郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

人気アイドル、謎の自殺――。彼女の親友である蓮美は呆然とするが、その死を悼む間もなく激動の渦に巻き込まれる。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

脚本家として順調に生活する鈴音(36歳)が、高校時代の友達・水絵に突然呼び出された。

美しく逞しい継母が父を殺した。女子高生の瑠璃はそう確信していたが、証拠はなく警察も信じてくれない。

中学時代、いじめと病に絶望した野々宮恭子は 従姉妹の蒲生美智留に命を救われた。

列車に飛び乗り、上京して四十年。

「六月がなくなる?そんなこと、あっていいわけない!!」今年は逆閏年。暦の調整のために、六月をまるごと削るという。

謎の巨大獣に家畜が襲われる事件が発生、やがて被害は人間にも及ぶ。

由美子たち四人には、強烈な同級生がいた。正義だけで動く女・範子だ。

親友は「名探偵」。学校で起きた「事件」を次々と解明する。

カメラマンだった祖父とそのモデルだった祖母。二人の死に秘密があることを聞かされた光介は……。

聖母女子高等学院で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。

最後の最後まで結末が分からない、哀感漂う傑作推理小説! 東京の片隅、あるアパートの一室で身寄りのない男が死んだ。

深雪は婚約者の俊亜貴を連れ故郷の雪之島を訪れる。結婚をしてありふれた幸せを手にいれるはずだった。

連続結婚詐欺&不審死事件の容疑者―稀代の毒婦、佐竹純子。

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。

母は死に、父は人を殺した――。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

大地震発生直後、いわき市に打ち上げられた無数の車。

ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。

高知県のとある集落で、住民全員が集団死する事件が発生。

1年前に離婚した大槇辰男は、息子・俊也との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子を駅で見かける。

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。

若きパイロット間宮治郎は、国際線デビューに胸を膨らませていた。

蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。

明治二十六年、杉山潤之助は、旧知の月輪龍太郎が始めた探偵事務所を訪れる。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。

一度罪を犯したら、人はやり直すことはできないのだろうかーー。罪とは何か、償いとは何かを問いかける究極の長編ミステリー。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

北海道札幌市にある大きな屋敷。

生放送中のバラエティ番組で、お笑い芸人が予定外のネタを始めた。スポンサーを中傷する内容に、騒然とする現場。

ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。

「憎きあいつを殺したのは……私!?」二十年前に起きた通り魔事件の犯人が刺殺された。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

“新潟市一家溶解事件”そして謎めいた“手記”―。

クリスティー賞授賞式会場で起きた殺人事件の真相とは? 『致死量未満の殺人』で正統派本格の新たな旗手として好評を得た第三回アガサ・クリスティー賞作家が贈る5篇収録の本格ミステリ連作集

遠藤慶太は29歳。大航ツーリストの企画課から成田空港支所に「飛ばされて」きた。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。

「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。

度胸と才覚を武器に、ちっぽけな太物問屋から、江戸有数の大店に成り上がった女の秘めた恋!江戸中の人々を驚かせ、女たちの注目を集め、新しい反物を流行らせた“人でなしのおけい”は仮の姿。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

失踪した母、殺害された父。そこから悲しみの連鎖は始まった。

出産を巡る女性の実状を描く社会派ミステリー 「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。

元妻の依頼で、不破勝彦は故郷・棚尾市へ久々に戻った。不倫の証拠写真を撮った者を調べてほしいという。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。

沙織が地元の結婚相談所で紹介された男・杉下はハンサムで真面目、収入も十分だ。

ささやかな謎を通し、どこにでもいそうな一家の穏やかな日常を描く、鷺澤家のアルバム一冊め。

尾木遼平、46歳、元刑事。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

補助教員の谷村梢小学校四年生の中尾文吾が自宅で襲われた。