致死家庭



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    初公開日(参考)1980年11月
    分類

    長編小説

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    致死家庭 (祥伝社文庫)

    2004年05月31日 致死家庭 (祥伝社文庫)

    “世の中には、死にたがっている人間がいる一方で、殺したがっている人間もいる”少年時代、幼女を殺した波多野と的場。三十数年後、二人は偶然街で出会った。互いに近況を語り合ううち、的場がとてつもないことを告白した。あれ以来時折、無性に人を殺したくなるというのだ。末期癌患者、さらに家庭内暴力を振るう息子を、波多野は的場に標的として供するが…。 (「BOOK」データベースより)




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    致死家庭の総合評価:9.00/10点レビュー 4件。-ランク


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    No.4:
    (5pt)

    再読できない本

    そう思ってしまう自分が怖いそう思わない人がいたらもっと怖い。
    致死家庭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:致死家庭 (角川文庫)より
    4041753198
    No.3:
    (5pt)

    勉強が上手くいかず悩む思春期の少年と両親の確執を描いた作品!

    親は、子供に最大の愛情を持って育て、子供は、その愛情の庇護の下で成長して、社会へ飛び立っていくものだ。ところが、親殺し、子殺しという悲惨な事件もよく起こる。動物たちの子育てには、そんな事は起こらない。親を殺した動物の子の話は聞いた事が無い。森村氏は、人間のみが、子育てにおいて危険を孕んでいると言っている。鳥は、卵から返った雛が、羽が成長して巣立ってしまえば、親鳥としての育児は終わる。ところが、人間の場合、義務教育を終え、高等大学校を卒業して社会人となった時が、巣立ちである。男子ならば、社会で現金を得る事が可能になった時で、女子ならば、そういった社会人となった男子の所へ嫁いだ時である。早くて、二十歳前半であろう。もっとも、今日では、女性が一人で自立している場合もあるし、本作品が執筆された時とは、少なからず状況は異なっている。平均寿命が延び、八十才だとすれば、実に、人生の四分の一を、親と一緒の巣に住むことになる。その間が、親と子にとって、危険が潜伏している時期だと言っている。本作品は、高校生の正介が、社会へ巣立つために、設定されたレールに、うまく乗れず葛藤し、諦めていく姿が描かれている。また、その苦しみが両親に理解されず自閉し、時には、親に対して暴力で反抗してしまう。もちろん、親は、真剣に怒らないだろうという甘えからくるものである。人間の子供は、巣立つために九年間の勉強を強制される。さらに高等大学校で専門知識を勉強して、やっと、一人前である。九年ないし十三年間を長いレールに乗って勉強させられる。そのレールの先の一番高い所へ着いた者が、社会では、エリートと呼ばれる。だが、初めに低くスタートしてしまうと、途中で気が付いて、高い方へ行くレールに乗り換えたいと思っても、すでに不可能なのだ。ここで、レールの半ばで、人生に絶望してしまう子供たちがいる。社会では十八才を越えなければ、社会人として受け入れられ難い現状がある。その年齢に未達で、勉強に絶望してしまった子供の無残さは、計り知れない。レールの終了まで、絶望的な生活を送らねばならない。正介も、その一人である。彼らの言い訳として、最も言われる常套句は、学校で学ぶ勉強なんて、何の役にもたたないと言う格言である。英語の勉強をしても、英語を話せるようにならない。数学では、意味不明な関数の計算方法を一生懸命勉強する。だが、日々の生活では、足し算、引き算、掛け算、割り算のそれだけ出来れば不自由しない。古典に至っては、現在、使われていない言語の勉強。歴史は、年表の暗記だけである。こういう疑問を持ち始めた正介は、親から、どんなにはっぱをかけられても勉強などする気は、さらさら起きない。親としても期待通りの、上位学校へ行けないのではないかと、我が子に失望する。そして最後に、親と子の間に、修復し難い軋轢が起こってしまう。この作品では、親子の確執が、相手の命を奪いかねない状況にまで発展してしまう。一応、推理小説の体裁を整えているが、どこの家庭にも起こりうる危険性だとメッセージしている。実にシリアスなテーマなのだが、それを、エンターテインメントとして読み物にしてしまうのだから恐れ入ってしまう。
    (付)本書は1980年文芸春秋から初出版されたものです。その後1983年に文春文庫で文庫化され、1993年には角川文庫から再出版されました。さらに、2004年には祥伝社文庫からも出版され、角川文庫がkindle化しました。
    致死家庭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:致死家庭 (角川文庫)より
    4041753198
    No.2:
    (5pt)

    勉強が上手くいかず悩む思春期の少年と両親の確執を描いた作品!

