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Tetchy さんのレビュー一覧

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レビュー数1418

全1418件 1221~1240 62/71ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.198:
(8pt)

キャロル作品の個人的ベスト

今まで読んできたキャロルの小説の中では『死者の書』に次いでベスト。
つまりは、魔法とか呪いとか、非現実な要素が無かったことが一番の特徴で、故に登場人物がその個性だけで描かれていたことが良かった。挿話がふんだんに盛り込まれ、それらはそれなりに興味深いのだがあと一歩、足りないものがある。それはリーダビリティーの要因である知的好奇心の喚起ではなかろうか?
どうも読んでて、さて次はどうなるって気持ちにならないんだなぁ。
沈黙のあと (創元推理文庫)
ジョナサン・キャロル沈黙のあと についてのレビュー
No.197:
(7pt)

記憶に残る短編集

この本を読むのは2回目だが、「舞踏病」以外の他の3編は内容を憶えていた。実はよく考えるとこれは凄い事で、これは如何にこの短編集が自身にとって印象深かった事を須らく証明していることになる、のだが、「今」読み終わった感想としては、いささか荒唐無稽に過ぎる内容だなと認めざるを得なかった。
しかし、「ある騎士の物語」のセンチメンタリズムは今なお健在だった事、「近況報告」の難解さは久方振りの頭脳労働を楽しめた事を付記しておこう。これは偽らざる感想なのだから。
御手洗潔のダンス (講談社文庫)
島田荘司御手洗潔のダンス についてのレビュー
No.196: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

名将去る!

歴史は繰り返す。
打破した悪政を反面教師として善政を志すも肥大化した組織と、有能なるが故に充足することに不器用な一部の諸将達が綻びとなり、やがて奔流になるのか…。これは作者特有のアイロニーであるのだが、それが夢物語を現実レヴェルまでに引き落とし、等身大の人間を描くことに成功している。半ば漫画的な側面があるが…。


▼以下、ネタバレ感想
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銀河英雄伝説〈7〉怒涛篇 (創元SF文庫)
田中芳樹銀河英雄伝説7 怒涛篇 についてのレビュー
No.195: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

物語は更なる高みへ

シリーズ半ばにしても勢いは衰えず。人間の欲望で物語はさらに膨張する。
銀河英雄伝説〈6〉飛翔篇 (創元SF文庫)
田中芳樹銀河英雄伝説6 飛翔篇 についてのレビュー
No.194: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

もう止められない!止まらない!

何もかもがハイレヴェル!一体にどこにケチがつけられようか。
銀河英雄伝説〈5〉風雲篇 (創元SF文庫)
田中芳樹銀河英雄伝説5 風雲篇 についてのレビュー
No.193: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

もはやただの小説ではない。未来の歴史だ。

今まで背景としてしか語られなかった歴史に焦点を当て、小説世界にさらに厚みが加わった。
銀河英雄伝説〈4〉策謀篇 (創元SF文庫)
田中芳樹銀河英雄伝説4 策謀篇 についてのレビュー
No.192: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

美味しいワインには熟成期間が必要なのだ。

今まで名のみの存在だった登場人物らもこの巻まで来ると個性がどんどん出てきて非常に面白い。と同時に物語に深みが増し、奥行きが出てきて、ますます勢いを増してくるのには感服。
銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫)
田中芳樹銀河英雄伝説3 雌伏篇 についてのレビュー
No.191: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ここでこの展開とは…。

全10巻というヴォリュームを考えると、2巻でこの英断を下した作者はものすごい冒険をしたのだと思う。
とにかく内容が濃い巻だった。
そしてとてつもなく哀しい巻でもあった・・・。
銀河英雄伝説〈2〉野望篇 (創元SF文庫)
田中芳樹銀河英雄伝説2 野望篇 についてのレビュー
No.190: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

読んでいない人は人生の大いなる損失

おおっ、このシリーズもこのサイトにはあるのか!
紛れもなく傑作!田中芳樹の原点でエッセンスが全て詰まっている。
読んでいない人は人生の損失。全10巻、必読のシリーズだ!
銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)
田中芳樹銀河英雄伝説 についてのレビュー
No.189:
(3pt)

やっぱり続くのか。

この一冊で話が完結するものだと思っていただけに、この結末は肩透かしを食らった感がある。結局、最初に提示された謎は何一つ解明される事なく、欲求不満が残ってしまった。
しかし、ルノルマン=ルパンの設定は食傷気味。読者の興味を繋ぎ留めておく為か、はたまた下世話なサービス精神の産物か。
ともかく『続813』に期待しよう。
813 (偕成社文庫)
モーリス・ルブラン813 についてのレビュー
No.188:
(4pt)

この表紙は誤解を招く。

創元推理文庫の表紙から察するにこれ、リュパンシリーズなのでしょうか?出てこないんですが、リュパン。
それにしてもフランスの恋愛はじれったいなぁ。
ジェリコ公爵 (創元推理文庫 107-17 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)
モーリス・ルブランジェリコ公爵 についてのレビュー
No.187:
(5pt)

いいんぢゃない?

今まで読んだ諸作の中で最も読みやすく、プロットもよかった。でもやっぱり大時代的だ。
謎の家 (創元推理文庫 107-9 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)
モーリス・ルブラン謎の家 についてのレビュー
No.186:
(3pt)

これもルパン物?

題名はあくまで主題ではない。唯一の救いは最後に解決編があったことか。
オルヌカン城の謎 (創元推理文庫 107-16 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)
モーリス・ルブランオルヌカン城の謎 についてのレビュー
No.185:
(4pt)

う~ん、もうちょっと。

中身はけっこうおいしかったが最後はつじつま合わせの感が・・・。話の風呂敷もでか過ぎ!
虎の牙 (シリーズ怪盗ルパン)
モーリス・ルブラン虎の牙 についてのレビュー
No.184:
(3pt)

なかなか分かり合えません。

リュパンはえげつない。勝手すぎる。信念がない。そんな事ばかり目に付いた。
カリオストロ伯爵夫人 (偕成社文庫)
No.183:
(3pt)

ストーリーは解りやすいが…。

今までのリュパン物でストーリーを一貫して理解できた。だけどトリックや翻訳が悪くて、×。
金三角 (アルセーヌ・ルパン全集 (10))
モーリス・ルブラン金三角 についてのレビュー
No.182:
(4pt)

まだまだぁ~!

「麦藁の軸」、「リュパンの指輪」はほんの少し楽しめたが、総体的に見るとやはり出来映えは悪いかな~。
ルパンの告白 (アルセーヌ・ルパン全集 (8))
モーリス・ルブランルパンの告白 についてのレビュー
No.181:
(3pt)

色々と不満があります。

最後の水晶の栓の隠し場所のトリックがなければ絶対に駄作。しかし、日本語が堅苦しいなぁ。
水晶栓―ルパン傑作集〈6〉 (新潮文庫)
モーリス・ルブラン水晶の栓 についてのレビュー
No.180:
(2pt)

有名作なのだが。

99%の確率でストーリーを忘れてしまうだろう。終いには何も残らないのでは?と思った。
奇岩城 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
モーリス・ルブラン奇岩城 についてのレビュー
No.179:
(6pt)

身びいきしてません?

「金髪の婦人」は面白かったが、総体的にホームズがホームズらしくない。リュパンに力点が置かれているのは仕方ないにしても、ちょっと取り扱いが不平等だなぁ。
ルパン対ホームズ
モーリス・ルブランルパン対ホームズ についてのレビュー