夢魔
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森村誠一さんの小説は何度も読んできましたが、パターンがわかっているとはいえ、展開の運びの上手さに思わず唸ってしまいます。 『ミステリー』とは本来、犯人が最後までわからないものですが、大金をすくねた女子大生三人に迫りくる追っ手の正体がわからなく、重い鎖となって日々の生活を圧迫していきます。 こんなに偶然が重なるものかといつもながら森村さんの小説に突っ込みを入れたくなりますが、結局は小さな糸の解れから事件の全容とは明らかになるものだと表してくれているように思います。 もう相当の年齢になられますが、第一線でミステリーを描き続ける森村さんには深く頭が下がります。 今後も更なる御活躍を期待しております。 | ||||
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ミステリーの大御所、森村誠一氏の作品。2時間ドラマでは作者原作のドラマをいつも楽しんでいましたが、原作を読むのは初めて。正直かなり期待していたのですが、総評は5点中2点といったところ。設定はなかなか面白いのですが、期待していたほどストーリーの伸びもなく、描かれた世界が狭く、後味もよくありません。 森村さんの書き方の特徴なのでしょうか、1度言えば十分理解できることを3度、4度説明し直す癖があって、読んでいてくどい印象を受けます。特に登場人物の職業や生活に関する記述がやたら長く、説明的過ぎてストーリーがところどころとまってしまっていますし、内容も深まっていません。 また世代間のギャップなのかもしれませんが、女子大生の風俗化やホステスの仕事について、やや偏見的な書き方が目立ち、これではまるで小説ではなく評論です。作者は小説ではなく、評論の方を書きたかったのか?と思わせるほどです。主人公の3人は、大学を卒業して社会人1年生になったばかりで、ちょうど私と同世代ですが、この本に書かれた23歳の女性と、現実の23歳の女性とはあまりにかけ離れています。確かに風俗やクラブでお金を稼ぐ女性もいるでしょうが、その人たちは全体から見ればごく少数派のはずで、作者のまずいところは、その少数派の人たちをさも同世代の大多数であるかのように誇張して書いているところです。これを書いた作者が、テレビの報道や週刊誌といったごく狭くて歪められた視点から若者を見ているような印象が否めません。ドラマを楽しんでいただけに、原作がこのようなものだとは…正直がっかりしました… | ||||
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