落としのプロと呼ばれた刑事・樫村は、マネロン室に異動になる。そこは、捜査手段もキャリアも異なる寄せ集め刑事の巣窟だった。

赤字の海外子会社に赴いた損保マンが、不透明なカネの流れを追う中で知った“悪の構図”とは…。

出世街道を外された総合商社部長の山崎鉄郎は、やけ酒を呷り泥酔。

世界的リゾートグループのパリ本社で激しい権力闘争に巻き込まれる松平貴子。

あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。

「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。

メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない現代美術家・川田無名。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作! “歩く一人諜報組織"=《クルス機関》の異名を持つ神奈川県警外事課の来栖惟臣(くるすこれおみ)は、 日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。

巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。

通称“座敷牢”。関東シティ銀行・人事部付、黒部一石の現在の職場だ。

2016年の『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作! お金に困っている人間を助けたいという思いでメガバンクに就職したが、その内情に失望して退職した百瀬良太。

都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。

池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。

医療費の高騰で病院に行けなくなる人が急増した日本。

銀行には金と秘密と謎がある。

会社がヤバい。彼女とヤバい。

ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。

大阪府警捜査一課の黒木と亀田、通称“黒マメ”コンビのもとに事件の報せが舞い込んだ。

大手製薬会社社員の藤井賢一は、不祥事の責任を取らされ、山形の系列会社に飛ばされる。

名門自動車メーカーの看板車に欠陥か？　リコール隠しに走る大企業、食らいつく暴力団。内部告発を決意した男が見た闇とは――。

直木賞作家の本領発揮、ユーモア全開の警察小説 大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事――通称“ブンと総長”は、名神高速道路で起きた乗用車爆破事件の現場に来ていた。

大森署管内で女性が姿を消した。その後、交際相手とみられる男が殺害される。

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。

殺人罪で無期懲役となり、米国の刑務所で強かに生き抜いていた由良憲二。

大手銀行から出向し、三百億円もの累積赤字にまみれていた老舗の専門商社をたった二人で再建した敏腕社長、滝本。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、二転三転する恐怖のサイバーサスペンスです! 麻美が富山に電話を掛けると、知らない男の声が返ってきた。

女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した―。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作は江戸の口入屋を舞台にした時代ミステリーです! 江戸・天明年間の京都。

白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。

遺跡で起きた殺人。

誘拐×時効、二度敗北した静岡県警。三度目の機会は、ないはずだった。

2009年、ハゲタカと呼ばれた世界的な企業買収者・鷲津政彦は、原子力発電所を建設する民営会社の株を買収に失敗。

大阪の工事現場で発見された、男のバラバラ死体。首は腐敗、脚はミイラ化という奇妙な姿に、府警一課の刑事たちも困惑する。

ベテラン女子行員はコストだよ―そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの“狂咲”こと花咲舞。

猟奇的な連続殺人の真相は?初期作品の中でも異彩を放つ、濃密な犯罪小説。

捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

東京五輪プレマラソンで大規模な爆破テロが発生。救急救命士の向井圭吾は地獄絵図と化した現場で救助活動にあたる。

心を病んで入退院を繰り返し、妻に去られた大間木琢磨。父の遺品を手にすると、生まれる前・昭和三十年代の光景が脳内に蘇った。

恐怖のゲームがはじまった 真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。

宅配業者を装い、若い女性を狙った猟奇的な殺人事件が発生した。

白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。

かつてなくリアルに描かれる捜査の実態と癒着、横領、隠蔽、暴力、…日本警察の真実のなかにあぶりだされる男たちの強烈な光と闇。

帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。

手がかりは死体に残されたキャッツアイ!サントリーミステリー大賞受賞作! 府立美大に通う村山光行が殺された。

竹の子採りの主婦が発見した白骨死体。

「極道は身代金とるには最高の獲物やで」。大胆不敵な発想でヤクザの幹部を誘拐した三人組。

無茶苦茶な誘拐事件だった。身代金が金塊二トン(時価32億)。

「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。

失業中の元銀行員・大原次郎は、再就職活動中に金融絡みの難題について相談を受けた。

中毒死事件で店を畳んだふぐ料理店。

眼に入った物をかぞえずにいられない計算症の青年や、隣人のゴミに異常な関心を持つ男など、現代社会が生み出しつづけるアブナイ性癖の人達。

古美術でひと儲けをたくらむ男たちの騙しあいに容赦はない。

ボクサー崩れの酒井は、恩人・津村のパチンコ店で働く釘師。

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。

”どんでん返しの帝王”が放つ、息もつかせぬ警察医療ミステリ! 死ぬ権利を与えてくれ――。

大阪の私立晴峰女子高校では、理事長の酒井が学校法人を私物化していた。