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追伸



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【この小説が収録されている参考書籍】
追伸

追伸の評価: 3.23/5点 レビュー 22件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 1~20 1/2ページ
12>>
No.22:
(4pt)

追伸

個人読書履歴。一般文学通算426作品目の読書完。2012/08/26
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.21:
(2pt)

残念です

真保作品の特徴というべき読後のすっきり感がない。いつおもしろくなるのかと期待しながら読むうちに終わってしまって残念でした。手紙の書き手に女性が二人出てきますがふたりともが言い訳をこねくりまわしてばかりで、「女性の話し」の嫌な面しか感じられません。血縁があるから同じ性格にしたのかもしれませんがどちらも結末をすぱっと話せないタイプの女性で読んでいて苛々します。「最愛」もイマイチだったし「ハズレ作品の少ない作家」というイメージが崩れてしまいそうです。どちらの作品も「登場人物に共感が得られない」のが敗因かと。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.20:
(3pt)

共感できなかった

誠実に言葉を重ね、関係の修復を図ろうとする男。それをひたすらはぐらかし、話をぼかそうとする女。どちらも極端すぎて、共感できなかった。男には、誠実すぎて真実味がない。女には、軽率すぎて同情できない。感情にあふれた手紙、それ独特の推敲された言葉遣い。この設定は魅力的だが、登場人物に共感できなかったため魅力半減でした。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.19:
(4pt)

手紙だけで・・・

夫婦間の往復書簡のみでストーリーが進行していき、途中妻の祖父母間の往復書簡が出てきます。

謎解き・ミステリとしての中心部分は、第2部の祖父母間の往復書簡の部分ですが、それが下敷きとなって夫婦間の問題の謎解きにもつながっていきます。

二つの夫婦間の問題が、当事者間の手紙のやり取りのみによって語られていくという手法は極めて斬新な感じがしました。他の方が指摘しておられるように、多少登場女性の心の動きに得心のいかないところを感ずる部分もありますし、安易に苦界を持ち出している印象などがある点は否めませんが、それでも、謎解きや当事者間の心の動きを、往復書簡のみで表現するというスタイルは興味深いもので(文庫版の解説によれば、他にも往復書簡による作品があるようですが、私にとっては初めてでしたので)、十分に面白く読むことができました。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.18:
(3pt)

末がイマイチ納得できない

人の手紙を読むというのは疲れるものです。特に本書のように四名の手紙を読んでいくという場合、続けて読むと気持ちの切り替えがなかなかできません。そこにミステリーが絡んでくるとなおさらでした。
読了後、不思議な感覚でいます。ストレートに読めば、男の誠意が女の罪悪感を払拭する物語となるでしょう。が、女性の嘘にはバレなければ一生隠し通す、あるいは10ある事実のうち自分の都合の悪い2つについては隠し通す、そんな印象を持っている男としては、結末がイマイチ納得できないものとなりました。
以上、あくまでも個人的な感想です。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.17:
(4pt)

主人公たちは・・・。しかし一読の価値有り!

私にとって子供と見に行く映画「ドラえもん」の脚本家としての印象の強い著者。
こちらのレビューを拝見し、初めて著者の作品を手にした。
現代を生きる悟と美奈子と、美奈子の祖父母の二組の夫婦の手紙のやりとりで全編が展開されている。
手紙という形式をとっているせいか やさしく品のある言葉遣いで綴られている。
始めは「???」の部分も読み進めるうちに明らかになっていき、一気に読まされてしまった。
悟も祖父も互いのパートナーに対しどこまでもあたたかく そして優しい。心一杯 相手を想う。
特に祖父は 漆黒の夜空に澄み渡った朗月のように祖母の心を照らし、支えていこうとする。
男性である著者が描いた2人の男性主人公は ある意味女性の理想像とも言えるであろう。 
それに対し、女性陣の行動がいささか共感できない。
美奈子が離婚を切り出した理由もしっくりこない。
何より祖母が事件前に取った行動そのものが理解できない。
なぜそこに走ってしまったのか。それが「業」というものなのか、私にはわからない。
結果、女性陣の心の奥底に寄り添うことができなかった。
しかしながら 手紙という手法のみでここまで読み手を惹きつける手腕はさすがである。
一読の価値はあると思う。読まず嫌いは勿体無い。
文庫化され、購入しやすくなった今、読もうかどうか迷っていた方も読んでみたら如何だろう。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.16:
(3pt)

