愛する人を救えなければ、強制的に過去に戻され、その度に親友や家族が一人ずつ消えていく。

大切な人の死を知る度に、時計の針は何度でも過去へと巻き戻る。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

25万部突破『15歳のテロリスト』著者の衝撃の原点が、完全版で甦る! 男子生徒Kが自殺した。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

この悪人を、あなたもきっと好きになる。 「三分間だけ、付き合って?」。

架空の青春の記憶を植えつけられた青年は、その夏、実在しないはずの幼馴染と出会う。これは、始まる前に終わっていた恋の物語。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

僕は春が嫌いだ。

普通の高校生活を送る僕・相葉孝司に突然起こった「自分以外の時が1時間だけ止まる」という不思議な現象。

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。

三社祭の夜。葵の笑顔に秘められた過去を、栗田は垣間見る。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

普通の高校生だった「ぼく」、須玉明が得た力は、この世に留まる霊の姿が視えるというものだった。

「今から君を脅迫する」。きっかけは一本の動画。

この悪人を、あなたもきっと好きになる。 シリーズ第3弾はやくも登場! 「わ、私は脅迫屋の仲間ではありません!」。

いつかきみに、七月の雪を見せてあげる。あの日、彼女は青く光る海を見ながら、僕にそう約束してくれた―。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。

声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。

同棲相手との未来に迷うフリーター、街を警らする女性警察官、恋に悩む大学生小説家に、駆け出しやくざや、八方美人の会社員。

バカがつくほどケーキが大好きな女子高生・未羽。

人にはポイントがある。ルックス、学力、コミュ力。

標本や剥製、化石が所狭しと並ぶ、今はもう廃校になった小学校。

平凡な僕が唯一他の人と違うこと。それは人の死を予告する幻影を見る力があることだ。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

なぜ少女は最愛の先生を殺さなければならなかったのか? 突如失踪した人気小説家・遥川悠真。

愛や勇気など、形のないものまで盗む伝説の怪盗・フェレス。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

青春小説の旗手・天沢夏月がおくる、迷える高校生たちの物語。 タイムカプセルに入っていた「今の自分」への手紙。

他人の嘘が分かる、不思議な力を持つ高校生、藤倉聖。だが、全ての人の嘘が分かるわけではない。

忘れていた感情が蘇る感涙の青春恋愛ミステリ。高校の文化祭、一緒に見た夕焼け、秘密の写真……。

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの8月。17歳の僕は京都の嵐山にある祖母の家に帰省した。

「久しぶり」そう言って、高校生のときに交通事故で死んだはずのクラスメイトがなぜか今目の前に立って笑っている。

言葉の真偽、虚実を瞬時に判別できてしまう。それが臨床真実士と呼ばれる本多唯花の持つ障害。

『ノーブルチルドレン』シリーズのコンビが贈る、『花鳥風月』第六弾! 8年前に別れた恋人に一目会いたい。

小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。

青藍病。それは心の不安に根ざして発症するとされる異能力だ。

深海楓は架能風香に恋文を渡し、それは見事に振られた。

大好きな叔母・春桜(はるか)が宛名も書かず大切に手元に置いている手紙を見つけた甥の千景(ちかげ)。

二十五歳の浦沢敦志はたった一人で探偵業を営んでいる。

―ぼくは、彼女が誰なのかわからない。

最愛の人の死には三億円の価値がある――。壮絶で切ない最後の夏が始まる。

高校二年の僕が一目惚れした女の子。僕とは正反対の、物静かで不思議な魅力をもつ彼女への告白は、あっさり断られた。

この事件は、私には解決できない。

あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。

私、生徒会長、辞めるね―。あまりに突然の告白に、みなが言葉を失った。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

静養を理由に、祖父母のいる海辺の田舎町へ移り住んだ新。唯一の日課は、夜の海辺を散歩すること。

あの頃の僕らはまだたくさんの高いものに世界を囲まれて、息苦しさを覚えていた。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

「この死体、変だと思わないか？」 死体を運ぶ先輩と、 死体の謎を解く後輩。 二人だけの、最悪な部活動。

若くしてデビューをしたが、思うように読者に受け入れられず苦悩する、高校生小説家・千谷一夜。