金色のネックチェーンをつけた女が、新宿中央公園で殺された。被害者は、かつて歌手として一世を風靡した蓼科由里―。

霧笛が呼ぶ襟裳岬ですれちがった謎の美女多鶴子は、新進作家白沢に死の影を落とし、朝里川温泉の火災で消息を絶つ。

警視庁捜査一課の横渡刑事は帰宅途中、暴漢に襲われた女性を助けようとして男と格闘し無念にも刃物で刺殺された。

東京の巨大ホテルの社長が堅牢な密室で刺殺された。

会社のエースとして飛ぶ鳥を落とす勢いだった山名功は、突然、関連企業末端のゴルフ場に異動となった。

ニュースを見ていた笹村慎介は息が止まるほどの衝撃を受けた。

資産家の木部信夫が突然失踪、直後に彼が所有する6億円もの不動産が売買されたことが判明した。

東北から上京してきた出稼ぎ三人組のうち一人が死体で発見された。その数カ月前、三人はある邸で女の絞殺現場を目撃していた―。

棟居は北アルプス後立山縦走を試みる途中、唐松岳山頂でトレッキングツアーのグループに写真撮影を頼まれた。

真の巨悪は誰なのか!?二年前に失踪した妹を捜し続ける警護官の寒川。雑誌記者であった妹をめぐり、連鎖していく事件。

タクシードライバーの蛭間正は深夜、新宿で若い女を乗せた。

新任教師の佐倉弥生が不良グループのリーダー・後藤龍雄に犯された。少年と級友にとって、弥生は憧れの女神だった。

庵志津子が銀座の一隅に開いたクラブ「庵」は、政財界のVIPが毎夜集うサロンになっていた。

ナンバーワンホストの有光は、人身売買シンジケートから逃げ出してきたタイ人女性・トウイを匿うが、彼女はある日部屋から忽然と姿を消し、廃屋で死体となって発見される。

美貌と一枚の名刺だけを頼りに上京した若い女性。ツテも実力も無く、甘い野望を背負って来た若者たち。

新宿・歌舞伎町のラブホテルのフロントに立つ本杉高志は、奇妙な成り行きから18歳の少女理絵と同居を始めた。

車の接触事故を目撃した女。 婚約者が失踪した女。

アパートの一室で若い女性の絞殺死体が発見された。一方、新興宗教の元本部跡にも同様の手口で殺害された女性の死体が…。

埼玉県武州市の沼で、美人ホステスが愛猫と一緒に水死体で発見された。事故死と思われたが、ホステスの“猫”仲間が、突然失踪。

忠誠を尽くした自分をゴミのように捨てた上司の米原を、衝動的に殺した桑崎。

各界の大物が蝟集する渋谷のクラブ「ステンドグラス」。

新宿歌舞伎町でホテルを経営している東浦は、不倫をネタに暴力団に脅され、ついにはホテルを乗っ取られてしまう。

男には奇妙な趣味があった。

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」。西条八十の詩集を持った黒人が、ナイフで胸を刺されて殺害された。

警視庁捜査一課刑事・山科正人は殺人事件の捜査本部に参加しているが、仲間にもペアを組んだ新宿署の牛尾刑事にも「話したくない秘密」があった。

デカは畳の上で死ねなくても、正義の上で死ぬのだ…先輩の教えを体するように警視庁捜査一課の若手刑事が殉職した。

公園の片隅で発見されたホームレスの死体。

憧憬の女神、七条由香の無惨な死体を発見した北前真司は、無実の罪を押し付けられてしまう。真犯人はどこかで笑っている。

山村で起こった大量殺人事件の三日後、集落唯一の生存者の少女が発見された。

過去を捨て、警備員として暮らす桐生。迷い猫が縁で、飼い主の少女・翔子と出合う。

三十数年前、謎めいた女性を誤殺して北アルプスに埋めた過去を持つ北尾俊也は、離婚と退職を機に贖罪の旅に出た。

轢き逃げで一人息子を喪い、妻にも先立たれた作家の成田正隆は、妻の郷里・佐賀へ、傷心を癒す旅に出た。

T省課長補佐が、公共事業の受注先である大手商社のビルから墜落死した。

望遠鏡で近隣のナイトライフを覗き見するのが趣味だった一人暮らしの老女・田島あぐ。

大学最後の夏。雪吹は恋塚ら三人の親友と登った八ヶ岳で四人の女子大生と出会い、財閥令嬢の純子と恋に落ちた。

性欲の処理を出来ず勉強が進まな

種々雑多な人間が去来集散し、人生の破片を落としていく駅・新宿。

二十五年前、群馬県榛名山中に埋めた女性の骨が発見された。

ペット専門の探偵・山中暁は失踪した妻を探して欲しいと、人探しの依頼を受ける。

始まりは新宿発、松本方面行きの最終列車、急行「アルプス号」だった。

北アルプス・槍ケ岳の観光開発を

博多発東京行のひかり116号で、不動産ブローカーが刺殺された。

赤坂の高級クラブ「エル・ドラド」で日本最大の組織暴力団三矢組の組長が狙撃された。

平凡なOL貴浦志鶴子には幼児期の記憶に空白がある。

今、人気上昇中の女優、小月さゆりが殺された。そのニュースは村岡智子に衝撃を与えた。

「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」(新約聖書マタイ伝)人類に対する永遠の課題ともいえる、この「山上の垂訓」がねじ曲げられ、血に塗れるとき―そこには空前絶後の殺人プロジェクトがあった!六本木ラブホテルOL殺人事件に端を発した4件の殺人を結ぶ螺旋状の絆とは?

東京都内の空地で大学生が殺され

一九八二年九月、著者は戦後三十七年にして初めて“悪魔の部隊”の痕跡を辿った…。

アルプスの名峰グロスグロックナーで出逢った二人、国際刑事警察機構の若き警察官高木史朗とミステリアスな女性陽子は運命の恋に落ちた。

大手建設会社に勤める水原智彦は、政商、相川章一郎の孫娘真美と婚約しながら一方で、結婚を餌にホステスの瑞枝に近づき、彼女の身体を利用して着実に出世の道を歩んでいた。

都心の一戸建てに住む津田正吾の許に、深夜、痴漢に襲われたという若い女が飛び込んできた。

“世の中には、死にたがっている人間がいる一方で、殺したがっている人間もいる”少年時代、幼女を殺した波多野と的場。

戦後第七三一部隊の研究成果は米陸軍細菌戦研究所に受け継がれ、朝鮮戦争にまで影響を与えた。

クリスマスイブの夜、オープンを翌日に控えた地上62階の高層ホテルの壁面に、巨大な光の十字架が浮かび上がった。

自衛隊第１空挺団ＯＢで、現在は代行業を営む降矢浩季のもとを学生時代の恋人・優子が訪ねてきた。

新婚旅行先で、妻が暴力団員にレイプされた。夫は、縛り上げられて妻を救う一指もあげられず、妻は夫に卑怯者のレッテルを貼る。