    親は、子供に最大の愛情を持って育て、子供は、その愛情の庇護の下で成長して、社会へ飛び立っていくものだ。ところが、親殺し、子殺しという悲惨な事件もよく起こる。動物たちの子育てには、そんな事は起こらない。親を殺した動物の子の話は聞いた事が無い。森村氏は、人間のみが、子育てにおいて危険を孕んでいると言っている。鳥は、卵から返った雛が、羽が成長して巣立ってしまえば、親鳥としての育児は終わる。ところが、人間の場合、義務教育を終え、高等大学校を卒業して社会人となった時が、巣立ちである。男子ならば、社会で現金を得る事が可能になった時で、女子ならば、そういった社会人となった男子の所へ嫁いだ時である。早くて、二十歳前半であろう。もっとも、今日では、女性が一人で自立している場合もあるし、本作品が執筆された時とは、少なからず状況は異なっている。平均寿命が延び、八十才だとすれば、実に、人生の四分の一を、親と一緒の巣に住むことになる。その間が、親と子にとって、危険が潜伏している時期だと言っている。本作品は、高校生の正介が、社会へ巣立つために、設定されたレールに、うまく乗れず葛藤し、諦めていく姿が描かれている。また、その苦しみが両親に理解されず自閉し、時には、親に対して暴力で反抗してしまう。もちろん、親は、真剣に怒らないだろうという甘えからくるものである。人間の子供は、巣立つために九年間の勉強を強制される。さらに高等大学校で専門知識を勉強して、やっと、一人前である。九年ないし十三年間を長いレールに乗って勉強させられる。そのレールの先の一番高い所へ着いた者が、社会では、エリートと呼ばれる。だが、初めに低くスタートしてしまうと、途中で気が付いて、高い方へ行くレールに乗り換えたいと思っても、すでに不可能なのだ。ここで、レールの半ばで、人生に絶望してしまう子供たちがいる。社会では十八才を越えなければ、社会人として受け入れられ難い現状がある。その年齢に未達で、勉強に絶望してしまった子供の無残さは、計り知れない。レールの終了まで、絶望的な生活を送らねばならない。正介も、その一人である。彼らの言い訳として、最も言われる常套句は、学校で学ぶ勉強なんて、何の役にもたたないと言う格言である。英語の勉強をしても、英語を話せるようにならない。数学では、意味不明な関数の計算方法を一生懸命勉強する。だが、日々の生活では、足し算、引き算、掛け算、割り算のそれだけ出来れば不自由しない。古典に至っては、現在、使われていない言語の勉強。歴史は、年表の暗記だけである。こういう疑問を持ち始めた正介は、親から、どんなにはっぱをかけられても勉強などする気は、さらさら起きない。親としても期待通りの、上位学校へ行けないのではないかと、我が子に失望する。そして最後に、親と子の間に、修復し難い軋轢が起こってしまう。この作品では、親子の確執が、相手の命を奪いかねない状況にまで発展してしまう。一応、推理小説の体裁を整えているが、どこの家庭にも起こりうる危険性だとメッセージしている。実にシリアスなテーマなのだが、それを、エンターテインメントとして読み物にしてしまうのだから恐れ入ってしまう。
    (付)本書は1980年文芸春秋から初出版されたものです。その後1983年に文春文庫で文庫化され、1993年には角川文庫から再出版されました。さらに、2004年には祥伝社文庫からも出版され、角川文庫がkindle化しました。
    致死家庭 (1980年)Amazon書評・レビュー:致死家庭 (1980年)より
    B000J82QUK
    No.1:
    (3pt)

    う~ん。なんかもう世の中乱れすぎ?

    なんか大人も子供も滅茶苦茶、勝手というかなんじゃそれは?って感じ。
    子供は確かにそんな奴いそう・・・・だけど、こんな大人達ではそうなるわな・・・って思えた。現実っぽい感じにかかれてるけど、私にとってはあまりに非現実的なお話に思えた。
    致死家庭 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:致死家庭 (角川文庫)より
    4041753198



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