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庵堂三兄弟の聖職
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庵堂三兄弟の聖職の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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遺体を加工し、その皮膚で財布や櫛、お箸などの日用品を作る職人芸「遺工」 その「遺工」を家業としている庵堂家の3兄弟が 父親の7回忌のために、実家に集まった数日間を描くもの。 形式的な分類をすれば、ホラーに属するものの、 恐怖心や気持ちの悪さを感じることはありません。 むしろ、『遺体』に真摯に向かい合うことを通じて 『死』と向かい合う兄弟の姿は 天童荒太さんの『悼む人』や映画『おくりびと』に通じるものを感じます。 とりわけ印象的なのは 最愛の娘を失った母親が、娘の遺体を剥製へと加工するのを見守る場面。 死を受け入れることができず、 娘が好きだった歌を歌いだしてしまう母親の様子が、あまりに痛切です 死臭漂い、血肉がほとばしる作業場 おまけに「糞」を連呼する弟 なのに、にもかかわらず、 読後に残るのはさわやかな気持ち・・・・ ホラー小説と思わずに、多くの方に読んでいただければと思います☆ なお、野生時代の12月号に本作のスピンオフ作品が収録されています こちらは「糞」が連呼されない上に 本作の醍醐味がコンパクトにまとまっていてとても読みやすかったです。 併せてお楽しみいただければ―と思います | ||||
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展開のドキドキ感・ハラハラ感と、読んだ後の爽快感のバランスが絶妙で、 林真理子の「さわやかな読後感」という評に超納得でした。言い得てる! あと、三兄弟のキャラクターが良かった〜! 三人ともそれぞれに人間味があって、惹かれました。 グロテスクな状況が、読んでいるうちに逆に神秘的に思えてきて、、、 出産とかも感動的なようなグロイ様なって感じじゃないですか、そんな風に思えてきました。 まさに聖職って感じです。 | ||||
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展開のドキドキ感・ハラハラ感と、読んだ後の爽快感のバランスが絶妙で、 林真理子の「さわやかな読後感」という評に超納得でした。言い得てる! あと、三兄弟のキャラクターが良かった〜! 三人ともそれぞれに人間味があって、惹かれました。 グロテスクな状況が、読んでいるうちに逆に神秘的に思えてきて、、、 出産とかも感動的なようなグロイ様なって感じじゃないですか、そんな風に思えてきました。 まさに聖職って感じです。 | ||||
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評価が二分している様ですが、変なバランス感覚の作品が好みの私には新人の作品としてはかなり気に入りました。 高いテンションと熱気が張り巡らされていて、長男はじめ人物造形が荒削りではあるけれど魅力的。ホラー小説の文脈をもうちょっと加味してほしかったけれど、著者のグロテスクな描写に拘泥せず、兄弟三人の葛藤や生活、「死」ではなく「生」に主眼を据えたビルドゥンスク・ロマンに舵を切ったところには好感が持てます。 読んでいる途中で「あ、そういえばこれ死体なんだよね(笑)」と思うところがえもいわれぬ読み心地を生んで、林真理子さんが選評で語っているさわやかな読後感にまっすぐ到達することができました。この設定でこの出口に向かおうとする、あるいはたどり着ける作家はちょっと思い当たりません。著者の何か新しい地平を切り拓こうとしているようなスタンスは評価に値すると思います。この真藤順丈氏、他にも三つの賞で受賞しているそうで話題性ばかり先行しているようです。 私は正直、賞の数は関係ないと思います。次回作でどのような作品を出してくるか注目されるところです。 | ||||
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評価が二分している様ですが、変なバランス感覚の作品が好みの私には新人の作品としてはかなり気に入りました。 高いテンションと熱気が張り巡らされていて、長男はじめ人物造形が荒削りではあるけれど魅力的。ホラー小説の文脈をもうちょっと加味してほしかったけれど、著者のグロテスクな描写に拘泥せず、兄弟三人の葛藤や生活、「死」ではなく「生」に主眼を据えたビルドゥンスク・ロマンに舵を切ったところには好感が持てます。 読んでいる途中で「あ、そういえばこれ死体なんだよね(笑)」と思うところがえもいわれぬ読み心地を生んで、林真理子さんが選評で語っているさわやかな読後感にまっすぐ到達することができました。この設定でこの出口に向かおうとする、あるいはたどり着ける作家はちょっと思い当たりません。著者の何か新しい地平を切り拓こうとしているようなスタンスは評価に値すると思います。この真藤順丈氏、他にも三つの賞で受賞しているそうで話題性ばかり先行しているようです。 私は正直、賞の数は関係ないと思います。次回作でどのような作品を出してくるか注目されるところです。 | ||||
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前作ではまり、楽しみにしていた2冊目。 地図男とかなりテイストが違うので驚いたけど、面白かったです。 というか、こっちの庵堂三兄弟の方が好きです。 グロい部分とかあるのだけどホラーという感じはあまりせず、 三兄弟の人間模様を描いていきます。 登場人物の苦悩、気持ちの揺れ動きがとても繊細でリアルで、泣けました。 恋愛的な要素もあって、そこがとくに繊細です。 呪ったり不幸になったりするのがホラーのイメージだったけど、 むしろ大切な人の死を弔い、前向きに受け止めていく内容で、 読み終わったあとに明るい気持ちになりました。 ただ最後の展開はちょっと疑問かも。 でも、なんか兄弟三人ともいい奴だな〜って思います。 ただし、人体を加工するシーンなど細かく描写されてるので、苦手な 人は怖いかも。 | ||||
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前作ではまり、楽しみにしていた2冊目。 地図男とかなりテイストが違うので驚いたけど、面白かったです。 というか、こっちの庵堂三兄弟の方が好きです。 グロい部分とかあるのだけどホラーという感じはあまりせず、 三兄弟の人間模様を描いていきます。 登場人物の苦悩、気持ちの揺れ動きがとても繊細でリアルで、泣けました。 恋愛的な要素もあって、そこがとくに繊細です。 呪ったり不幸になったりするのがホラーのイメージだったけど、 むしろ大切な人の死を弔い、前向きに受け止めていく内容で、 読み終わったあとに明るい気持ちになりました。 ただ最後の展開はちょっと疑問かも。 でも、なんか兄弟三人ともいい奴だな〜って思います。 ただし、人体を加工するシーンなど細かく描写されてるので、苦手な 人は怖いかも。 | ||||
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ホラー大賞受賞の最新作です。ホラーですから、内容はそれなりで 読む人の期待は裏切らないものですが、最初の4頁ほどは、気の 弱い人は食事前には読まないことを提案します。 まだ途中までですが、内容は期待通りです。 読み終わったら再投稿します。 | ||||
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ホラー大賞受賞の最新作です。ホラーですから、内容はそれなりで 読む人の期待は裏切らないものですが、最初の4頁ほどは、気の 弱い人は食事前には読まないことを提案します。 まだ途中までですが、内容は期待通りです。 読み終わったら再投稿します。 | ||||
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