太平洋を航海しながら寄港先で興行を行なう移動サーカス団〈サーカス・クイーン号〉。

ある冬の週末、叔父の招待を受けて片田舎の〈別荘〉を訪れた若き地主バジル・メープルウッドは、全裸でバスタブの縁に片脚を引っかけたまま死亡した。

久々に会った親友のサラから、過去につき合っていた男たちの誰かから殺害予告の強迫状を受け取っていると、ナンシーは知らされた。

雑木林で見つかった無残な腐乱死体。

ガス中毒で死んだ老人の死。事故に見せかけた自殺か、自殺に見せかけた他殺か、それとも……。

「あたしの仕事は、かたを取ってお金を貸すことだよ」。

表題作〈ピカデリーパズル〉 裕福な青年、スペンサー・エラズビーが2年間の外国旅行からロンドンに戻ると、オフシーズンの社交界で舞踏会が催されていた。

トランブル城に住む伯父アンリ・ド・シャンクレイ、幼い頃に両親を亡くした娘クレール、美しい家政婦レイモン夫人、若い大男ジャン・アルマンタン。

殺人の容疑をかけられた大学生の竜実。彼のアリバイを証明できるのはスキー場で出会った美人スノーボーダーただ一人。

資産家の最期を看取った代診医の不可解な死。プリーストリーの鋭い推理が暴き出す真相とは……。

弁護士、ロス市警の刑事、プロボクサー、映画女優…完全犯罪を企てる犯人とトリックを暴くコロンボの対決。

アーチー・グッドウィンは陸軍情報部の少佐だった?あのネロ・ウルフがダイエットに挑戦?戦時色濃厚な四つの難事件を収めた「ネロ・ウルフの事件簿」第3弾!特別付録「ウルフとアーチーの肖像」も収録。

ニューヨークの富豪の元に届いた幼児誘拐予告事件を未然に防ぐため,NY市警のロード警視はバミューダ行きの船に乗り込む! 「いい加減な遺骸」「厚かましいアリバイ」に続く〈ABC三部作〉遂に完結!

イギリス北部の毛織物工場で工員の死体が発見された。被害者は若いイタリア人女性。

議員の娘だが周囲から軽んじられるタイピストのルース・エルダーは、職場で拾った奇妙なメモのことを警察に話すと同僚たちに吹聴した。

未亡人のリンダから「溺死した夫、ブルースの名前を名乗る男が現れたので調査してほしい」と依頼された私立探偵のダウェンボートは、ブルースを名乗る人物が宿泊する〈クレイモア・ホテル〉を訪れるが、突如、リンダは依頼の取り消しを申し出た。

殺された画家、盗まれた絵画。

52歳独身、山高帽に黒いフロックコート。

ヨークヴィル大学構内でフォイル次長警視正が拾った紙片には“殺人計画"が書かれていた。決行は今夜八時。

【無音の弾丸】(表題作) 投資家カー・パーカーが、会議中に突然死亡した。

大正時代に『秘密探偵雑誌』へ翻訳連載されたエドガー・ウォーレスの本格ミステリが新訳でよみがえる!新聞記者ホランドの前に立ちはだかる堅牢強固な密室殺人の謎。

殺されたのは誰だったのか?そして、どんな方法で殺害されたのか?真犯人が明らかにされた時、全ての伏線が繋がる。

ファッションモデルのジアネッタは休暇でスカイ島を訪れ、同じホテルには投宿する山好きな男性グラントと親しくなった。

第28代アメリカ合衆国大統領トーマス・ウッドロウ・ウィルソンに絶讃された歴史的名作が新訳で登場!謎とスリルとサスペンスが絡み合うミステリ協奏曲。

シャーロック・ホームズと同じ時代にいた、負けず嫌いで勇敢な女性探偵。

暗い霧雨の朝。仕事を求める人々の列に、何者かが駆る暴走車が突っ込んだ。

クリスマスが迫るウィーンで、オペラ界の歌姫を看取った人々。

暗号法に取り組んでいた伯父の死をきっかけに、ヒロインの周囲で不可解な出来事が次々と起こる。マクロイ円熟期の暗号ミステリ。

僕の殺人の邪魔をするのは誰だ! 孤立した島の中で次々に起こる惨劇。ここには僕以外にもう一人、殺人者がいる。

戦後推理小説文壇の巨匠、鮎川哲也の知られざる作品がよみがえる! 未完の遺稿「白樺荘事件」、ファン待望の単行本初収録。

〈クイーンの定員〉に選出された傑作短編。

『黒死館殺人事件』で有名な博覧強記の名探偵・法水麟太郎。

諸君はアッシャー家の崩壊を見いだすだろう―予告の電話は真実を告げていた。

真山十吉の前に、別れた恋人嘉代子とそっくりの女性が現れた。妹だと名のる。

小学校時代の同級生ピーターズが病死したという新聞広告を見たわたし、アルバート・キャンピオン。

ロンドンの寂れた商店街に佇む名家の屋敷。

海上で急死した妻、その死を隠し通そうとする夫。窮地に現れた女性は救いの女神か、それとも破滅の使者か……。

奇術師探偵マーリニ・シリーズ代表作が蘇る！　「〝首のない女〟がほしいの」とマーリニの店に奇術装置を求めに来た謎の女。

遺された一通の手紙と一冊の本。停泊中のクルーザーで起きる殺人事件。

セント・アン病院の18号室で一人の患者が遺体で発見された。死因はモルヒネの過剰摂取。

消された宿屋の記録と脅迫状、双子の被害者、マイクロフトからの依頼…。

本格ミステリの探偵はどのような推理をすべきか? 密室などのトリックはどうあるべきか? そして、社会とどう対峙すべきか? 戦中派の天城一と戦後派の笠井潔の作品からその答えを探し求める評論書! 天城一と笠井潔は、資質的にはよく似ている。

処女作がいきなり大当たりしたモニカ・スタントンは、ロンドン近郊の撮影所へやってきた。

オマージュを超えた柄刀一版《国名シリーズ》第一弾 首なし死体は、なぜ磔にされねばならなかったのか? 名探偵・南美樹風が挑む四つの怪事件 解説:千街晶之 カメラマンの南美樹風は、大学の後輩たち五人を連れ、山間部のコテージへと夏合宿にやってきた。

秋の夕方、小さな村をドライブしていたジェリーは、一人の若い娘に出会った。

1941年に刊行されたルーパート・ペニーの長編"Sealed Room Murder"を初邦訳。

生放送中のTV番組でコメディアンが謎の怪死を遂げる。

退役軍人会の葬儀に集まった参列者の目前で突如倒れた老婆。死因は心臓発作だったが、背中から銃痕が発見された。

1840年の春、イングランドの外れにある領主館。

夫を事故で喪ったアリスは、亡夫の書斎でミス・ラッシュという知らない女性の名が書かれた封筒を見つける。

軽井沢の豪奢な別荘「白樺荘」に、莫大な遺産を相続することになった四人の男女が集まった。

「価値のないもの、誰も盗もうとはしないもの」だけを標的にする怪盗ニックは、引きも切らない多彩な依頼に大忙し。

主賓が姿を現さない奇妙なディナーパーティーが終わった後、レストランの地下食堂でペテン師の死体が発見された。

館で催されるカクテルパーティーで怪死を遂げる男。

1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。