九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

夏休みも中盤に突入し、風ヶ丘高校新聞部の面々は、「風ヶ丘タイムズ」の取材で市内の穴場水族館に繰り出した。

夏祭りにやって来た、裏染天馬と柚乃たち風ヶ丘高校の面々。

気がつくと密室館と呼ばれる館にいた日戸涼。

雪に閉ざされた山荘で女子大生・弥生が毒殺された。容疑者は同泊のゼミ仲間の4人。

市立高校に入学したばかりの頃は、こんなにも不可思議な事件に巻き込まれて、波瀾万丈な学園生活を送るとは、僕は想像だにしていなかった――。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

妹を守るため、僕は探偵になった。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

一八九九年、ロンドンは大ニュースに沸いていた。怪盗アルセーヌ・ルパンがフォッグ邸の宝石を狙うという予告状を出したのだ。

密室、容疑者全員アリバイ持ち―「不可能」犯罪を専門に捜査する巻き毛の男、御殿場倒理。

それは、「推理」でなく「検証」。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

あと二日で、四人死ぬ―― ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。

身体を自在に着脱できる人形男がどこまでも追ってくる!目的は、生みの親である博士にもう一体動く人形を作らせること。

愛や勇気など、形のないものまで盗む伝説の怪盗・フェレス。

柴山祐希、高校2年生。

極上のキャットフードを作りたい―化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。

「この学校には、永遠の命を持つ生徒がいる」女子校「私立藤凰学院」に勤めることとなった生物教師・伊藤は、同僚の教師や、教え子からそんな噂を聞く。

柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。

「私は夢の中で推理をしていようと思う」 「探偵は人脈と根性ですよ!」 ユーモアミステリー&驚愕の謎解き! 奇妙奇天烈、摩訶不思議な「アリとキリギリス」事件! ――真相の解明が待たれる。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

不可解な行動を取る妹に揺れ動かされる姉の心理を巧みに描く「小生意気リゲット」など、美しくどこか切ない読後感の短編集。

ニューヨーク湾に浮かんだ死体は、行方不明だった大富豪ハッター家の当主ヨークのものだった。

書店員は超多忙。

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

【名作ミステリ新訳プロジェクト】『Yの悲劇』の事件から十年後。

2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。

山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。

検閲官に追われる少女と出会ったクリスは、再会した少年検閲官エノと共に、少女が追われる原因である〈小道具〉を探し求めて孤島の洋館に向かう。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

「あなたに、悪夢を」 ――火村英生シリーズ、最新長編登場! 「俺が撃つのは、人間だけだ」 彼は、犯罪を「狩る」男。

核シェルターにひとり籠った男の胴体が捻り切られていた怪事、柩の中で数十カ所刺されて発見された男……。

妻が傾倒し出した百舌鳥魔先生の芸術。それは生き物を生かしたまま切り刻んで繋げるという異様なものだった。

島と二つの異形建築。"瞬間移動"殺人と謎の教団。

サム元警視を訪れ大金で封筒の保管を依頼した男は、なんとひげを七色に染め上げていた。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

季節外れの吹雪で孤立した館、奇面館。主人影山逸史に招かれた六人の客はそれぞれの仮面を被らされた。

百年続いた写真館の館主、祖母・西浦富士子の遺品を整理するために、桂木繭は江ノ島を訪れた。

アメリカ随一の女流本格作家マクロイによる、趣向と技巧を凝らす短篇集が文庫化。

あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。

両親が急死し、多額の遺産を相続した少女が恋をした。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

共同経営者ハクストンの死は、他殺だった。