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ザ・リコール
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ザ・リコールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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このザ.リコールと隠蔽工作は内容が一緒だった。 こういうのアリ? | ||||
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読み始めて1分で後悔しました。言葉遣いや表現が、幼稚ならまだしも間違ってるし。。。サンプル見てから買うべきでした。そして開始10分でギブアップしました。 | ||||
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ストーリー展開が軽快で読み応え十分な作品だ。各場面が登場人物の視点で表現されており人物像の特徴や考え方が良くわかる内容に構成されており経済小説大賞にふさわしい。一般文学通算527作品目の感想。2013/01/18 16:10 | ||||
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車の場合のリコールについて、私見を述べます。 我が国の車ユーザーといわれている人々は、車は使うが、およそ車以外家庭に帰っても、機械や動力器具など使って いない人々が多い、およそ機械やエンジン、あるいは動力伝達機構などの概念がほとんど理解されていないし、理解しようともしない。 その状態で、純粋にほぼ厳密に、機械工学的あるいは人間工学的あるいは安全衛生科学的などの面から提起される車のリコールの根拠などほとんどの、ユーザーと言われている人々は根本から理解できないと言える。 それを私は、ユーザーの「甘さ」と名付けている。この「甘さ」は結果的にその国の企業と諸官庁はじめ社会の管理の「甘さ」を波及させる結果となり、厳しさの緩い社会を形成し、仕方なく自らも、その社会で生きなければならない 状態になるのである。 私は、我が国の社会生活で、最近とくに感じているのは、食料品において、正直な商品を提供する業者の姿が、減りつつあることを危惧している、「底あげ包装」「衣で装う」「色づけ」などスーパーの陳列を見れば、一目であるが、顧客も本質を望みつつも、見かけに惑わされ支払いをする。 、話を車に戻そう、リコールの件数や台数も確かに問題だが、これも厳密にいえば、価格やコストとの比率や偏差値の上での許容もあるが、発生が認められた場合は早急かつ的確な対応の仕方をどうするか、 これもまた技術力によるところ大といえる。 しかし、私が現在それ以上に重要と考えているものに、法的にリコールと規定されないまでも、修理、交換を要する不具合の件数である。 これは、ほとんど日の目を見ないというか、ユーザーといわれている人も知らないまま、改善されているが、 「寝てる子は起こさない方がいい」というか、結局本文出だしのユーザーの「甘さ」に帰着していると考える。 世に公表されるリコールは、年間や複数年で統計もとれるが、この種の不具合は、現在、表に現れない。 この制度は、企業も関係官庁も、別に秘匿しているわけではないので、ユーザーであるなら、一度ご自分の車のリヤーウインド(バックガラス)の左下を見てほしい、今まで気付かなかった丸いステッカーが貼ってないか。 そして、疑問を感じたら、ご自分でその疑問を解く努力をしてほしい、そこから真のユーザーに進化してゆくと 信じているのです。ものの本質を理解しようとするユーザーがより多く増えることを望んでいます。 | ||||
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フィクションとはいえ、 著者のバックグラウンド(元東京海上火災取締役)をふまえているので、 とてもリアリティがあります。 ・東京海上と三菱自動車の関係(東京海上は三菱自動車から多くの保険料を得ているが、同時に大株主でもあるというグループ内バランス) ・三菱グループにおける力関係(三菱商事、三菱東京UFJ、東京海上、三菱自動車…) ・コンプライアンスと会社の利益・存続はどちらが優先するか など 大組織の中で昇進すればするほど、 個人の正義感と組織の論理のはざまで揺れる場面は多くなります。 著者も取締役まで上りつめる中で、 ときには主張し、ときには妥協し、サラリーマン生活を送ってきた、 その経験、葛藤、スピリットが作品の中に感じられます。 次は、損保の不払い問題をテーマにした小説を書いてほしいなと勝手に期待します。 | ||||
