警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。

“犯罪被害者家族の集い”に参加した女性2人の惨殺死体が、東中野の教会で発見された。

殺人事件の時効成立目前。

7年前に行方不明になった少女の遺留品が発見され、県警捜査一課の都筑は捜査を再開。

長男の不祥事により所轄へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。容疑者は拳銃を所持。

「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。

署内で一括保管される三十冊の警察手帳が紛失した。犯人は内部か、外部か。

竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。

臨場―警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。

新宿署刑事・鮫島を、犯罪者は、恐れを込めて「新宿鮫」と呼ぶ。

バーのマスター斎木章の裏の顔は、盗みのプロ。一年前のヤマで相棒と恋人を失い、いまは傷心の日々を送っている。

欲望が渦巻く街・新宿。密輸事件の容疑者を張込んでいた老刑事の目の前で轢き逃げが起きた。

犯罪者たちから「新宿鮫」と恐れられる、新宿署刑事・鮫島。新宿の高級娼婦の元締め・浜倉が殺された。

最大瞬間風速32メートル。

情念が支配する街・新宿。警察官を狙った暴行事件が続けて発生する中、山地部長刑事に封書が届く。

西新宿のホテルで元CIAのアメリカ人が殺された。事件の鍵を握る平出組の前岡に迫る鮫島。

哀しみが漂う街・新宿。本物の刑事になるため、心のやわな部分を削ぎ落として果敢な精神を持つ。

目覚めたとき、鮫島は闇に包まれた檻の中にいた―自殺した同僚・宮本の七回忌に彼の故郷を訪れた鮫島。

アメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。

昭和には幸せな謎があった…… 昭和は遠くなりにけり。平成が終われば昭和は歴史になる。

歌舞伎町の女・奈美。孤独な彼女が心惹かれる外国人・楊は、謎の影を持つ男だった。

警視庁刑事部長を務めるキャリア、伊丹俊太郎。彼が壁にぶつかったとき頼りにするのは、幼なじみで同期の竜崎伸也だ。

北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。

調査額過去最高の上客が持ち込んだ昭和の謎は、女子高時代の汗臭い記憶。

昭和二十三年、警察官として歩みはじめた安城清二は、やがて谷中の天王寺駐在所に配属される。人情味溢れる駐在だった。

身に覚えのない上司殺しの罪で刑に服した江木雅史。事件は彼から家族や恋人、日常生活の全てを奪った。

幼い命の死。報われぬ悲しみ。

大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。

十月下旬の北海道で、ほぼ同時期に三つの死体が発見された。函館で転落死体、釧路で溺死体、小樽で焼死体。

札幌の刑事だった川久保篤は、道警不祥事を受けた大異動により、志茂別駐在所に単身赴任してきた。十勝平野に所在する農村。

十三年前に札幌で起きた殺人事件と、同じ手口で風俗嬢が殺害された。

十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。

死にかけた海辺の町にもちあがった空港建設計画。町は真っ二つに割れていた。

刑事くずれの探偵・鬼束啓一郎は、ヤクザの次男坊・仁科英雄に依頼され、謎の殺し屋“ミスター”を探すことになった。

不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。

セピア色の写真に写るのは、服を着た犬?それとも黒電話?特番TV「昭和探偵」に出演してから、中年探偵・熱木地潮に昭和の依頼がどんどん舞い込む。

札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。

『陰の季節』の「黒い線」で、心に深い傷を負った平野瑞穂。

新宿の若者たちの間で、舐めるだけで効く新型覚せい剤が流行り出した。

泣き笑いの風野節炸裂、令和に続く、昭和の謎。

公訴時効の廃止を受けて再捜査となった15年前の老女殺人事件。

ええ、はい。あの事件のことでしょ?―幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。

警視庁捜査二課・島崎洋平は震えていた。

Ｋ・Ｓ・Ｐ特捜部の沖幹次郎は突然の人事でチーフをはずされた。新チーフはキャリア警部の村井貴里子。

―そしてまた連続殺人が!? 東京駅は新一万円札も話題! 東京駅丸の内口で毒殺事件が起きた。 被害者は広島の銀行員。

日航機墜落事故から十年、かつて警察官として遺体確認の現場指揮を執った父の突然の死。

「売られた喧嘩は買う。わしの流儀や」建設コンサルタントの二宮は、議員秘書からヤクザ絡みの依頼を請け負った。

殺人傷害事件で服役していた藤野組組員・真壁が出所した。

新宿で10年間任された酒場を畳む夜、郷田克彦は血染めのシャツを着た少女を店内に匿った。

特殊班に配属されたばかりの同期の女刑事が、立てこもり事件で人質の身代わりとなって拉致された。

大阪府警捜査一課の黒木と亀田、通称“黒マメ”コンビのもとに事件の報せが舞い込んだ。

犯人逮捕は事件の終わりではない。そこから始まるもうひとつのドラマがある。

「彼女が容疑者だとは、思えない」警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補は、荻窪で起きた殺人事件を追っていた。

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。

悪党・八神俊彦は自らの生き方を改めるため、骨髄ドナーとなり白血病患者の命を救おうとしていた。

浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。