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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数312

全312件 221~240 12/16ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.92:
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

凍りのくじらの感想

この作者の作品は3冊めだが、やはり若い方向けかな。
当方のような年配者には少し退屈であった。
現代若者の感覚や心理の描写は上手ですね。
幻想的と言えば幻想的かもしれません。
女子高生が手にすると最高の一冊になりそう。
凍りのくじら (講談社文庫)
辻村深月凍りのくじら についてのレビュー
No.91:
(6pt)

平坦な感じ

あまり大きな山も無く、淡々とストーリーが展開して、いつの間にかエンドを迎えた感じでした。
よって、一気読みさせるような緊迫感は余りなく、チョコチョコと日を分けて読み進めたという結果になりました。
本小説がシリーズ物で、検証捜査に続いているらしいことを後書きから知ったので、そちらから読み始めれば、また感想も違っていたかもしれません。
凍結捜査 (集英社文庫)
堂場瞬一凍結捜査 についてのレビュー
No.90:
(8pt)

猿の見る夢の感想

ミステリーでも何でもないが、面白く読めた。
楽天的で軽薄で、そしてファンタジックに夢見るスケベな定年間近の男の物語。
文庫本として結構ページは多いけど、展開は速く、あっという間に読み終わり、そして男の結末も予想通り終焉した。
読んでも何も残らないが、この男の滑稽さをコメディ本と思って読むと、時間つぶしには持って来いである。
猿の見る夢
桐野夏生猿の見る夢 についてのレビュー
No.89:
(5pt)

カインは言わなかったの感想

ミステリー小説でもエンターテインメント小説でもありませんので、それを理解して読まれることをお勧めいたします。
バレエという芸術に絡む人間群像です。
この手の小説は余り当方は読まないので、評価しようがありません。
ということで、何も考えずちょうど中間の5ポイントにしました。
取りあえず、手にしたので最後まで読みました。
くれぐれもミステリー小説と期待して、読まないようにしましょう。
カインは言わなかった (文春文庫)
芦沢央カインは言わなかった についてのレビュー
No.88: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

こいつは面白い!

ランキング上位に入っていたので、手にしました。
タイトルからして、サイコ・ホラー系の要素があるのかなと思っていましたが、全くそうではない。
実に構成がよく、上出来。登場人物の心理描写も面白い。
ギャグも効いている。また、本書後半からの驚くような展開。
久し振りに一気読みできました。
著者の作品は初めて読んだんだけど、これ本当に著者の1作目なの?レベル高いなぁと感心しました。
ラストのラストに新たな獲物?を見つけたようで、「ハサミ男再び!」とかいう続編読みたいなぁ。
ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー
No.87:
(9pt)

スピード感もあり楽しめました

ランキングの評価が高いので手にしました。
スピード感もあり、かなり面白かったです。
誘拐を成立させるトリックの現実性を論ずるより、ストーリーを楽しみたい一冊でした。
主人公の父親の無念さが、この小説の根幹にあり、そういう面で単なる謎解き小説で無かったのが良かったです。
99%の誘拐 (講談社文庫)
岡嶋二人99%の誘拐 についてのレビュー
No.86: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ごく普通

ランキングの上位に入っていたので、事前情報なしに読み進めてみた。
著者の作品は初めて読み、そのスタイルも全く知らないので、そういう意味では新鮮であった。
本書の中盤までは、全くどういう展開が今後起こるのか予想できず、グダグダとある種の恋愛小説を読んでいるような感覚であった。
しかし、今後何らかの大きな変化が起こるであろうと期待できたので、そういう面での期待感・ワクワク感は感じられた。
中盤以降は展開が速い。
スピード感を持って、読み進めることができる。ただし、その事件の内容・展開・結末についてはさほどの驚きはない。
それより、事の顛末のこじつけが少々くどくて面倒。
ありがちなパターンということで並である。
異邦の騎士 改訂完全版
島田荘司異邦の騎士 についてのレビュー
No.85: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