一応面白いが、女性像がひっかかる。

神保裕一の本は何冊も読んでいます。
初期の頃の作品に比べると、息切れ感を感じますが、それでも、
さすがに面白い。
物語は、現在の夫婦に起こった事件と、夫婦の妻の方の祖父母に起こった
事件の双方が、手紙のみによって語られるというスタイルです。
双方の事件共に、意外と思えるオチがついています。
ただ、手紙文だけで語られるというスタイルにする意味があまりよく
わからない。作者の自己満足に思えてしまう。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.15:
(5pt)

往復書簡が織り成す物語

物語は破綻寸前の夫婦の手紙のやりとりから始まります。

二人の出会いからこれまでが手紙のやりとりから

少しずつ明らかになっていきます。

この途中に女性の祖母の過去の物語が挟まれ

祖母と孫のあいだの悲しい因縁がわかります。

 愛するだけでは愛にならない、相手を大切にするとは

いったいどういうことなのだろうかと

考えさせられました。手紙のやりとりというと宮本輝の錦秋が有名ですが

こちらも違う形としておすすめです。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.14:
(3pt)

せめてミステリーらしく

連想したのは東野氏の「手紙」ではなく「容疑者X」
全編手紙形式というテクニックに挑んだ意欲作だったのでしょうが
サブテーマの純愛に邪魔されて中途半端なものになってしまった気がしました。
中盤でほぼ展開が推測できてから容疑者Xのように心地よい裏切りが
味わえると思っただけに残念です。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.13:
(3pt)

くどくて飽きてしまった

物語が全て手紙で展開されるという珍しい作品。妻が夫に離婚を切り出す場面から手紙のやり取りが始まるのだが、話は50年前の祖母と祖父の大恋愛が中心となる。正直くどくて飽きてしまった。いくら夫がギリシャに出張中といっても、会って話せば離婚の話は解決するのではと思ってしまう。過去の手紙では、隠し事をしていた理由は興味深く楽しめたが、現代の離婚問題と直接関係がなかったと思う。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.12:
(3pt)

こんな感じが続くのなら、読むのやめようかな

本当に、最近の真保作品はよくない。この作品も始めの方、比較的好評価だったから読み始めたのだが、なんとも陳腐な出来。ページを繰らせる力だけはあるので、☆3つけたが、内容だけなら☆2だ。手紙のやりとりをする当人同士はおいといて、祖父も祖母も、頭でっかちに男の理想を詰め込んだ実体のない人間。浪花節を大袈裟にやり過ぎで、もう読者はついて行けない。美談を書くにも、もう少し現実に則した人物像を創造して欲しい。また女の苦労話として、性産業を持ち出す手法も安直過ぎて、意外性のかけらもない。もう、本当に次回作からは読まないかも知れない。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.11:
(2pt)

終始魂が入らず

通常このような作品は前半10分で虜になるのだがならない。がんばって読み進んでもつまらない。後半、祖母のシーンになったようやくのめりこんでいった。前半がかなりくどいと察した。祖母のシーンはもう少しページを増やしてもよかったのでは。ギリシアとの関連がわからない。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.10:
(2pt)

くどい

手紙形式で書かれているから、なおさら、長々話がくどすぎて、本題までに行き着いているのか、まだ先なのか、何が言いたいのか、手紙形式である必要性が無い気がした。本来、手紙とは、こんなまどろっこしいものでは、ないはず!
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.9:
(3pt)

不自然な符号。

三部構成のこの作品。
第二部である祖父と祖母の手紙部分は、謎解きになっていて面白く読みました。
戦後すぐという時代にしては文章表現が新しいことと、祖父の手紙の方はややくどすぎる、
というつっこみどころがあるとしても、わたしはここだけ単独の小説でも良いかなと思ったくらい、興味を持ちましたね。

第一部と三部はう〜ん・・です。
まず主人公がギリシャにいる点。
これは、そういう設定だから!と言われてしまえばそれまでですが、
”表紙に写真を使うと爽やか”という利点しかないかも。
そして気になったのが、離婚を考えて夫婦で手紙のやりとりをしているときに、
”偶然”祖父が隠していた手紙が見つかるという点。
しかも”偶然”似通った境遇で、”偶然”同じ年齢の出来事というのが、
何ともはやつまらなかったです。
先に祖父の手紙ありきで、それをまねて女性が手紙を書き始めるのであれば、
自然な成り行きではなかったかなと思いました。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.8:
(3pt)

