まったく何ともいいようのないうまさだった――隠れ家レストラン〈スピローズ〉で供される料理はどれもが絶品ばかり。

ワインの銘柄を当てる大博打の結末は? 夫殺しの凶器の行方は? ラスト一行に襲いかかるショックとは? 常軌を逸した賭けの行方や常識人に突然忍び寄る非常識な出来事など、短篇の名手が残酷かつ繊細に描く11篇を、すべて新訳で収録! 出版社からのコメント 名作

逃げ場はない。恐怖を生みだす源は人の心にあるのだから…。

元プロの賭博師ビル・パームリーが腕利きいかさま師たちと対決、巧妙なトリックを次々にあばいていく。

魔術的な語りで読者を魅了する伝説の作家、シオドア・スタージョン。

殺し屋の前に自称発明家が現れた。

人気作家エリオットが創造した義賊「スパイダー」が、本の中から抜け出したかの如き怪事件が続発。

意想外の設定と冴え渡るラストのひねり。稀代のアンソロジスト・井上雅彦が贈る、 海外異色作家短篇シリーズの第三巻が登場。

巧妙なトリックと鮮烈なロジック。ブラックバーン教授、連続猟奇殺人に挑む。

植物の「声」を聞く機械を発明した男が耳にしたものは? 小説自動作製機は何を成し遂げるのか? 教養ある男が企んだ甘美な復讐のお味は? 短篇の名手が、人生という道路に、時にぽっかりと口を開ける非日常という落とし穴を描いて見せる非情でブラックな短篇の数々。

米国の鬼才C・デイリー・キングが奏でる死の狂想曲。

資産家の最期を看取った代診医の不可解な死。プリーストリーの鋭い推理が暴き出す真相とは……。

19歳と14歳の少女がタクシー運転手を襲う事件が発生。逮捕された少女たちは金ほしさの犯行だと自供、反省の色はない。

アモリー家に伝わる由緒ある屋敷、ローン・アベイ館。

ある夏の日の朝、レイトン・コートの主人スタンワース氏の額を撃ち抜かれた死体が、書斎で発見された。

故郷に帰ってきた男は、忌まわしい記憶の地へと足を運ぶ。そこには死体が、少年のころ見たときと同じように死体があった…。

カリブ海の孤島に嫁ぎにきた若い娘が結婚式を目前に殺人事件に巻き込まれる。

夏至前夜、三人の若者が公園でパーティーを開いていた。18世紀の服装、料理、ワイン。

密室で夫人が自殺して以来、奇怪な噂の絶えないダーンリーの屋敷。

そのワインは、1929年にサントアンの葡萄園でわずか40ダースだけが醸造されたという。

議員の娘だが周囲から軽んじられるタイピストのルース・エルダーは、職場で拾った奇妙なメモのことを警察に話すと同僚たちに吹聴した。

奇抜な言動と悪趣味ないたずらで、周囲に騒動をもたらす美女クローディア。

匿名の電話の警告を無視してフリーダは婚約者の実家へ向かうが、その夜のパーティで殺人事件が起こる。

十一月の深夜、歴史教師のキャロラスはミンコット荘のレディー・マーガレット・ピップフォードから電話を受ける。

キャロラス・ディーンはゴリンジャー校長 から直々に事件捜査の依頼を受ける。

ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。

不気味で不吉で知られることのない陰気な屋敷で起こる怪奇現象の数々。

オルメスはホームズのフランス語読み。ルーフォックは「頭のおかしい」とか「いかれた」の意味。

クルーザーの故障から無人島に取り残されたのは、ロジャー・シェリンガム含む15人の男女。

ブレアトン女子学院に勤めて五週間の女性教師フォスティーナは、突然理由も告げられずに解雇される。

あなたの目の前にこの世でもっとも危険な陥穽がが口を開いている。人生の断面を鋭く抉る六つの物語。

アガサ・クリスティと並び称される、英国ミステリ界の女王アリンガム。その名作・傑作を日本オリジナル編集で贈る短編集第二弾。

ヨークヴィル大学構内でフォイル次長警視正が拾った紙片には“殺人計画"が書かれていた。決行は今夜八時。

レディ・スーザンと近親者たちを中心に集まった屋敷での夕食会で、ある男がいった。

匿名の手紙による告発をきっかけに、ある一軒家の浴室から死体を溶かして流した痕跡が発見される。

父親との旅行から戻ったヴァランダーを待っていたのは、無人の花屋への家宅侵入と老人の失踪の通報。

男は54年間、眠れぬ夜を過ごしてきた。森の中の一軒家、人形をパートナーにタンゴを踊る。

正当防衛とはいえ、人を殺したことに苦しむヴァランダー。警察官を続けるか否か悩む彼のもとへ、友人の弁護士が訪ねてきた。

欧米では、世界の短編推理小説の傑作集を編纂する試みが、しばしば行われている。

黄金期パズラーの名作。4月13日正牛、おまえは死ぬ―著名な外科医カッター博士に届いた不敵な犯行予告。

わたしの仲間たちの中心的存在ともいえた友人が死んだ。病死なのか、それとも事故か殺人か。

サーストン家で開かれたウイークエンド・パーティーの夜、突如として起こった密室殺人事件。

目撃者の前で、少年が開けた荒野から忽然と消えた人間消失事件と、密室殺人――スコットランドを舞台に、名探偵ウィリング博士が不可能犯罪に挑む謎解きの傑作。

「魔力の存在など信じはしないだろうね」旧友ロロの言葉にジェフリー・ブラックバーンは目をみはった。

小学校時代の同級生ピーターズが病死したという新聞広告を見たわたし、アルバート・キャンピオン。

異端キリスト教、ドストエフスキー、ティラノサウルス、競馬、人工呼吸。

閑静な住宅街、四階建てフラットの最上階で高齢女性の絞殺死体が発見されたとの報を受け、モーズビー首席警部率いる捜査班は現場に急行した。

出版社社長の邸宅で開かれたパーティーで、人気作家エイモス・コットルが、余興のゲーム“幽霊の2/3”の最中に毒物を飲んで絶命してしまう。

クリスマスが迫るウィーンで、オペラ界の歌姫を看取った人々。

エジプト学者ベリンガムが不可解な状況で忽然と姿を消してから二年が経った。

戦後推理小説文壇の巨匠、鮎川哲也の知られざる作品がよみがえる! 未完の遺稿「白樺荘事件」、ファン待望の単行本初収録。

エラリー・クイーンのライヴァルが贈るデッドライン&スラップスティックの傑作登場! あと九日間で死刑となる男は冤罪かもしれない――。

さまざまの難事件を解決し、退職して私立探偵を開業したビーフ。