(短編集)

絞首人の一ダース



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    初公開日(参考)2006年09月
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    短編集

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    絞首人の一ダース (論創海外ミステリ)

    2006年09月01日 絞首人の一ダース (論創海外ミステリ)

    EQMMコンテストで第二席を獲得した、著者の短編代表作「タルタヴァルに行った男」、自殺した妹の復讐を誓う青年を描き、読後に深い感慨を誘う「優しい修道士」、最後の一行で見事に謎が解ける「悪の顔」など、名手アリグザンダーの短編を一三編収録。人間の本質を突く視線、多彩なアイデア、見事な構成、余韻の残る結末。スタンリー・エリンが絶賛した珠玉の短編群をここに刊行。エリンによる序文つき。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    絞首人の一ダースの総合評価:8.50/10点レビュー 2件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    良い短編集でした

    面白かったです。

    わたろう
    0BCEGGR4
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.1:
    (5pt)

    人間の本質を冷徹に見据えるシリアスな物語集。

    アメリカのハードボイルド作家で日本には40年振りの紹介となる著者の代表的短編集です。タイトルに一ダースとあって13編収録されているのは、わざと欧米で不吉とされる数字に意味づけているのでは?と思わせる程、全体的に暗く陰鬱なトーンの物語が並んでいます。ですから最初に、本書を読み通すには相当の覚悟がいると申し上げておきます。作中人物たちに憐憫の情を感じても、読後にカタルシスを感じられるかは保証の限りではありません。私の選んだベスト4を順位は無しで紹介致します。
    『タルタヴァルに行った男』:バイト少年が出会った酒場で‘いつも泣いている男’の謎を後年成長して理解する話で、ある史実に基づく哀感に満ちた一篇です。『優しい修道士』:妹と暮らし麻薬を与えて自殺に追いやったギャングに、兄である修道士が道を捨てて復讐する話で、凄絶な結末に涙を誘います。『悪の顔』:女性連続殺人犯‘屠殺人’を追う刑事が唯一の目撃者を病院に訪ねるが、彼は心臓病で瀕死の状態だった。彼は妻の殺害現場である自分の家で、ある筈のない窓に‘悪の顔’を見たと言うのだが・・・・。『愛に不可能はない』:雪山で遭難してしまった夫婦とガイドの3人の運命は・・・・。心して最後の一行をお読み下さい。
    著者は人間のもつ最悪の部分を包み隠さずストレートに描いており、静かに見守っていて肯定否定の判断を下していません。本書を読んで人間不信に陥られる方もおられるかも知れませんが、人間の本性に対する著者の頑ななまでの信念に感動も覚えさせられるでしょう。本書に描かれた世界は厳しすぎますが、絵空事ではなくリアリティに満ちた真実の物語として、長らく貴方の心に刻み込まれるでしょう。
    絞首人の一ダース (論創海外ミステリ)Amazon書評・レビュー:絞首人の一ダース (論創海外ミステリ)より
    4846007383



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