大誘拐の感想

ランキングの上位に入っていたので、読んでみました。
結構古い本だったのですね。
コミカルでスピード感もあり結構楽しめました。
シリアスで緻密な描写を好む方には合わないと思いますが、気楽に車中にでも読むのには、お手頃の一冊と思います。
大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)
天藤真大誘拐 についてのレビュー
No.84:
(7pt)

しっかり書かれた作品

歴史エンターテイメント小説でしょうか。
「熱源」直木賞受賞ということで、手にしてみました。
しっかり、書き込まれたという感じがして、好感が持てます。
漢文の書き下し文が多いので、前半はややスピード感に欠けるきらいもありますが、中盤からテンポよく読み進めることが出来ました。
朝鮮人の少年の成長がグッと来ますね。
ラストは史実に沿った内容で、大きな驚きはありませんが、気持ちよく終わることが出来ます。
差別・偏見ということを考えさせる社会派小説と捉えることが出来る小説かもしれません。


天地に燦たり
川越宗一天地に燦たり についてのレビュー
No.83: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いいですね!

社会派小説でかつ警察小説。
当方の好みにピッタリです。
事件のディテールでもう少し緻密な記述が欲しいし、最後の結末までの運び方も今一つ緊迫感に欠けるきらいがあるが、内容がいいですね。
著者の作品は初めて読みましたが他の作品も読んでみたいと思わせる良書です。
震える牛 (小学館文庫)
相場英雄震える牛 についてのレビュー
No.82:
(2pt)

七回死んだ男の感想

グダグダと何回も同じような話が進む。
正直つまらないです。
基本的にこの手の小説は当方には向かないのかもしれない。
新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤保彦七回死んだ男 についてのレビュー
No.81: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

衝撃でした


▼以下、ネタバレ感想
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慟哭 (創元推理文庫)
貫井徳郎慟哭 についてのレビュー
No.80:
(7pt)

テンポ良く読めます。

シリーズ4作目です。
相変わらず、このシリーズは肩肘張らずにテンポ良く気楽に読めます。
暗く深刻な内容では無いので、暇潰しにはもってこいです。
ただ、この著者の得意とする最後の驚くようなどんでん返しは、今回ちょっと不発のようでした。そういう面では若干評価が低くなってしまいました。
次回作に期待したいところですが、果たして主人公にピッタリの素材は、何か残っているのでしょうか…
悪徳の輪舞曲 (講談社文庫)
中山七里悪徳の輪舞曲 についてのレビュー
No.79: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

スッキリしています。

短編5話でまとめられています。
2話・3話は良かったですね。
5話でもっと感動を味わえたら、評価を8~9にしたかったのですが、今一歩亮子と紗代の対応に納得がいかない。
そこが残念でした。
でも相対的には、私の好みの本になります。
横山秀夫氏の短編集に通ずるところがありますが、切れ味の良さで微妙に弱いかなぁ。
検事の本懐 (角川文庫)
柚月裕子検事の本懐 についてのレビュー

No.78:

悪寒 (集英社文庫)

悪寒

伊岡瞬

No.78:
(9pt)

納得がいく秀作です。

落ち着いて話は進みます。
この手の小説に有りがちな、奇をてらうことも殆ど無く展開されます。




▼以下、ネタバレ感想
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悪寒 (集英社文庫)
伊岡瞬悪寒 についてのレビュー
No.77:
(1pt)

つかみどころが無い!

