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震源
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震源の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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真保裕一さんの本です。 地震火山研究官の江坂が主人公で、同僚の森本がミスをして、津波警報が出せなかった。森本は鹿児島に飛ばされるが、そこで職を辞してしまう。責任を感じている江坂は、森本を探すが、そこには国家的陰謀が。 みたいな話ですが、行方不明の森本を探す江坂の話がダラダラと続き、かつ、話の先が見えないので、つまらなくて飽きてしまいました。 後半になってくると、国家的陰謀の話になってくるのですが、なんか実現可能なの?というような「真相」でしてね。 ネタバレですが、最終的には、地下マグマを刺激して、火山活動を促して、新島を作る、という、都市伝説レベルの話になってきます。それなら、アメリカ軍の地震兵器でも使えよっつーの。 最後には、日本にひそむネズミ、いわゆるスパイを摘発というところで終わっているのですが、これもなぁ…。 なんか、いろいろフリがあり、その回収もそれなりにあるのですが、ダラダラ長いだけって感じてしまいました。 | ||||
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主人公に魅力がない、粘着質 長い割に見せ場がひとつもない小説 | ||||
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「震源」 江坂という火山専門の気象観測官。 父親との確執。 先輩で、同僚森本の若い娘に走っていき、家庭を崩壊させることから、 仕事上でのミスを起こす。そして、ある事件に巻き込まれ、結果として、死んでしまう。 誇り高くストイックで、豊かな感受性と鋭い洞察力を持ち、 教養はもちろん、勇気と決断力に優れている。 真の優しさのなんたるかを知っている。 彼らは、内面に悩みや弱さを抱えた普通の人間であり、 心に何らかの鬱屈を持っている。 他人にどう見られるかではなく、自分が自分をどう見るのかである。 | ||||
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沖縄の海を舞台に多くの思惑が絡み合う国際小説なのだが、どうにも長い とにかく人物が多く序盤は入れ替わり立ち代りで視点が変更するので、読んでいてとても疲れる 盛り上がってくるのは500ページ過ぎた辺りからで、それまでの500ページはおまけみたいなものと 適当に読み飛ばすのがいいかもしれない そしてこれだけ長い作品なのに終わり方がいささか適当でややがっかり もう少し纏めて欲しかった 作者のファンなら買うのもいいかもしれないが、そこまで期待はできないかもしれない作品 | ||||
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超大作のわりにこれといったクライマックスも無く内容に乏しい。発想は面白いが展開に無理がありすぎる。特に門倉の行動は最初と最後が中心でサスペンスらしくはあるが、政府側の人間としては胡散くさい。読み進む内に内容がどんどん発散してしまい、挙句の果てには北朝鮮工作員まで絡んでくると始末に負えない。一般文学457作品目の感想。2012/10/19 | ||||
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ネタバレを多く含みます。 最大の問題は、結末。 他のレビュアーのかたも指摘しておられるが、あおっておいて、結局何もない、という結末は非常に肩透かし(地震が頻発している→核実験か?新島出現か?→実はもう地震は沈静化してます…)。特に、このようにやや無駄に長い小説の場合、結末がこれでは、読破した努力が報われない失望感を禁じ得ない。 また、登場人物が多すぎる。それだけならまだしも、重要な人物と、二度と出てこない脇役との描き分けが下手なので、どの人物が重要なのか全く分からない。 最後の最後に、「驚愕の事実」とばかりに、「このひとが実は・・・」というのが描かれているのだが、登場人物が多すぎるために、ハッキリ言って「このひと誰だっけ?」としか思えず、ちっとも面白くない。 また、主人公の江坂が、「追ってくれるな」とばかりに姿を消した同僚を執拗に追い回すのも不自然。問題の島に、ボートで簡単に上陸できてしまう展開も不自然。岩を動かして(!)ハリボテを破壊しようとするのもハチャメチャ。 個人的に一番腹が立ったのは、颯爽と現れて主人公を救った「人相の悪い男」が、あとから会話のなかで「実は土橋だった」ということが分かったシーン。そのまわりくどさが理解不能。「そこに土橋が現れた」ではいいではないか! | ||||
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序盤は謎が多く散りばめられグイグイ引き込まれるが、後半真相が明かになるにつれて、妙に現実的というか、何だこんなオチかよ・・・的な展開で、これを現実の国際政治に即したリアルさが良いと評価するか、もっと衝撃的な展開を期待していたのに・・・となるかで大きく評価は分かれると思います。個人的にはここまでひっぱいといてカモフラージュの伏線の方が衝撃的で真相が何とも尻すぼみという感じしかしなかった。ミステリーサスペンスものかと思っていたのに妙にこじんまりとした政治駆け引きものに終わってしまっているような違和感を感じた。真保氏の最初の一冊にはあまり推薦できません。 | ||||
