーからゴダールへの贈りもの。

第二次大戦の残影色濃い1954年。フィリップは、考古学者の兄がアムステルダムの運河で身を投げたとの報を受ける。

関係者が残した資料の山から浮かび上がる、殺人事件の真相とは!? ABCシグネチャーがテレビドラマ化権獲得。

壮絶な過去をもつ元スパイに託された仕事は、 腐敗した街をさらに腐敗させること――。

人類がはじめて月を歩いた夏だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった伯父を失う。

妻に去られたナッシュに、突然20万ドルの遺産が転がり込んだ。

戦後まもないオハイオ州南部の田舎町ノッケムスティッフ。

2011年末、マンチェスター大学の学生寮から、一人の女子学生が姿を消した。彼女の名はゾーイ。

――彼女のはなしは信じるな。

2021年アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞、3冠! 「クライム文学の新星」デニス・ルヘイン 裏社会の元凄腕ドライバーが 家族のために引き受けた最後の仕事―― 米国南部の町で自動車修理工場を営むボーレガード。

重病から生還した34歳の作家シドニーはリハビリのためにブルックリンの街を歩き始め、不思議な文具店で魅入られたようにブルーのノートを買う。

その男は死んでいたはずだった―。何十年も前、忽然と映画界から姿を消した監督にして俳優のヘクター・マン。

一人の男が道端で爆死した。製作中の爆弾が暴発し、死体は15mの範囲に散らばっていた。

「それが、ここに流れてるあたしたちの血。あたしたちは無法者なの」 アメリカ、カリフォルニア州。

殺人罪で服役した黒人のアイク。

私の父は、52歳で離婚し、ニューアークの家で、ひとり孤独に死んでいった。

胸アツ法廷エンタメ、待望の新シリーズ始動 テネシー州プラスキ。

不運な泥棒ドートマンダーが企む新たな強奪計画――。

〝新型コロナの時代の愛〟が育んだのは――。

「ぼく」は6年ぶりにパリへ帰ってきた。ともに暮らしていたママが死んでしまい、からっぽのアパートは孤独を深めるだけだった。

夫婦関係が行き詰っていたアダムとアメリアの夫婦。そんなふたりに、くじでスコットランド旅行が当たる。

幼なじみのファンショーが、美しい妻と小説の原稿を残して失踪した。

英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

テリー・レノックスという酔っぱらい男と友人になった私立探偵フィリップ・マーロウは、頼まれて彼をメキシコに送り届けることになった。

バラバラ死体に付いた謎の文字列の紙片。ポー刑事は事件の背後に潜む黒幕〈キュレーター〉と対峙する。

本好きの老婦人ペギーが死んだ。彼女は「殺人コンサルタント」を名乗り、数多くの推理作家の執筆に協力していた。

『メインテーマは殺人』の刊行まであと3ヵ月。

南の島に集まった人気作家と作家志望の女性5名が次々に死体で発見され……。騙りの天才ビュッシが放つ、クリスティへの挑戦作。

離婚し、長年勤めてきたシカゴ警察を退職したアメリカ人のカルはアイルランド西部の小さな村に移住した。

辣腕の選挙コンサルタントとして鳴らしたシャルテルは、大手広告代理店DDT広報部のアップショーとともに、英連邦から独立間近のアフリカの小国アルバーティア初の国家元首選挙に駆り出される。

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。

ボストン郊外に越してきた版画家のヘンと夫のロイドは、隣の夫婦マシューとマイラの家に招待された。

かつて刑事ポーによって一人の男が刑務所送りにされた――カリスマシェフとして名声を誇ったジャレド・キートン。

12歳の少年テッドはある日、姉といとこのサリムとともに巨大観覧車ロンドン・アイに乗りに出かけた。

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。

人口40万人の街コルトンの地方紙『タイムズ・ガゼット』でスポーツ担当記者として活躍するドーランは、真実の報道より広告収入を重視する新聞社に愛想を尽かし退社、自ら雑誌『コスモポライト』を創刊する。

呪われた帆船で連続する怪事件は 悪魔の仕業か? 海洋冒険+怪奇小説+不可能犯罪。

〈木曜殺人クラブ〉のエリザベスは、元夫で英国のスパイのダグラスと再会する。

殺し屋、ポップスター、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男……なんのつながりもない１１人だったが、ある飛行機に同乗したことで、運命を共にする。

1986年アメリカ東海岸。

1930年代、大恐慌下のシカゴ。

「いままでに書かれた最高の犯罪小説の一つ」 レイモンド・チャンドラーが激賞した、 ノワール小説の古典的名作が、ついにそのヴェールを脱ぐ！ 強盗未遂で殺人を犯してしまい14歳で終身刑となった青年ボウイは、囚人仲間Ｔダブ、チカモウとともにアルカトナ刑務所を脱獄

ある朝、ヴィスティングの自宅の郵便箱に差出人不明の封書が届く。

友人の兄ジェイミーが失踪し、高校生のピップは調査を依頼される。

長い刑期を終えて出所したばかりの盗みの天才ドートマンダーに、とてつもない仕事が舞い込んだ。

極上のスピンオフにして最高のエンタメ小説 容姿端麗、頭脳明晰、抜群の戦闘力、加えて資産家の御曹司。

ブラック・ライヴズ・マター運動がロス市警にも逆風となった2020年。

売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。

父親は大金持ち、本人は大学の講師と交際している札つきの問題児――そんな学生バーバラの誘拐計画が進行中だという怪しげな話が、大学当局に飛びこんでくる。

1988年12月。

絶海の灯台から3人の男たちが消えた! 実在の事件を元にした傑作文芸ミステリ。