納得できるものではなかった・・・

一緒に行くはずだった妻が交通事故に遭い、夫だけがひと足先に
赴任先のギリシャに向かった。ギリシャの地で妻を待つ夫に届いた
のは、離婚を願う妻からの手紙だった。いったい妻に何があったのか?
手紙だけで構成された異色の作品。
離婚の原因はいったい何か?山上と妻美奈子の間で交わされる手紙から
読み手はそれを探っていく。発想的にはとても面白いと思った。また、
美奈子の祖父と祖母の手紙も、お互いに思いやりにあふれ、胸が熱く
なった。だが実際に、こういう内容の手紙を書けるものなのだろうかと
いう疑問も残る。平凡な生活を送る平凡な人が書いたとは思えない。
「普通の人はこんなふうに書かないのでは?」と不自然に感じるところが
あり、完全には感情移入ができなかった。美奈子が離婚を決意する理由も、
納得できない。説得力に欠ける気がする。ただ、手紙のよさを改めて感じ
させてくれる作品だった。読後、誰かに無性に手紙が書きたくなった。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.7:
(2pt)

平凡?

山上悟はギリシャへの赴任直前に妻:奈美子が事故に巻き込まれ入院したため,単身でギリシャの地へ赴いていた。そこへ突然妻から『離婚』を突きつけられ,分厚い手紙と共に離婚届けが送られてきた・・・
山上夫妻の離婚に端を発する手紙のやりとりと,妻の祖父母が過去に取り交わした手紙のやりとりで綴られた物語。妻と祖母がお互いに夫に隠し通したかったことが,夫婦のやりとりのなかから浮かび上がってくる展開であったが,帯に『深い罪』と題している割には,その罪も自分には平凡に映りった。また,お互いの手紙のやりとりのみで物語を綴るのもいいのであるが,文章や展開が平面的で盛り上がりに欠けてしまっているように感じた。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.6:
(2pt)

意外な始まり、そのまま続く

 手紙形式という意外な始まりで始まり、展開は変わったが、形式はそのままでラストまで引っ張っていった。著者の斬新な試みといいたいのだが、設定を海外と日本にする必要があったのだろうか?と素朴な疑問にぶち当たる。
 感情移入もしづらく、消化不良で終わってしまった。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.5:
(5pt)

手紙の持つ魅力

全編手紙。夫の赴任先ギリシャに共に行く決心を固めた矢先の交通事故で一人日本に残り入院治療をしていた妻から、突然送られてきた手紙と離婚届。あの事故には何かあるのか? 離婚理由も曖昧で納得がいかず、訝しみつつ諭すように労りをこめた手紙を送る夫。そんな折、妻の祖父が他界する。遺品の整理で出てきた、祖父の手紙を写した祖母のノート。そこには父母でさえ知らなかった祖父母の若き日が驚愕の事実と共に記されていた・・・。共に精神的・身体的の違いはあれ負い目のようなハンディーを背負った祖父母。敗戦前後の女性の地位と生き方。母の過ぎる自分への干渉。それらに思い当たった妻はこのノートのコピーを夫に送り自分の“罪”を告白する。ほんの60年程前なのに遥か彼方の日本があり、携帯電話やメールでは伝わらない温もりが感じられる。状況描写等一切ない為自分の想像も加わり引き込まれる。手紙のあい間に呼吸をするといった感じ。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.4:
(2pt)

う〜ん、いまいち・・・

この作家のものは前に読んだことがあるが、この小説はいまいちだった。
最後まで読んでも、最終的に何が言いたいのか分からなかった。
時代の違う男女2組の手紙で小説が成り立っているが
いかんせん、一人の作家がすべて書いているので、手紙の文体が似すぎていて、引いてしまった。
今時の男性の文体と、昭和初期の男性の書く文体が似ているなんてナンセンスすぎる・・・

内容も、仕掛けをしようとしている部分がミエミエで、それさえ大したことがなく、イマイチという読後感だけが残った。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.3:
(4pt)

家族関係説明図を書きながら

読了直後です。本当はもう少し時間をおいた方がより冷静な批評をしやすいのでしょうが、この小説は、時間をおいてもあまり印象は変わらないだろうと思いました。

新聞の書評で評判がよかったので読んでみたのですが、なかなか面白かったですね。
全編手紙、という形式を採用していますが、中心人物がそれぞれの心情を吐露し、それをそれぞれの相手に投げかけなければならないという設定なので、手紙という形式は適していると思います。また手紙らしい流れるような文章なので、謎が徐々に明らかにされていく過程を、ストレスなく楽に読み通すことができます。自分の推理の速度ともマッチしていたようでした。
作者はストーリーと形式とどちらを先に思いついたのか、聞いてみたいですね。同時、と言われそうですけど。

それほど複雑な関係ではありませんが、できれば、家族関係説明図を書きながらお読みになると、主要人物とそれ以外の登場人物との関係と名前がわかりやすくなって読みやすいと思います。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806

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