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真保裕一さんは、その徹底した取材内容をこれでもかと文中に織り交ぜるので、好みが分かれるでしょうが、好きな人には、この震源こそが彼の真髄の1冊と思ってくれるのではないでしょうか。 プロットの緻密さ、スケールの大きさ、メッセージ性などはもちろんですが、真保さんの魅力は登場人物に厚みがあることでしょう。 信念や背景が妥協なく描かれているので、この人はなんだったんだ?っていうことがほとんどない。 いつもながら、地震火山研究官というなじみの薄い職業を、読者に見事にインプットさせる描写も見事です。僕は、毎回その職業に就いてみた気になります。 エンターテイメント性が強い『奪取』や『ホワイトアウト』も、もちろんかなり面白いです(一般受けするのはこちらでしょう)が、僕にとっては『震源』こそが、真保さんの真髄の1冊だと思います。 | ||||
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地震や海底火山の話題から国家的陰謀へ展開が壮大でありながら、一方では主人公の人間関係や心情も綿密に描かれていて多いに楽しめた。地震関係の話も興味深く読んだ。登場人物も多いし、終盤で話が二転三転しますが、私はそれほど混乱せずに一気に読み切りました。 | ||||
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地震や海底火山の話題を縦糸に、国家的な陰謀を横糸に、という感じで、ま、おもしろかった。 ただ、ちょっと地震や津波の話しがオオ過ぎ、という感じ。 で、ちょっとこのあたり馴染みのない人(がほとんどと思うが)には、勘弁してという感じがあるかなぁ。 外国の小説の場合、こう言うのがなんちゅうか解説的ではなく、上手くストーリーの流れの中で紹介されるんだけど。 興味を持っている私にも、ちょっとしんどいと言うか、うるさかった。 ストーリー的には、面白くないわけではなかったが、どうも展開が遅い。余分なことがオオ過ぎる。そ のわりには、国際的陰謀なるものが、内容的に希薄。 うーん、なんか、厚み(600ページをこす)の割に食い足りなかったなぁ。 | ||||
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失踪した同僚を捜し求める地震火山研究官・江坂。 その過程で、やがて巻き込まれる国家的陰謀。 何故そこまでして失踪した同僚を捜し求めるのか、理解に苦しむ。 人にはそれぞれ事情があるんだから、そっとしといてあげれば良いのに。 執拗に同僚を探し求める主人公には、感情移入できないと言うより、 違和感を感じた。 主人公が巻き込まれる国家的陰謀とやらも判りにくい。 終盤二転三転し、しかも完全に事件の決着は付いていない。 確かに専門分野の知識など、緻密に取材しているんだろうけど、 面白い話を書こうとして力みすぎている印象を受けた。 評価は厳しく★★ | ||||
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この方の作品は着眼点が面白く、 しかもわかりやすく知識を吸収していけるので 全く未知の世界の話でもすんなり入っていけます。 多分ものすごい取材してるんでしょう。 それでいてストーリーは壮大で、のめりこめます。 一気に読んでしまわないとわかりにくいところがあるので、 じっくりと腰を据えて読める時にオススメ。 エピローグまで物語があって楽しめます。 | ||||
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いわゆる「小役人」シリーズの一作。気象庁の地震火山研究官である江坂を中心としてストーリーが進む。ただの研究員がやがて国家的な計画へと進んで行く、というのはやや荒唐無稽な展開になりがちなのだが、著者の特徴とも言える取材と、それを生かした緻密な描写がハマって全く違和感がない。そのあたりは、見事というより無いだろう。ただ一方で、この作品に限って言うのであれば、序盤から多くの場面が入れ替わり、しかも登場人物も多いためにややもすると混乱を生じやすい。また、終盤の二転三転もクセモノで、こちらも結論が何だったのかが見えにくい。私自身、二度三度読み返してようやく頭の整理がついた。このあたりは諸刃の剣ではないだろうか。 | ||||
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本作のスケールの大きさには度肝を抜かれました。いわゆる「小役人シリーズ」と呼ばれる、著者お得意の取材力と構成力を駆使し、名も無き公務員を軸にした本格ミステリーです。その重厚さととっつき難さで、いかんせんある程度読者を選ぶという感は否めないものの、現代ミステリを語る上では必読の一冊だと感じます。なんといっても物語終盤で明かされるストーリーの壮大さ。この物語最大の魅力はそこにあります。 | ||||
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出足で登場人物が出てくるのを覚えとかないとこの人だれだっけ・・・となってしいました。緻密な人間関係・役割分担は他に類がないほど圧倒されるが、なんかうまく行き過ぎていくな・・・と読んでいるうちに感じた。 最後のクライマックスも「どうもな・・」の印象から逃れられない。 でも、この専門分野の知識をまとめていく作者には頭が下がる。これほどの知識努力を他の作家にも求めてしまう自分は欲張りかな。真保さんのおかげで雑学の知識は増えてます。 | ||||
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やっぱり真保 裕一は長編小説に限る。圧倒されるほどのディテールとリアリティに満足するばかりだ。小役人シリーズといわれ、主人公は決して社会的地位の高くない男であるが、その行動力、正義感(ただ単純にそうとは言えないものが、根底にはあるのだが)には驚かされる。また、毎回何かしらの人間模様がこめられているのも興味深い。最後はどんでん返しの連続で目が離せなくなるはず。 | ||||
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