京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。

大好きだった妻の澪が亡くなって1年、身体にさまざまな不具合を抱えた巧は、町の小さな司法書士事務所に勤めながら、6歳になる一人息子の佑司とひっそりと暮らしていた。

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。

バカがつくほどケーキが大好きな女子高生・未羽。

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。

二十五歳の浦沢敦志はたった一人で探偵業を営んでいる。

幽霊が視えるようになったぼくは地縛霊の館川小梅さんと出会う。

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。

声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

25歳童貞のたけしが、脱ニートを目指し探偵見習いに。

鷹央の兄、天久翼。 兄妹シリーズ、始動！ 神酒クリニック。

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。

病の原因を突き止め、命をつなぐ――創薬探偵。創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最後の望み。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。

「私、100万回生きてるの」読後にわかる“きみ”の意味に涙が止まらない 美桜は100万回生きている。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

長く辛い不妊治療の末、自分たちの子を産めずに特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。

十歳で突然死んだ幼なじみの真広は、臨時の養護教諭になった二十五歳の紗絵の前に、いまも姿を現す。

時間を巻き戻せるチャンスは10回。

涙の数だけケーキを食べよう。

これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。七草は引き算の魔女を知っていますか――。

きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。

売れないカメラマンの仁はある日、窓辺に立つ美しい少女・陽を偶然撮影する。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

女子高生・小峰りなのモットーは、どんな些細な不愉快事でも必ず「復讐」でケリをつけること。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。

―ぼくは、彼女が誰なのかわからない。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

普通の高校生活を送る僕・相葉孝司に突然起こった「自分以外の時が1時間だけ止まる」という不思議な現象。

「黒の徒花」の情報を手にしたアドレットだが、その内容に思い悩み、その取り扱いに逡巡する。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの8月。17歳の僕は京都の嵐山にある祖母の家に帰省した。

小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。

飼い犬と共にお茶が飲めることで人気のドッグカフェ「ワンノアール」に勤める森川凛は、 幽霊の姿が見え、幽霊と会話できるという能力を持つ。

「思わずスープが食べたくなる」と評判のスープ・ミステリー、第2弾です! 東京のとある場所で、早朝のわずかな時間に、ひっそりと営業しているスープ屋しずく。

テグネウの脅威にさらされたまま、魔哭領を奥へと進む六花の勇者たち。

「七人目」の脅威がいまだ残る六花の勇者たちは、ドズーの話から、テグネウの策略の一端を知る。

日本推理作家協会賞受賞!心に刺さる連作短篇集 島に生まれ育った人々の、島を愛し島を憎む複雑な心模様が生み出すさまざまな事件。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

ついに、未羽と颯人は恋人同士に。イケメン王子と夢の手つなぎ登校で学校中が大騒ぎ。

20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。

喫茶店エメラルドに、金髪碧眼の美少年・ダニエルがやってきた。

ケーキの橋をふたりで歩こう。

テロ事件の終結後、林間合宿の準備のために新型商業施設“バベル”を訪れた坂東蛍子。

甘すぎて、罪。 ついに告白――! ? 1年ぶりの最新刊は、刺さりまくる新展開。

高校二年生になった正太郎。

藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。

お待ちかねの修学旅行は青い海きらめく沖縄。

1944年6月6日、ノルマンディーが僕らの初陣だった。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

第153回芥川賞受賞作 「早う死にたか」 毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、 ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品の本作は、“白いどんでん返し"です! 僕が大学とバイトを終えてアパートに帰宅すると、部屋の前に見知らぬ美女がしゃがみこんでいた。

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。