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追伸



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追伸

追伸の評価: 3.23/5点 レビュー 22件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

共感できなかった

誠実に言葉を重ね、関係の修復を図ろうとする男。それをひたすらはぐらかし、話をぼかそうとする女。どちらも極端すぎて、共感できなかった。男には、誠実すぎて真実味がない。女には、軽率すぎて同情できない。感情にあふれた手紙、それ独特の推敲された言葉遣い。この設定は魅力的だが、登場人物に共感できなかったため魅力半減でした。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.7:
(3pt)

末がイマイチ納得できない

人の手紙を読むというのは疲れるものです。特に本書のように四名の手紙を読んでいくという場合、続けて読むと気持ちの切り替えがなかなかできません。そこにミステリーが絡んでくるとなおさらでした。
読了後、不思議な感覚でいます。ストレートに読めば、男の誠意が女の罪悪感を払拭する物語となるでしょう。が、女性の嘘にはバレなければ一生隠し通す、あるいは10ある事実のうち自分の都合の悪い2つについては隠し通す、そんな印象を持っている男としては、結末がイマイチ納得できないものとなりました。
以上、あくまでも個人的な感想です。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.6:
(3pt)

一応面白いが、女性像がひっかかる。

神保裕一の本は何冊も読んでいます。
初期の頃の作品に比べると、息切れ感を感じますが、それでも、
さすがに面白い。
物語は、現在の夫婦に起こった事件と、夫婦の妻の方の祖父母に起こった
事件の双方が、手紙のみによって語られるというスタイルです。
双方の事件共に、意外と思えるオチがついています。
ただ、手紙文だけで語られるというスタイルにする意味があまりよく
わからない。作者の自己満足に思えてしまう。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.5:
(3pt)

せめてミステリーらしく

連想したのは東野氏の「手紙」ではなく「容疑者X」
全編手紙形式というテクニックに挑んだ意欲作だったのでしょうが
サブテーマの純愛に邪魔されて中途半端なものになってしまった気がしました。
中盤でほぼ展開が推測できてから容疑者Xのように心地よい裏切りが
味わえると思っただけに残念です。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.4:
(3pt)

くどくて飽きてしまった

物語が全て手紙で展開されるという珍しい作品。妻が夫に離婚を切り出す場面から手紙のやり取りが始まるのだが、話は50年前の祖母と祖父の大恋愛が中心となる。正直くどくて飽きてしまった。いくら夫がギリシャに出張中といっても、会って話せば離婚の話は解決するのではと思ってしまう。過去の手紙では、隠し事をしていた理由は興味深く楽しめたが、現代の離婚問題と直接関係がなかったと思う。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.3:
(3pt)

こんな感じが続くのなら、読むのやめようかな

本当に、最近の真保作品はよくない。この作品も始めの方、比較的好評価だったから読み始めたのだが、なんとも陳腐な出来。ページを繰らせる力だけはあるので、☆3つけたが、内容だけなら☆2だ。手紙のやりとりをする当人同士はおいといて、祖父も祖母も、頭でっかちに男の理想を詰め込んだ実体のない人間。浪花節を大袈裟にやり過ぎで、もう読者はついて行けない。美談を書くにも、もう少し現実に則した人物像を創造して欲しい。また女の苦労話として、性産業を持ち出す手法も安直過ぎて、意外性のかけらもない。もう、本当に次回作からは読まないかも知れない。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.2:
(3pt)

不自然な符号。

三部構成のこの作品。
第二部である祖父と祖母の手紙部分は、謎解きになっていて面白く読みました。
戦後すぐという時代にしては文章表現が新しいことと、祖父の手紙の方はややくどすぎる、
というつっこみどころがあるとしても、わたしはここだけ単独の小説でも良いかなと思ったくらい、興味を持ちましたね。

第一部と三部はう〜ん・・です。
まず主人公がギリシャにいる点。
これは、そういう設定だから!と言われてしまえばそれまでですが、
”表紙に写真を使うと爽やか”という利点しかないかも。
そして気になったのが、離婚を考えて夫婦で手紙のやりとりをしているときに、
”偶然”祖父が隠していた手紙が見つかるという点。
しかも”偶然”似通った境遇で、”偶然”同じ年齢の出来事というのが、
何ともはやつまらなかったです。
先に祖父の手紙ありきで、それをまねて女性が手紙を書き始めるのであれば、
自然な成り行きではなかったかなと思いました。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806
No.1:
(3pt)

納得できるものではなかった・・・

一緒に行くはずだった妻が交通事故に遭い、夫だけがひと足先に
赴任先のギリシャに向かった。ギリシャの地で妻を待つ夫に届いた
のは、離婚を願う妻からの手紙だった。いったい妻に何があったのか?
手紙だけで構成された異色の作品。
離婚の原因はいったい何か?山上と妻美奈子の間で交わされる手紙から
読み手はそれを探っていく。発想的にはとても面白いと思った。また、
美奈子の祖父と祖母の手紙も、お互いに思いやりにあふれ、胸が熱く
なった。だが実際に、こういう内容の手紙を書けるものなのだろうかと
いう疑問も残る。平凡な生活を送る平凡な人が書いたとは思えない。
「普通の人はこんなふうに書かないのでは?」と不自然に感じるところが
あり、完全には感情移入ができなかった。美奈子が離婚を決意する理由も、
納得できない。説得力に欠ける気がする。ただ、手紙のよさを改めて感じ
させてくれる作品だった。読後、誰かに無性に手紙が書きたくなった。
追伸Amazon書評・レビュー:追伸より
4163262806

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