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ザ・リコール
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ザ・リコールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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車の場合のリコールについて、私見を述べます。 我が国の車ユーザーといわれている人々は、車は使うが、およそ車以外家庭に帰っても、機械や動力器具など使って いない人々が多い、およそ機械やエンジン、あるいは動力伝達機構などの概念がほとんど理解されていないし、理解しようともしない。 その状態で、純粋にほぼ厳密に、機械工学的あるいは人間工学的あるいは安全衛生科学的などの面から提起される車のリコールの根拠などほとんどの、ユーザーと言われている人々は根本から理解できないと言える。 それを私は、ユーザーの「甘さ」と名付けている。この「甘さ」は結果的にその国の企業と諸官庁はじめ社会の管理の「甘さ」を波及させる結果となり、厳しさの緩い社会を形成し、仕方なく自らも、その社会で生きなければならない 状態になるのである。 私は、我が国の社会生活で、最近とくに感じているのは、食料品において、正直な商品を提供する業者の姿が、減りつつあることを危惧している、「底あげ包装」「衣で装う」「色づけ」などスーパーの陳列を見れば、一目であるが、顧客も本質を望みつつも、見かけに惑わされ支払いをする。 、話を車に戻そう、リコールの件数や台数も確かに問題だが、これも厳密にいえば、価格やコストとの比率や偏差値の上での許容もあるが、発生が認められた場合は早急かつ的確な対応の仕方をどうするか、 これもまた技術力によるところ大といえる。 しかし、私が現在それ以上に重要と考えているものに、法的にリコールと規定されないまでも、修理、交換を要する不具合の件数である。 これは、ほとんど日の目を見ないというか、ユーザーといわれている人も知らないまま、改善されているが、 「寝てる子は起こさない方がいい」というか、結局本文出だしのユーザーの「甘さ」に帰着していると考える。 世に公表されるリコールは、年間や複数年で統計もとれるが、この種の不具合は、現在、表に現れない。 この制度は、企業も関係官庁も、別に秘匿しているわけではないので、ユーザーであるなら、一度ご自分の車のリヤーウインド(バックガラス)の左下を見てほしい、今まで気付かなかった丸いステッカーが貼ってないか。 そして、疑問を感じたら、ご自分でその疑問を解く努力をしてほしい、そこから真のユーザーに進化してゆくと 信じているのです。ものの本質を理解しようとするユーザーがより多く増えることを望んでいます。 | ||||
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同じ作者の「マネーロンダリング・ビジネス」が面白かったので、こちらも読んでみた。 話のテンポがよく、一気に読ませる面白さは評判通りだった。 ただ、釈然としない部分もある。 第一に巨大企業と闘う主人公が、自動車事故の当事者ではなく、その友人で損保会社の社員であるという点。 損保会社の社員がクビを賭けてまで闘うという動機が見当たらないし、伝わってもこない。 主人公が企業の内幕を描くための単なる狂言回しになっていて、感情移入ができない。 第二に自動車の欠陥メカニズムの解明が途中で放り出されている点。 話の前半では技術部が調査を進めているということだったが、結局その原因究明はいつの間にか立ち消えになってしまった。 リコール問題をテーマにする以上、欠陥車の真相究明を最後までして欲しかった。 第三に、問題の黒幕の所まで手が及ばなかったこと。 主人公は黒幕までは辿り着けず、サラリーマン的な着地は、非常に中途半端で読後感が良くない。 結局黒幕には髪の毛一本触れられず、かつ株で巨額の利益を得たという結果は、まるで悪を肯定しているかのような描き方だ。 実在する企業をモデルにして描いているということだったが、リコール隠しのために殺人までして、インサイダー取引で数十億円も儲けるなどという人がいるのか?疑問だ。 警察の捜査や証券取引委員会の監視もあるし、必ずどこかで足が付くだろう。 リアリティがないと思った。 最後には一つのサプライズが用意されているが、あまりにも唐突でSF的な結末だと思った。 ページ数の制限でもあるのか、突然の幕引きという印象がぬぐえない。 「マネーロンダリング・ビジネス」の方が内容も重厚で読み応えがあった。 | ||||
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