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完全恋愛



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【この小説が収録されている参考書籍】
完全恋愛
完全恋愛 (小学館文庫)

完全恋愛の評価: 3.78/5点 レビュー 27件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21~27 2/2ページ
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No.7:
(2pt)

不完全恋愛?先が読める展開にがっかり・・・

最後のオチは誰でも予測できるようにヒントを出しすぎている。
そのためか、何か裏があるのではないかと期待したが想定通りのオチで拍子抜けしてしまった。

読者に気づかれている時点で完全恋愛とはいえないのではなかろうか。

逆に3番目のアリバイトリックは、突発すぎてありえない。
このトリックはフェアじゃない気がした。

2番目の密室トリックはよく使われるパターンだが、
凶器が消える理由が強引すぎて笑ってしまった。

このミス3位と期待したが自分には合わなかった。
完全恋愛 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:完全恋愛 (小学館文庫)より
4094085955
No.6:
(4pt)

悲しくて切なくなる恋愛

画家の柳楽糺-実名本庄究という一人の男の生涯にまつわる恋愛と犯罪の物語なのだが、恋愛の要素とミステリの要素が密接に関わっていて読み応えがあった。少年時代、一人の少女に恋をして彼女のための殺人の罪を被る究。だが、無力だった究は彼女が別の男に嫁ぐのを黙って見送るだけだった。いつかは彼女を伴侶にしようと力をつけることを誓う。
完全犯罪のように、誰にも知られることのない完全恋愛がどういうものなのか、最後まで読んでようやく理解した。それはとても悲しくて切なくなる恋愛だった。物語の中で起きた犯罪の解明では一部納得できないところがあったが、最後まで十分楽しめた。
完全恋愛 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:完全恋愛 (小学館文庫)より
4094085955
No.5:
(4pt)

壮大な恋愛と悲劇

良かった!単純に読んでの感想。
前半の戦時中の話は実に面白い。登場人物がみな生き生きしており、感情移入がしやすい。後半の戦後から現代になるとやや物足りない感じがする。主要人物が死んだり殺されたりってなんかもったいないって感じ。
ベテランらしい実に手馴れたストーリーはやはりすごい。
登場人物も少なく、ドラマ・映画にしやすいかも。
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4094085955
No.4:
(4pt)

快作です。

恋愛ミステリというものを読んだことがなかったので
興味津々でした。
読後の感想としては「面白かった」に尽きます。
久しぶりに快作と出会いました。

正直、主人公の恋愛のオチについては早い段階で
わかっちゃってたのですが、ミステリの醍醐味が
「気持ち良く騙されること」であるとすると、
恋愛小説は「その想いにどこまで共感できるか」
だと思うので、そのどちらともを堪能できました。
恋愛と犯罪の、見事な融合でした。

ちなみに、早々にわかってしまった恋愛オチも、
他のレビュアーの方も書いておられるように
「誰が完全恋愛を成し遂げたのか」という視点で
見るとラストが味わい深いです。

ただ3つある犯罪の中で1つ個人的には
少し釈然としないものがあるので…
☆4つで。
完全恋愛 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:完全恋愛 (小学館文庫)より
4094085955
No.3:
(4pt)

恋愛小説とミステリの融合

<このミステリーがすごい!2009>
の第3位にランクインした作品です。

「完全恋愛」というタイトルからも窺えるとおり、
恋愛を扱ったミステリです。
のちに画家となる主人公、本庄究の少年時代から晩年までを描き、
一種の大河小説としての作風も兼ね備えています。

ミステリの要素としての事件は3件。
凶器消失、密室、アリバイ崩しの3つの不可能犯罪が描かれています。

不可能犯罪の種明かし部分のみを見ると、
あまり驚きはありませんでした。
この小説の面白さは、恋愛小説と融合している点にあり、
ラストのどんでん返しは、恋愛のほろ苦さを表すと同時に、
3つの犯罪の別の一面を表現する結果となっています。

また、戦後を代表するアノ事件が
謎解きに取り込まれていることも、嬉しい仕掛けです。

作者名は、高名なミステリ作家の筆名のアナグラム。
読み終えると、なぜこの作者名となったのかが、
よく分かる作品でした。


完全恋愛 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:完全恋愛 (小学館文庫)より
4094085955
No.2:
(5pt)

せつない恋。驚天動地の謎。

恋愛小説として、胸が痛くなるほど透き通った愛の完成度。泣いてしまう。そして、なお、本格ミステリとして超一級なのが素晴らしい。読了後、あまりの面白さに身体が震えた。一応覆面名義で描かれているので詳しくは言えないが、この作者の昔の作品を読んでいる身としては全く衰えない筆勢のロマンチックさに感動した。ああ、本当に面白かった!この本に出会えて良かった!
完全恋愛 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:完全恋愛 (小学館文庫)より
4094085955
No.1:
(4pt)

ミステリの大ベテランが裏名義で放つ完全恋愛推理。

東京大空襲で家族を失って、親類を頼ってある温泉旅館に疎開した少年。
そこの離れの店子としてやってきた画家とその美しい娘…彼女が、少年の
初恋となる。そしてある夜、初恋の女性のために彼はある犯罪に加担する。
彼女を守るためならなんでもする…その決意が、彼の運命を変えた。

誰にもばれない「完全犯罪」のように誰にも知られることのない「完全恋愛」を
貫けたのは誰か? ミステリーであり、少年が画家になって成長する男の
人生ものとしてもなかなか面白い。最後のドンデン返しは清々しくも
あるが切ない。ちなみに「牧薩次」というのはある大御所作家の別名義
(この名前をひらがなで書いてみると、ほら、見えて来ませんか?)です。
完全恋愛 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:完全恋愛 (小学館文庫)より
4094085955

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