ジュリエット
- ゴルフ場 (21)
- 儀式 (103)
- 日本ホラー小説大賞受賞 (3)
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日本ホラー小説大賞受賞作品を、年代の古いものから順に読んでいる。 本作品は、4作品目。 出だしは、期待を持たせた。 自己破産した主人公が、子供2人を連れて(妻とは死別)、南西諸島のどこかの島に渡る。 開発が中断されて放棄されたゴルフ場の維持・管理の仕事に就くためだ。 彼らは、ジャングルの只中にある、クラブハウスとして建てられた巨大な建物に住むが・・・ ところが、いつまでたっても、怖くならない。全体の2/3を過ぎても・・・いや、最後まで。 退屈な心理描写や、どうでもよいような出来事に関する記述が、延々と続く。 冗長過ぎて、読み進めるには、相当の忍耐力を要する。 その挙句、読み終えても、この話は結局何だったのか、という釈然としない気持ちだけが残る。 ホラーとしての怖さは、微塵も感じられない。 なぜこんな作品が大賞を受賞したのだろうか。 単行本に付されている選評を読むと、その疑問がある程度は解ける。 応募者にプロアマ問わないこの賞は、作品の完成度より、独創性や今後の期待値の高さを重視するようだ。 本作品も、弱点をいくつか指摘されている。 どの作品を推すか、だいぶ迷った選者もいた。 一方、本作の作者について選評には、「ひょっとするとこの作者は、大化けして日本のホラー史を書き替える傑作を書く才能を秘めている」、「今回の大賞で、さらに飛躍されるに違いない」などの言葉が寄せられており、期待値の高さが窺える。 だが、残念なことに、その期待はあまり実現しなかったようだ。 | ||||
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途中まではおもしろかったし、ゾクッとしたところも多々ありました。 ただ、後半に入るに連れ無理に感動に持っていこうとしたのか、ダラダラ書かれてる感じがします。 文章表現は上手いのですが、たまに稚拙な文が目立ち、物語に入り込めなかったです。 犬のシーンは感動しました。 | ||||
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破産宣告をした健吾は息子と娘を連れて南の島へ移住する。そこで、水字貝が亡くなった自分の妻を描いているところを目撃する。そこから、健吾ら家族に奇妙な出来事が訪れる。 島国のおおらかかつ、閉鎖的な世界観が素晴らしい。それとホラーが絶妙に相まみれている。 リーダビリティも高く、最後まで読ませる力がある。 しかし、肝心のホラー自体が凡庸で目新しさが無い。 しかも、ホラーの禁じ手を使ってしまっている。 ホラー大賞作品としては、物足りない作品。 | ||||
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賽ノ河原で延々と小石を積んでいるような、囚われた心理パターンを延々と続ける登場人物達。こういう書き手って多いね。郵便屋(芹沢準)もそうだったし、視野の狭さに辟易してしまうなぁ。もちろん、それが面白い場合もある。しかし、こういった心理パターンがデフォってどうなんだろう。その点、乃南アサは、かなり巧く使い分ける作家ですね。・ 良い点吐露、心理描写、情景描写の織り交ぜ方が非常にうまい。夢と現のはざまを行ったり来たり、混乱するかしないか、もしくはその混乱自体が、穏やかに楽しめる。選評の島文学って良いネーミングだと思う。まさに、リゾートの思い出に浸るような感覚で、「混乱」をうまくホラーに噛み合わせている。それと盛り上げ方もうまい。小出しにしつつ、演出を図っているのは好印象。この人、純文学の方がいいかもね。・ 悪い点ごちゃ付き過ぎ。選評通り、ネタに一貫性がなく、関わりも希薄。せっかく小出しに演出しているのに、関連の薄さが全てをダメにしている。軽い物を積み上げて行くのは、良いが、関連が無いために全然心に残らない。ホラーとして積み重ならない。ネタ、一つ一つは、良質ホラーの前振り程度の能力はあるのに、積み重ならないから、より強い恐怖につながらないし、印象にも残らない。まったく――。もったいない。それと、囚われた心理パターンを延々と続ける作家さんに多いのが「くどさ」かな。そういう執着はある意味怖いが……。ただこの作家さんの場合は、軽快な会話や、一人遊びめいた呟きがあるから、割合楽しめる。あとは、結局何が書きたかったんだ? ってところかな。ネタと同じようにテーマも一貫していない。小説読むと、作家の性格ってモロ分かりだよねぇ。---ふと思う事として、なぜ大人は子供の心理が分からないんだ?通ってきた道だろう? なぜ忘れてしまうんだ?しかも5歳の子供に「死」が分からないって??? 御冗談を・・・。ああ、人による(子供による)かもしれないな。ただ、少なくとも、洋一は感受性が高く、察しの良さそうな子供だぞ。 | ||||
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何だろう。ところどころ冗長というか、まわりくどいよーなだらだらとした展開は。 とはいってもアイディアは凄く良いしホテルの不気味さもシャイニングを思い出したりして、面白くもあったんだけど、文庫本のほーがかなり良かった。 | ||||
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