最後までつかみどころが無い、捉えどころが無い、読むのに苦労した一冊でした。
❮螺旋プロジェクト❯という作品群の最終巻です。
たまたま読んだ伊坂氏の「シーソーモンスター」という本が面白かったので、この本に登場した「壁」が最終巻でどうなるのか気になり、手に取りました。
私の読解力の無さかもしれませんが、正直、最初から最後まで付いていけません。
登場人物も多いし、場面もコロコロ変わる。
かと言って、ワクワクして読むようなスリル感は全くなく、ラストも予想された通りの結果で驚きも全くない。
これが❮螺旋プロジェクト❯最後の1巻なんだと知り、本当にガッカリです。
天使も怪物も眠る夜 (単行本)
吉田篤弘天使も怪物も眠る夜 についてのレビュー
No.76:
(4pt)

掘り下げ不足の感あり

あの有名な積水ハウスの地面師グループによる詐欺事件が素材になった小説ですね。
積水ハウスが石洋ハウス、主犯の内田マイクが山中ハリソン、という設定ですが、取材や調査が甘い感じで内容が浅いです。
登場人物はそれほど多くは無いので、読むに当たっての混乱はありません。読みやすいです。
しかし、その分、登場人物の人格や生い立ちなどもっと緻密に描いて欲しかった。
あくまでも、実際の事件を素材にしただけだから、フィクションらしく泥々にネチネチと加害者と被害者の心理を描写して欲しい。
登場した刑事もおまけのような扱いで、あっけなく加害者の一人に辿り着いてしまった。
ラストもこれで終わり?と呆気ない。
ヒリヒリ感無く終わってしまった。
素材が良かっただけに残念です。
地面師たち (集英社文庫)
新庄耕地面師たち についてのレビュー
No.75:
(8pt)

結構面白いです。

序盤は細かい場面が小間切れに書かかれてあり、また登場人物の数も多く、小説にのめりこみにくかったのですが、上巻の中盤辺りから、楽に読み進めることが出来ました。
軽快なスピード感で物語は展開します。
その分、細かな設定描写に雑なところが見られます。
また、これはないだろう?というリアリティーに欠ける所も多分に在ります。
ただ、どうなるの?というワクワク感があり、細かいところを気にしないなら、それも良しというところでしょう。
とにかく、気楽に楽しんで読める1冊ですね。
映像化したら面白いと思わせる、エンターテイメント小説でした。
トリガー 上
真山仁トリガー についてのレビュー
No.74:
(6pt)

テンポがイマイチかなぁ

この書籍が発刊された頃、日本経済新聞にかなり長文の書評が掲載されました。
かなりの高評価だった記憶があったので、今回、手にして読むことにしました。
昭和初期頃の時代設定、また歌舞伎という当方にとっては縁のない芸能がひとつのバックグラウンドになっていたためか、ちょっとのめり込んで読むことは出来なかったです。
事件の背景・犯人探しがテーマなので、ミステリー本であることは間違いありません。
しかし、その割には、スピード感・ワクワク感・どんでん返しの驚きなどは余り得られなかったです。
でも、当時、戦争に進んでいく日本の現状、政治の腐敗とそれに抗する軍部のナショナリズムの高揚などを現時代の右傾化・ポピュリズム等の拡大などと比較して読むと、社会派小説という面でこの本を評価することが出来、書評にあったように、とてもいい本なんだと思います。
芙蓉の干城
松井今朝子芙蓉の干城 についてのレビュー
No.73:
(2pt)

お子様向き

いやはや、ガッカリである。
一言で言うと、「女子大生の探偵ごっこ」
小学校の高学年か中学校の1・2年生向きの児童書ですね。
まあ、たまたま図書館で手にした一冊を、正月の時間つぶしにと思って借りたのですが、この本は手抜きです。
当方、読み始めた小説は、どんなに退屈でも最後まで読むことをモットーとしているので、読了しましたが、最後の最後まで児童書レベルでした。
女子大生のチームを小学生に置き換えて書き直しても、全く違和感が感じられないほどの幼稚な推理と結果です。
これが、税抜き1,600円か⁉
これが、なんと未解決事件だと?
とにかく酷い一冊でした。


継続捜査ゼミ (講談社文庫)
今野敏継続捜査ゼミ についてのレビュー