〈ラコシ〉―それは鋭い牙と鉤爪を持ち。黄色い眼を光らせ。

太陽の運行を狂わせ、無数の殺人虫を放って殺戮を繰り返すラサロムの前に、世界は大混乱に陥っていた。

「あんただ!あんたがそうだ!」浮浪者の薄汚れた手がアラン医師の手を握った。

売れないホラー作家ジム・スティーヴンスは、ある日一通の奇妙な手紙を受け取った。

いかなるトラブルも解決する“始末屋”。それが闇のヒーロー、ジャックだ。

『見えない敵』の事件から二カ月、心に負った傷が癒える間もなく、われらが主人公“始末屋”ジャックはまたも不思議な縁で、異界とかかわることになった…。

太平洋戦争前夜、日本には、軍部や右翼と通じ、アジアから白人を追放し、日本人によるアジア支配を夢見る謎の宗教結社があった。

十二月。NY、ラガーディア空港。

モダンホラーの古典的傑作『マンハッタンの戦慄』 『神と悪魔の遺産』につづく、第三作！ 裏世界の仕事人〈始末屋ジャック〉のもとに、行方不明の妻を探してほしいという依頼があった。

1996年、湾岸戦争のさなかにイラクのミサイルがイスラエルの砂漠に落ち、洞窟が現れた。

キャサリン・ダンス―カリフォルニア州捜査局捜査官。人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析の天才。

五月…ニューヨークでは、狂暴な暴力の発作を伴う新麻薬が蔓延していた。

乗り合わせた地下鉄車内で銃を乱射しはじめた殺人狂を手持ちの銃で制し、その場を立ち去ったことから「幻のヒーロー」として、新聞記者に追われる身となった、われらが“始末屋ジャック”。

ニューヨークの小児エイズ・センターを取りしきる若き女医アリシアは、急死した父の遺産として屋敷を受け継いだ。

フランク・マシアーノはマフィアの世界から足を洗ったつもりだった。

九月…愛する家族が標的となった『幽霊屋敷の秘密』の事件直後、ジャックの十歳年上の兄トム・ジュニアから電話があった。

1941年、ルーマニアのトランシルヴァニア地方。ドイツ軍に占領された中世の城塞に、ある夜、ただならぬ絶叫が響きわたった。

不老不死を実現する野望に取りつかれた天才的遺伝子工学者、エリック・リーベンは自らに施した遺伝子工学的処置〈ワイルドカード〉によって死から蘇った。

脊椎手術のためにノースカロライナ州を訪れていたライムとサックスは、地元の警察から捜査協力を要請される。

アイガー北壁で氷漬けのナチ軍人の死体が発見された。謎の遺体に関心を抱いたBBC局員が意外な事実を探り出す。

ベッドの枕に置かれた封筒。中には祝福の手紙(「きみはついてるな!」)と25セント硬貨。

授業料免除を掲げ、優秀な学生を集める全寮制の人気医科大学イングラム。

やっかいなことになった。

銃撃戦で相棒を失い自らも重傷を負った刑事スコット。心の傷を抱えた彼が出会った新たな相棒はシェパードのマギー。

売春婦が殺された。殴られ、切られ、散々に犯されたうえに、身の毛がよだつ行為で体を傷つけられていた。

夜のマンハッタンで、ひとりの女がホテルの窓から身を投げた。女の名はケリー、真面目で有能な看護婦だった。

吹き溜まりの街、ザ・メイン。いろんな人間たちが破れた夢を抱えて生きている。

地位も名誉もある男たちの事故死。病院に入院している少女の不審死。

西暦2025年。世界は環境汚染に苦しみそして荒廃していた。

スカイマスター337。

森で拾ったその犬には、なにか知性のようなものが、意志に似たものが感じられた。

未曾有の大量殺人事件が発生した町へ通じる道路はすべて封鎖された。

スーザンは見知らぬ病院のベッドで目覚めた。

冬なお暖かく、陽光あふれるカリフォルニアのコスタメサ。

どこからともなく現われ、あわやの瞬間に人命を救い、ジムとのみ名乗って消えた男。驚くほど青い眼をした男。

雪の山道のドライブ、厳寒の川への転落、夫の溺死。そしてその夫は緊急蘇生プロジェクトの実験台に…。

カリフォルニア北部の美しい海辺の町ムーンライト・コーヴ、ここでコンピューター会社を経営する天才的頭脳の持主シャダックは、「新しい人類」による「新しい世界秩序」の樹立を夢みている。

精神科医キャロル・トレーシーが車でひとりの美しい少女をはねたのは、期待していた養子縁組が延期された直後のことだった。

〈薄明眼〉(トワイライト・アイズ)。この呪われた眼を持つぼくには、人間の間に紛れ込んだゴブリンが見分けられるのだ。

トッドは明るい性格の頭の良い高校生だった。ある日、古い印刷物で見たことのあるナチ戦犯の顔を街で見つけた。

行方不明だった少年の事故死体が、森の奥にあるとの情報を掴んだ4人の少年たちは、「死体探し」の旅に出た。

世界は終末のときを迎えていた。

都会の競争社会を嫌ってメイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子どもの一家。

術後わずか60日あまりでコンビニ強盗殺人犯を追いはじめたマッケイレブ。

近未来のアメリカ。

不思議な機能を持ったワード・プロセッサと、それを手に入れた男の運命を描いた表題作『神々のワード・プロセッサ』、テレポーテーションされる少年の恐怖を描いたSF『ジョウント』、そして、猿のシンバルの音にこめられた死の影『猿とシンバル』など、ホラー王キングの短編

少年の日に体験した恐怖の正体は。二十七年後、故郷の町でIT(それ)と対決する七人。

このままでは、殺される―ある朝、シーツについた小さな血の染みをみつけて、ローズはそう口にしていた。

ラグーナ・ビーチに住む作家ドミニック・コーヴァイシスは、深刻な夢遊病に悩まされていた。

80年代の本読みを即死させた究極の徹夜本! 彼女が危機に陥るたびに、その男は雷鳴とともに彼女を救いにやってくる。

「メアリー・バーゲンか…」透視能力者メアリーに追いつめられ、警察に射殺された殺人犯は、なぜ最期に彼女の名を呼んだのか?それは新たな大量殺人の前兆だった。

テキサスのさびれた鉱山の町インフェルノの郊外に空から巨大な黒いピラミッド状の物体が落下した。