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同じ作者の「マネーロンダリング・ビジネス」が面白かったので、こちらも読んでみた。 話のテンポがよく、一気に読ませる面白さは評判通りだった。 ただ、釈然としない部分もある。 第一に巨大企業と闘う主人公が、自動車事故の当事者ではなく、その友人で損保会社の社員であるという点。 損保会社の社員がクビを賭けてまで闘うという動機が見当たらないし、伝わってもこない。 主人公が企業の内幕を描くための単なる狂言回しになっていて、感情移入ができない。 第二に自動車の欠陥メカニズムの解明が途中で放り出されている点。 話の前半では技術部が調査を進めているということだったが、結局その原因究明はいつの間にか立ち消えになってしまった。 リコール問題をテーマにする以上、欠陥車の真相究明を最後までして欲しかった。 第三に、問題の黒幕の所まで手が及ばなかったこと。 主人公は黒幕までは辿り着けず、サラリーマン的な着地は、非常に中途半端で読後感が良くない。 結局黒幕には髪の毛一本触れられず、かつ株で巨額の利益を得たという結果は、まるで悪を肯定しているかのような描き方だ。 実在する企業をモデルにして描いているということだったが、リコール隠しのために殺人までして、インサイダー取引で数十億円も儲けるなどという人がいるのか?疑問だ。 警察の捜査や証券取引委員会の監視もあるし、必ずどこかで足が付くだろう。 リアリティがないと思った。 最後には一つのサプライズが用意されているが、あまりにも唐突でSF的な結末だと思った。 ページ数の制限でもあるのか、突然の幕引きという印象がぬぐえない。 「マネーロンダリング・ビジネス」の方が内容も重厚で読み応えがあった。 | ||||
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ダイヤモンド社の経済小説大賞はいつも注目しているが、今年の受賞作である「ザ・リコール」を読んだ。読み始めてすぐに、三菱自動車のリコール隠し事件をベースにしていることが分かる。車の構造上の欠陥が生じている蓋然性が高いにもかかわらず社会的評価の失墜と多大なコスト発生をためらってリコールを避けようとする自動車会社、自動車会社と共謀して保険料の支払いを抑えようとする損保会社、これらの不正を告発しようとする損保会社の社員の攻防を描いている。さらに、自動車会社、損保会社それぞれが大企業であり、この問題を奇貨として、社内における自らの影響力の拡大を狙うグループが暗躍するが、いかにもモラルの下がった組織にありそうな話で、描写になかなかのリアリティがある。きっと著者自身の損保会社における勤務経験が活きているのだろう。「コンプライアンス」という言葉が一般化して久しいが、この言葉がいったい何を意味し、組織の一員としてどのように行動すべきかということを正面から考えさせられる一冊。 | ||||
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著者2作目にして大賞を受賞するだけあって、人物描写や話の展開、スピード感をはじめとする構成力に優れた作品だと思います。興味はありながらも、PL法やリコール問題についてその本質を理解することが困難であったが、非常に分かりやすく、好奇心をもって読みすすめることができました。世の中ってあんななのかしら〜と新聞やニュースの見方が変わりそうです。 経済小説でありながら、主人公のカッコよさ(あんな独身いるかなぁ…)や社長の潔さが少しハードボイルド系な気もしました。 いずれにしても、必読の価値あり作品です。 次回作が楽しみです。 | ||||
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読み始めたら止まらず一気に読んでしまいました。 当事者としての企業のほかに、いろいろな人の思惑が絡んでいてリコールの難しさを垣間見ることができました。 人物描写なども良くできていると思います。 前半と比べて、後半駆け足気味に話が進んでいくように感じられたので星四つです。 上下に分けてじっくり読ませて欲しくなる一冊です。 | ||||
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最近、とみに多いリコール問題。素人にもリコール問題の影には数知れぬ経緯が隠されているだろうと理解出来ました。最後の樋野社長のいさぎ良さが印象的でした。 | ||||
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著者の大手損保の元役員という経歴もあり、リコール隠しと損保会社の対応が 非常にリアルに描かれています。 前半はあまり目立たない主人公が、後半は人が変わったようにストーリーの 中で輝きを放っていきます。 終わり方も「2つのこと」が気になりますが、後味は悪くありません。 | ||||
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2作目にしては、中々の上出来。さすがにダイヤモンド経済小説大賞を受賞するだけのことはあると思いました。リコール制度の微妙さも理解できましたし、ハラハラドキドキさせながら、しかし、正義感のほろ苦い勝利。実社会の複雑さの中で経営の生き残りの厳しさも実感させてくれました。 | ||||
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時代の流れにのった話でフィクションとはいえなかなか面白かったです。多分世の中にはこの種の話はかなり隠れているのでしょうね。著者の次作を期待しています | ||||
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