触手（タッチ）
- 難病 (28)
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 | 1988年03月01日 触手(タッチ)〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション) 「あんただ!あんたがそうだ!」浮浪者の薄汚れた手がアラン医師の手を握った。たちまちアランは高圧電流にも似たショックを身体中に感じた。アランが奇跡の人になったのは、その時からだった―触れるだけでいかなる不治の病も治療できるようになったのだ!やがて彼の不思議な治療を受けようと、難病を患う人々が各地から大挙してアランの診療所に押しかけてきた。だが、この奇跡の力にはひとつ問題があった。おかげで、病人たちの間にパニックが生じるが…。(「BOOK」データベースより) |
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| 買い直しとして購入。 | ||||
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| これは面白い本です。 あまり同じ本を何回も読むことはないのですが、これはもう数十回 くらい読んでいて、まさに愛読書です。 ストーリーもいいのですが主人公のアランや脇を固める登場人物が なんとも言えない味わいがあります。 別の方も書いていますが英国人医師とそのこどもの女の子のエピソ ードはもう何回読んでも何とも言えない感動を呼び起こします。 最初読んだとき大満足し、また、読んだ時大満足し、そうしている 内に全然関係ない別物だろうということで「ナイトワールド」を 読んで完璧に打ちのめされました。 正にすごい、これぞエンターテインメント！という作品群です。 まだ、読んだことのない方は本当に、本当にかわいそうに思います。 | ||||
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| 「触れるだけで不治の病も治す」という設定になかなか手が伸びず、しかしアドヴァーサリ・サイクルに含まれているし・・くらいのテンションで読み始めたのですが、このシリーズで初めて泣きました。そして読みだしたら止まらない（これはこのシリーズ共通だけど） 英国人医師とその娘のエレベーターの中でのシーン。読了後、しばらくこのシーンを反芻してはうるりときてしまうほど心をもってかれることになるとは思わなかった。 この作品はナイトワールド･シリーズの中で異色かもしれないけれど、シリーズの中で一番お勧めです。 | ||||
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| 私がナイトワールド･シリーズを読み始めた1994年頃から、すでに本書は入手困難だった。それ以外のシリーズの作品はすべて読了していたし、内容的にもさほど読書欲をそそられなかったので、今まで特に入手する努力もしていなかったのだが･･･。ひょんなことから中古で安く手に入れ、読んで驚いた。最終章の『ナイトワールド』を除外すれば、シリーズ中で最も面白いといえるかもしれない。または･･･シリーズの中では異色だと。とにかく現在の状況では入手は中古に頼るしかないが、ぜひ、本書で主人公アラン･バルマーの人柄と物語に触れて欲しい。私はこれを読んだ直後、再び『ナイトワールド』を読み直したのが、読後充実感が、以前のときより数倍もあったことは間違いない。 | ||||
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